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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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「現実悪」を売る相場は心情的に怖いが底は浅い…
 多くの悪材料が出ているにもかかわらず、小動きを続けていた米国株は、昨晩、急落してきました。大手証券のアナリストが、シティグループやGMを格下げしたことや、市場でクライスラーが連邦破産法を申請する…という噂が流れたことから、これまで保っていた緊張の糸が「ぷっつり」と切れた状態になってしまいました。ニューヨークダウは358ドル安の1万1453ドルとほぼ安値引け。為替は106円台に突入。ドル安を映し原油価格は1バレル140ドル台に急騰するなど、日本株にとっても最悪の相場環境になってしまいました。

 これで、ニューヨークダウは「2段下げ」に入ったことになり、先行きが懸念されます。ニューヨークダウのチャートについては、6月13日に解説していますが、今日は、もう少し長い足で見てみたいと思います。
ny  dau 30

 図(クリックし拡大して見てください)は、ニューヨークダウの月足ですが、株式レポートの今週号のものを加工したものです。昨晩の急落で、1999年につけたザラ場高値1万1722ドルを下回り、当面の急所に到達しました。

 一段安が懸念されるところですが、チャートに示したように、ここから下のゾーンは、2000年にピークを迎えたITバブル時に3年がかりで形成したテーブルに到達します。大体、1万1300ドル前後がテーブルの上限になりますが、過去の動きをみると、大底からの戻り過程では、このテーブルに近づいたところから揚げ足が鈍り、突破するのに3年を要しています。それだけ、このテーブルの上値抵抗力が強かった証です。しかし、その後、金利低下措置などから、このテーブルを突破。株価上昇は勢いを増し。1万4000ドルの大台をつけることになりました。

 この流れをみても、ITバブルピーク時に形成したテーブルの重要性がわかると思います。前回は上値抵抗ゾーンとして機能しましたが、今回はこのテーブルが下値抵抗ゾーンとして機能してくるはずです。今年、3月の金融危機では市場は1929年の再来を意識して、このテーブルに突っかけましたが、このときは跳ね返されています。このゾーンを突破するには、相当大きな悪材料が必要ですが、「1929年の再来」を上回る大悪材料とは何があるのでしょう…?良く分かりません。

 とにかく、テクニカルに判断すると、1万1300ドル付近はこのテーブルゾーンに入ってきて、かなり下値抵抗力が強まってくるものと思われます。6月13日に書いたチャート解説とあわせて読んでいただければ、分かりやすいと思いますが、そのときの、下げエネルギーの解消点も確かこのテーブル付近にあった、と記憶しています。

 変な強気をするつもりはありませんが、このテーブルを簡単に突破してしまうようなら、これから先の世界経済に待っているものは「真っ暗闇」しかないように思います。そんな悪材料って一体何なのでしょうか。レポートでも解説しましたが、現在は、3月中旬に何がなんだか分からない恐怖心から株を売ったことに対して、懸念していたことが現実の姿をあらわした「現実悪」を売る段階に移行しています。実際に、目の前に悪材料をみているわけですから心情的には今が一番しんどいところ…。しかし、3月の段階で、一部は織り込んでいることも事実…。

 ここはテーブルの下値支持力を信じて見たいと思います。 
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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