大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は、原油価格は続落したものの、強い雇用関連指数や今晩のイエレンFRB議長の議会証言を思惑したポジション調整から売り買いが交錯。主力3指数とも小幅に続落して終了
 おはようございます。
 欧州では、ドイツ銀行に加えイタリアのウニクレディットの経営不安も伝えられるなど、犯人探し的な動きが拡大してきました。ドイツの財務相は、ドイツ銀行に関して「心配していない」とし、同行の最高経営責任者も「利払いには問題ない…」と会見。火消しに躍起になっていますが、嵩にかかった投機筋の勢いをそぐことはできないようです。また、前日のチェサピーク・エナジーに続き、この日は独立系石油ガス生産のアナタルコが8割減資を発表して売られ、エネルギー関連企業への融資の焦げ付きを懸念して米株が下落するという悪い流れが続いています。昨日も書きましたように、いろんな悪材料が並べられ、今の市場の波乱を説明しようとしていますが、どれも納得いく説明にはなっていません。以前から、書いているように、今回の様々な市場出の崩れが始まったのは、2014年の半ばから…。市場への影響を懸念し、1年実施が延期されていた(銀行の自己売買や、リスク資産保有を大幅に制限する)ボルカールールが、この時期に予定通り1年後(2015年7月21日)に実施されることが決まっています。銀行では、影響の大きさから、さらに延期されるのでは…として、対応が遅れていましたが、予定通り実施されることになり、慌ててリスク資産の縮小に走っています。この時期から、原油や新興国の通貨下落が始まると同時に、資金が米国に還流していることから、強烈なドル高に
なりました。この流れを見るだけでも、波乱の根本原因が何かがわかります。オバマ政権は、今回の予算教書で、証券取引委員会や商品関連の監督庁の予算を増やし、さらに金融規制を強化する方向で動いています。本来なら、市場の混乱の際には、大手銀行などの自己売買が買い向かい市場が安定するものですが、ここが規制されていては…。結局、逆張り投資家がいないなか、追い込まれたヘッジファンドなどの投機筋がレバレッジを最大に膨らませて、市場の矛盾を突いているのが、今の状態なのでしょう。「羹に懲りてなますを踏む」ではないですが、金融危機の原因を作った金融機関を無理やり「座敷牢」に閉じ込めようとしているところに、危機の原因があるということに米政府が気づくべきだと思うのですが…。世界の金融市場は窒息しかかっている…。

 9日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        1万6014ドル38セント      -12ドル67セント(0.08%)
 NASDAQ総合指数      4268.76ポイント         -14.99ポイント(0.35%)
 S&P500            1852.21ポイント         -1.23ポイント(0.07%)
 CME日経平均先物      1万6115円            +55円
 10年物国債金利        1.7290%             -0.0060%
 ニューヨーク原油        27.94ドル             -1.75ドル
 GOLD              1198.60ドル            +0.70ドル
 ドルインデックス        96.01                -0.67 


 昨日の米国株は、ドイツ銀行など欧州の問題銀行への懸念から欧州市場が下落した流れを受け、売りが先行。国際エネルギー機関の弱気の需給見通しを受け原油価格が下落しエネルギー株が売られたこともあり、ニューヨークダウは寄り後まもなくこの日の安値1万5881ドル(前日比46ドル安)をつけています。その後、昼にかけ何度か安値をトライする動きがあったものの、下値が堅かったことから、次第に買いが増加。明日のイエレンFRB議長の議会証言を控えポジション調整の買戻しも入り、引けにかけ上げ幅を拡大。一時は、1万6136ドル(同109ドル高)をつける場面も…。ただ、前日に続き、この日もシェール関連企業が大幅な減資を発表して売られるなど、エネルギー関連企業への懸念が継続したことから引けにかけ上げ幅を縮小。結局、主力3指数とも小幅に続落して終わりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり965、値下がり2191(NASDAQ市場は、966-1852)。VIX指数は0.54ポイント26.54ポイントと高止まり。

 ダウ30種は、値上がり16、値下がり14。ホームデポが1.8%、ファイザーが1.89%、デュポンが1.6%、ユナイテッドヘルスが1.04%、それぞれ上昇。一方、原油安を受け、シェブロンが3.57%、キャタピラが1.01%、それぞれ下落。ウォルマートが1.63%下落。ハイテクのIBMが1.29%、ベライゾンが1.16%、シスコシステムズが1.22%下落。エネルギー関連を除いては、物色動向に特色は見られませんでした。業種別は、運輸、公益事業、ヘルスケア、住宅、金山、建設資材などが上昇。エネルギー、ギャンブル、メディアなどが下落。

 NYダウは3日続落。1万6000ドル大台を挟んだ攻防戦が続いています。下落中の25日線が上値圧迫となり、上値が切り下がっていることが気になります。25日線の対応点が急速に切り下がり、10日前後で移動平均線の改善が始まりますが、それまで限水準で踏ん張れるかがカギに…。NASDAQ総合指数、S&P500は昨年8月高値を上値抵抗として意識し始めており、そろそろポジティブサプライズがほしいところ…。

 米国株は続落。円は、リスク回避の動きが強まりスイスフランとともに買われ、対ドルは115円10銭台に上昇。対ユーロは、ECBの緩和思惑が強まり130円台に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を55円上回る1万6115円で帰ってきました。レンジは、1万5820円~1万6425円。一時は、1月21日に付けた安値1万5790円に迫る場面もありました。出来高は、約2万4000枚増の11万2730枚に増加。本日の日本株は、引き続き為替やGLOBEX市場の原油、米国株先物にらみの展開になりそう。海外先物筋の仕掛けで国内機関投資家の動揺が続いていますが、東芝などの特殊な赤字計上が利益の一時的な下押し要因となっており、そろそろ冷静な判断で日本株を再評価するところ。国内のバーゲンハント専門の投資家の動きに期待。週末のオプションSQを控えた最終売買日になることから、一時的に波乱する動きも予想されますが、明日の休日に、今晩イエレンFRB議長の議会証言を控えていることから、引けにかけてはポジションの手仕舞いから堅調な展開になるか…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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