大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2017/06 | 07
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -



本日の日本株は、アジア株は堅調だったものの、円高に加え、企業業績の先行き懸念から広範囲に売られ、3日続落して終了
まず、訂正から…。朝の書き込みで、NASDAQ総合指数について、-12.71ポイントと書くところ、+12.71ポイントと書いてしました。お詫びとともに、訂正させていただきます。

 さて、先週末の日銀のマイナス金利採用サプライズも週明け月曜日までしか持ちませんでした。マイナス金利の対象が明確になっていなかったことから銀行経営にマイナスになるとの行き過ぎた警戒感が出ていたことも、マイナス金利の持つ物価刺激効果を削ぐことになってしまったようです。昨日になって日銀当座預金の10兆円~30兆円に抑える方針を示唆。当初からの210兆円部分については0.1%の金利を従来通り支払うとし、銀行収益への不透明感を払しょくする動きにでました。しかし、米国で、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が、世界の金融にひっ迫感が起きているとして、性急な利上げをけん制する発言をすると、利上げ懸念は遠のいたとして、ドルが急落。せっかくの日銀の英断も、吹き飛ばされ、円は、マイナス金利採用以前の水準まで上昇することになってしまいました。

 しかし、今度は、ECBのドラギ総裁が、「インフレへの対応に遅れれば、重大な事態を招く…」とし、追加緩和を示唆。原油の反発も手伝い、欧州株は反発に向かっています。なんだか、日本だけが割を食うような格好になっていますが、問題は、先進国や中国の中銀がてんでん、バラバラに政策を遂行したり、発言したりしていることで市場が混乱していることにあります。中国危機に関しても正確な情報や一貫性のある政策が行なわれないことが不信感を招き、危機を必要以上に増幅している側面があり、そろそろ、国際強調体制を構築し、市場の不安感を取り除く時期に来ていると思うのですが…。どうも、G7主催国の安倍首相は、参院選へ向けて憲法改正を前に出そうという考えがあるようで、經濟をおざなりにしているところを投機筋に突かれている感じも受けます。

 ただ、前から書いているように、年初来起きている市場の波乱は、CTAなどの投機筋による売り仕掛けを背景に、不透明材料を必要以上に拡大して喧伝し、投資家の不安心理に対してマスコミが恐怖心をあおったことも、下げに拍車をかけたように思います。ただ、原油価格も次第に落ち着いてきましたし、中國も来週初めから「春節」入りすることから、波乱も小休止してくるはずです。おまけに、投機筋による円買いなどを伴った市場の売り崩しで、彼らの思惑通り、経営者が市場の動きを見て弱気に転換。続々と通期見通しを下方修正しだしています。一時、1270円近かった日経平均予想EPSは1170円弱に低下。市場の波乱具合によっては、さらに下方修正が続き、EPSが低下。投機筋が売り仕掛けする大義名分を与えることにもなりかねません。日銀のマイナス金利採用の大英断を信じ、もう少し強気の見通しを出してくればいいんですが、円高、デフレ、貸し剥がしなど痛め続けられてきたことから、どうしても縮み志向から抜け出せないようです。このままでは、弱気の業績見通しを材料に、賃上げも回避するような動きが出かねません。それだけに、安倍首相のリーダーシップが望まれるのですが、何故、景気を回復軌道に乗せるまで、憲法改正論議を封印できないんですかね…。市場がびっくりするような財政出動でもやって見せたら…。

 今日の日経平均は1万7000円大台の攻防戦に終始。結局、146円26銭安(0.85%)の1万7044円99銭と、かろうじて大台を維持。TOPIXは17.46ポイント安(1.24%)の1388.81ポイントと、ともに3日続落して終了。出来高は1.2億株増の31億2841万株、売買代金は約3000億円減の2兆8587億円に減少。銀行株に加え、台湾のホンハイの出資を仰ぐ方向で話が進み始めたシャープなど、低位株に商いが集中したことが出来高増につながったようです。騰落状況は、値上がり322、値下がり1541。VI指数は0.7ポイント上げ133.67ポイントと、高水準にとどまっており、先行き警戒は続いています。

 今日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは、5勝7敗(41%)に低下。RSIは、日経平均が49%→48%、TOPIXは50%→48%、と弱含み横ばい。25日線かい離率は、日経平均が-2.0%→-2.5%、TOPIXは-1.72%→-2.56%に、それぞれマイナスかい離が拡大。騰落レシオは、77%→69%に低下。モメンタムは弱含んでいますが、ストキャスティックスやRCIなど短期の指標は、まだ高止まりしており、整理未了感を暗示しています。今日発表された投資主体別売買動向を見ると、海外投資家は日経平均先物を再び1000億円以上売り越してきましたが、このところCTAの機関店とみられる欧州系証券の動きは鈍っており、指数売買に関しては、だんだん振幅が小さくなっていくのではないでしょうか。

 その分、個別株への短期筋のウリ参入が目立ってきました。ただ、第3四半期は増益を維持。市場のムードに押されて通期見通しを下方修正した企業も多く、下手に売り持ちすると、決算期末は怖いことになるかもしれません。また、これだけ株価が下落し、3%や4%の配当利回りの株がごろごろしているときに、日銀が銀行の当座預金からの締め出しをやったわけですから、地銀などの資金が、配当取りに動いてこないとも限りません。まあ、今は、売り方が勢いづいていますから、何を言っても通じませんが、売り安心状態のときは流れが変わる時期が接近しているときでもあります。自民党の企業献金を支える大手企業の株価が軒並みアベノミクス以前の水準まで押し下げられては、首相にとっては、市場からあべのミクスを否定されたようなもの…。そのうち本気の対応が出てきそうな、はかない予感もあるのですが…。
 今日は、レポートの中から、中小企業支援関連のミロク情報サービスと日本ユニシスが急伸していました。まあ上がったら、確実に益出ししていかないと、明日はどうなるかわからないという安定感を欠いた相場ですが…。米国株は、原油高を受け先物は上昇していますが、円に上げ圧力がかかっていることから、日経平均先物は、大台を割りこんで取引されていますね。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。
スポンサーサイト


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ