大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2017/07 | 08
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



週末の日経平均は、海外株安や円急騰を嫌気した売りに加え、国内投資家の信用買いの投げや先物ヘッジ売りなどから、3日続落して終了
 本日の日経平均は760円78銭安(4.84%)の1万4952円61銭、TOPIXは68.68ポイント安(5.43%)の1196.28ポイントと、ともに3日続落。出来高は、オプションSQの関係で、前日比8.55億株増の47億0416万株、売買代金は6465億円増の4兆1833億円に増加。騰落状況は、値上がり53、値下がり1877。VI指数は5.69ポイント上げ49.84ポイントに上昇。ピークは50ポイント台をつけ昨年8月の中国人元切り下げショックを上回っており、先行き懸念もピークに達した…?
 今日の引け値での日経平均、TOPIXサイコロは、ともに4勝8敗(33%)で変わらず。RSIは、日経平均が47%→30%、TOPIXは46%→31%に、それぞれ低下。再び、底値圏の40%を割り込んできました。25日線かい離率は、日経平均が-8.8%→-11.87%、TOPIXは、-9.25%→-13.45%。異常値のレベルに入ってきました。騰落レシオは58%→56%に低下。

 やっと一週間が終わりました。正直、精神的に疲れました。オイルショック、ブラックマンデー、バブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショックと、いろんな危機を経験してきましたが、今回の下げばかりは、過去の経験則が通用しない性質の悪いもののような気がします。レポートでは、昨年8月の中国危機以降の海外投資家の日経平均先物の売りを追いかけてきましたが、昨年末の段階でも高水準の売り残が残っていたほか、過去、米国が金融引き締めを示唆すると、ドル安(円高)になるケースが多く、年明けは指数に絡んだものは警戒したほうが良い…として、指数売買の影響を受けにくい小型成長株を中心に注目してきましたが、1月から2月初めまでは何とか乗り切ってきたものの、最近の、指数の下げのすさまじさに、足を引っ張られて沈んでしまいました。CTA(商品投資顧問)とみられる海外投機筋が昨年来積み重ねてきた株先物売り残を種玉とし、昨年末頃から、売り仕掛けをスタート。シカゴIMM通貨先物市場で円買いを進めるとともに、日本でも「株先物売り・円買い」のウリ仕掛けを再開。下げが勢いを増すとともに、トレンドフォロー型のヘッジファンドなどの投機筋が参戦。売りの規模が拡大したことが、年初来の下げを加速した要因でしょう。

 CTAに関しては、世界のいろんな市場や商品を対象に24時間稼働のコンピューターで売買を繰り返しているといいます。スタッフを採用する場合にも経済や投資の知識や能力を持つ人は無用で、もっぱら、コンピュータやシステム構築などの能力を持ったものを重用するといいます。コンピューターが無機質にトレンドにしたがって売買しますから、PERやPBRなどは一切無視され、トレンドが転換するまでは、売りを積み重ねていくやり方のようです。最近の動きを見ていれば納得ですね。ただ、1月29日の日銀のマイナス金利の採用があった翌週は、日経平均先物を649億円、TOPIX先物は4424億円買い戻しており、本来なら、このあとスパイラルに買戻し相場が続くかもしれなかったはず。しかし、この時に欧州でドイツ銀行の経営不安の話が浮上。リスク回避の円買いが起きたほか、米景気後退懸念や世界的な金融波乱を受けた利上げ後退観測が台頭。再度、円が買われ始めたことが、再び、「株先売り・円買い」となり、今週の大幅安につながったのではないでしょうか。特に、今週は、国内投資家の間に、追証の発生懸念による投げや機関投資家の損失カバーの先物売りなどが入り、下落幅を拡大した部分もあり、下げの中身は変わりつつあるような気がします。おそらく、今週の下げの過半は国内投資家のウリによる自壊的な色合いが濃そうです。

 大量の売り玉を保有する海外投機筋だって、これだけ市場が波乱してくると、日銀や政権が何を仕掛けてくるかわからず、国内投資家の売りに対し、買戻し玉をぶつける動きにでてくるはず。先ほど紹介した先物売買の内容にみるように、すでに2月第1週から流れが変わり始めてきました。また、今日の先物手口を見ても、CTAの機関店と見られる欧州系証券は買い越し…。まあ、自分の「ふところ勘定」で相場をみるのもいいですが、これだけ相場が波乱してくると、投機筋だって毎日薄氷を踏むような状態のはず。こんな時に、先物売りを出したりすれば、まさに「ごっつあん」で買戻しをされるんでしょう。

 とにかく、これまでの経験則が通用しないといっても、いつかは投機筋も買いもどしをしなければなりません。それも、コンピュータ売買ですから、買戻しが始まったら今度は株価が急騰。上向きのトレンドが確定したら、今度は買いを積み重ねていくことになります。今日の解説を見ていると、PERがPBRが…といっていますが、コンピューターによる高速回転商いが相場を形成しているという視点がかけているような気がしますが…。これは、たとえ話ですが、日銀が、毎日500億円ずつ先物を買う…と宣言したら、一気に売り玉が巻き戻され、さらに円も買い戻され、株と為替の問題が一気に片が付くよう無きがしますが…あまいでしょうか。

 相変わらず、今回の市場の原因探しが続いているようですが、以前から書いているように、最大の原因は、金融危機を引き起こした大手銀行を、規制でがんじがらめにしたこと…。本来、デリバティブなど自己売買を使い逆張り投資家としての機能を果たしていたものを、手足を縛って動けないようにしてしまったことにあります。オバマ大統領は、ドット・フランク法をたてに、さらに規制を強化しようとしていますが、さらに規制を強化すれば、ただでさえ窒息状態にある世界の金融市場から、さらに酸素を奪うことにもなります。米国の大統領選挙で共和党が勝てばこの問題も解決されるのでしょうが、民主党が勝つと…。

 テクニカルな動きや、日銀のマイナス金利が市場に及ぼす影響など、詳しいことは、日曜日発信のレポートで解説します。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。 
スポンサーサイト


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ