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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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米国の金融株に底割れの危機…市場は耐えられる…?
 7月1日火曜日の日経平均は18円18銭安の1万3463円20銭、TOPIXは0.03ポイント安の1320.07と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは2勝10敗、騰落レシオは85、RSIは30、25日線かい離はマイナス4.2%でした。出来高概算は18億6000万株、売買代金は2兆1000億円。

★短期指標は売られすぎゾーン入り…?
 日経平均は9日連続安で、サイコロは売られすぎゾーンに入ってきました。RSIも30で売られすぎの20%台までもうちょいの所まできています。ただ、日経平均は9連敗ですが、今日も値上がり銘柄数(871)は値下がり数(728)を上回っており、このところ指数と実際の相場つきのかい離が目立っています。それだけ、先物の影響を受けている、ということなんでしょう。
 
 今日も引け近くまでは、プラス圏で推移していまいたが、為替市場で、欧州系銀行の格下げが行われる、との噂がでたところから、円が急騰。つれて、先物が売られ、あっというまに、マイナスになってしまいました。だからインデックスは当てにならない…。相場の実体をあらわす指標を探さねばいけませんね。もっとも、そんなのがでてきたら、また先物をくっつけて実体を分からなくしていくんでしょうが…。

★日銀短観は内容のほうが大事…利益が圧迫されている
 とにかく、経済指標と金融株の動向に敏感な相場になっています。今日は日銀短観が発表されましたが、前回よりもかなり悪化していたのに、事前予想より良かった…といって買い先行で始まっています。ただ中身を見ると企業の経営環境の悪化が目立ち経常利益の減益幅が拡大しています。「予想より良かった」といいますが、大体相場はアナリストの事前予想を織り込んでいたんでしょうか。CTAなどの先物業者の関心は景気や企業業績などではなく、単に現物と先物のサヤなど、理論価格と現実価格のずれだけ。とても、ファンダメンタルを織り込んでいるとは思えません。おそらく、利益の悪化予想を改めて織り込まされることになるんでしょう。

★利上げに強気のEUだって足元はサブプライムと不良債権の山
 とにかく、今晩のISM製造業景況指数、3日のECBの理事会、米国雇用統計をみるまで、動きが取れません。円、ドル、ユーロは三すくみの状態で、シカゴIMMの取り組みを見ても週代わりで変化しており、方向感がまったくつかめない状態です。ECBとFRBの間の不協和音が市場の関心事項になっていますが、今日、ECBのトリシェ総裁とポールソン財務長官が面会する予定になっており、何らかの手が打たれる可能性もあります。これまで、金融危機の中心は、米国だけのようにいわれてきましたが、サブプライムがらみの証券化商品の残高は欧州の方が多いといわれており、今後、危機は欧州に飛び火する(すでにしている…?)可能性もあるといます。

 EUは高めの金利をつづけてきたために、ユーロ高により輸出がダメージを受け始め、景気に問題がでてきました。当面は、インフレ対策優先で利上げを続けるのでしょうが、そうなると、金利上昇が金融機関を直撃し、評価損や不良債権が一気に表面化してくる可能性もあります。また、旧東欧圏の国は金利上昇に耐えられないところもあり、最終的にはEU加盟国内で不協和音が大きくなるこのも予想されます。EUだって米国と同様に崖っぷちを歩いているようなもの。ひとつ間違ったら、大変なことになります。

★モノライン大手に上場維持の危機
 さて、昨晩の米国市場ですが、ドル安を映し原油価格が上昇143ドルになりました。なんか価格の予想をすることもばかばかしくなってきましたが、好きにすれば…という感じです。ただ、最近の市況をみると、中国がオリンピックを前にした買い付けを増やしており、この辺が実需を支えている部分もあります。なにしろ、米国のブッシュ政権に価格を抑える気がないんですから、消費国側で、徹底的に消費をおさえるか、代替エネルギーの利用を超スピードアップして取り組むことでしょう。その姿勢を見せたら、産油国も少しは反省するし、また、価格急落の悪夢がよみがえりますから、少しは強調する姿勢もでてくるんじゃないでしょうか。とにかく、ドル安とセットになった原油高を何とかしないと、きりがありません。

 日経平均はどーんと下がったあと小刻みに下げています。このケースでは、またどこかでどーんと大きな陰線が入りやすくなってきます。投機筋も、方向感がでないからおとなしくしていますが、上か下か、とにかく方向感がでたらいっせいに仕掛けてくるはずです。今の、相場の怖さは、一気に大きな動きが出てくる可能性をはらんでいることです。だから、これからでてくる材料には敏感にならざるを得ません。昨日の米国株は何とか小幅のプラスで終わっていますが、金融株の株価は惨憺たる物…。モノライン大手のアンバックの株価は1ドル台に入ってきました。1ドルを割ると上場廃止という話もあり、現実に株価が1ドルを割ったときの市場の反応が気になります。

 最近、「弱気ですね」という電話を頂戴しますが、中期のテクニカル指標が買い信号も出さないのに、むやみに強気になる必要もありません。個人的な手法ですので、間違っているかもしれませんが、次の日経平均の下値ポイントは1万3296円付近になりますから、この辺での反応をみたいところです。ECB理事会と米国雇用統計発表を受けて空く4日の日本市場は変化日にあたっています。週後半までは、じっーと我慢…。


 
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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