大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2017/07 | 08
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週明けのの米国株は、金融不安を映す欧州株安や原油価格の下落、WEB関連企業の業績悪化などを嫌気し、続落して終了
 おはようございます。
 海外では、週明け早々から悪材料のオンパレードのようです。欧州ではかねてから財務の悪化が懸念されていた、ドイツ銀行に対し、一部のアナリストから「高リスク社債の利払いが、来年にも支払えなくなる可能性がある…」と指摘され急落。倒産リスクを表す同社のCDS価格は、昨年末の187bpから、438bpに上昇。市場は破たんリスクの高まりを予想。影響は南欧の高債務国債券下落などに広がりを見せ始めました。また、米国では、シェル開発のパイオニア、チェサピーク・エナジーが、企業債務の見直しのため、アドバイザーを採用したことが、破産へ向けての準備を進めているととらえられ、売りが殺到。売買停止措置を受け、投資家の不安心理をあおっています。「破産申請の意図はない…」との会社側の説明で、いったんは落ち着きを取り戻したものの、再度、売りなおされていました。また、オバマ大統領は、予算教書に金融規制強化に向け監督官庁の予算を増やす計画とされたことも、市場の拒否反応を強めたようです。まあ、つぎから、次と足を引っ張る材料が出てきますね。特に、オバマ大統領は、金融規制の強化が今回の危機の根幹にあることをわかっているんjでしょうか。
 
 8日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万6027ドル05セント      -177ドル92セント(1.10%)
 NASDAQ総合指数       4283.75ポイント         -79.39ポイント(1.82%)
 S&P500             1853.44ポイント         -26.91ポイント(1.42%)
 CME日経平均先物       1万6460円            -540円
 10年物国債金利         1.7350%             -0.0130%
 ニューヨーク原油         29.69ドル             -1.20ドル
 GOLD               1197.90ドル            +40.2ドル
 ドルインデックス          96.69               -0.36      


 週明けの米国株は、一部銀行への経営不安や3月にも予想されるECBの追加緩和策への疑問から欧州株が急落した流れを受け継ぎ、先週末から続落してスタートしました。前週末のWEB関連企業の決算で、米企業の投資抑制姿勢が強まったことがイヤケされ、WEB関連企業が続落したほか、大手シェールオイル関連企業が経営不安から、株価が急落。一時、売買停止になったことも投資家の不安心理を煽り、下落幅を拡大。ニューヨークダウは、昼過ぎに、この日の安値1万5803ドル(前週末比401ドル安)をつける場面もありました。ただ、経営不安が伝えられたシェール会社が「破産申請をするようなことはない…」と市場に流れる噂を否定したことから、市場も落ち着きを取り戻し、引けにかけては買い戻されて下落幅を縮小していました。結局、主力3指数とも続落。NASDAQ総合指数は、昨年8月24日の中国ショック時の安値を下回っています。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり645、値下がり2524(NASDAQ市場は、820-2051)。VIX指数は2.62ポイント上げ26.0ポイントに上昇。再び、先行き懸念が強まっています。

 ダウ30種は、値上がり9、値下がり21。大手シェール会社の経営不安を受けたシェアの拡大期待からシェブロンが3.75%、エクソンが1.35%、それぞれ上昇。J&Jが1.75%、P&Gが1.75%それぞれ上昇。高配当、業績安定株が上昇。一方、欧州銀行不安の流れを受けGSが4.6%下落。VISAが5.27%、AMEXが2.93%、それぞれ下落するなど金融関連の下げが目立ちました。また、住宅への懸念からホームデポが3.97%下落。8銘柄が2%超えの下落となり指数の足を引っ張りました。業種別は、エネルギー、生活必需品、金鉱山、貴金属などが上昇。住宅、パイプライン運営、携帯電話、不動産所有、不動産投資などが下落。

 NYダウは続落。指数寄与度の大きい金融株の下落が指数の足を引っ張っています。下落中の25日線の下落圧力を受けている形ですが、1万6000ドルの大台割れ局面では、押し目買いが入るなど、底堅い動きも…。当面、大台固めの動きが続きそうですが、ニューヨーク市場の52週来安値更新銘柄数が前週末の169から、446に急増(NASDAQ市場は、169→531)するなど、投資家心理が弱気に傾きつつあるのは懸念材料。当面は、市場に漂う不透明感の払しょく待ちか。

 米国株は続落。円は、欧米株安や欧州金融不安の再燃懸念を受けたリスク回避資産買いの一環で買われ、対ドルは115円60銭台に、対ユーロは129円50銭台に、それぞれ急伸。CME日経平均先物は、大証先物終値を540円下回る1万6460円で帰ってきました。レンジは1万6205円~1万7085円。出来高は、前週末比1万4000枚増の8万9093枚。本日の日本株は、欧米株安の流れやCME日経平均先物終値にさや寄せする先物売りから、急落スタートになりそうです。引き続き、GLOBEX夜間取引市場の原油、米株動向を横目で見ながらの展開になりそうですが、原油価格は30ドルの大台を回復して推移しており、売り一巡後は底堅い動きになるか…。昨晩も書きましたように、週末にオプションSQを控え、1万7000円のプット建玉が多いことから、先物を使った売り圧力がかかりやすいことが懸念材料。引き続き、内需がらみの好業績かつ週足の崩れていないもの…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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