大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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週明けの米国株は、欧州、アジア株高に加え、原油価格の上げや大型M&Aの思惑から、主力株への買いや買戻しが先行。大幅反発して終了
 おはようございます。
 直近レポートでは、マイナス金利の背景と今後予想される日銀の動きについて書きましたが、その中で、財政出動の重要性についても書きました。今日の日経のFT記事紹介で、同様の趣旨の記事が取り上げられていました。レポートでも、アベノミクス初期は財政出動と異次元緩和が相乗効果をもたらして、日本経済は浮上したものの、その後、貧乏神の財務省が出向者の多いIMFなどを通じ、経済音痴のマスコミも巻き込んで、政府に対し財政立て直しの圧力を増強。知らない間に公共投資の削減など需要を抑制する政策をとらせていました。そこに、消費税の引き上げによるさらに強いデフレ政策が採用されましたから、經濟はひとたまりもなく崩壊。さらに、マイナンバーの導入で、資産のあぶり出しを恐れた個人は消費を抑制。買うのは金融機関から引き出した現金を入れておく金庫だけというありさまに…。そこに、さらに消費税の引き上げを実施しようとしているわけですから、まさに、自殺行為です。

 さすがに、日本が死んではたまらないと、海外のエコノミストや経済機関から消費税引き上げを見送るようにとの提言も増えてきました。それでも、財務省は、消費税の引き上げを強行するつもりでいるようです。正気の沙汰とは思えません。いったい、東大で何を学んできたのか…。司馬遼太郎氏が、軍部が統帥権を盾に、アジア侵略に乗り出した時のことを書いていた折に、旧大蔵省を中心とした官僚機構の動きに、同様に暴走する臭いをかぎ取っておられましたが…。
 まあ、安倍首相も、今は予算審議中ですから、補正予算や消費税の引き上げ見送りを出すことはできませんが、今の事態が深刻な状況にあるとの認識はあるようです。いずれ、海外との調整などを経て大ナタを振るってくるんでしょう。相場がいつから織り込み始めるかわかりませんが、今の相場の基調にはこの期待感があることを忘れてはいけません。海外投機筋の売り持ち高が急減していることも、それを暗示しているようです。

 22日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万6620ドル66セント      +228ドル67セント(1.40%)
 NASDAQ総合指数       4570.61ポイント         +66.18ポイント(1.47%)
 S&P500             1945.50ポイント         +27.72ポイント(1.45%)
 CME日経平均先物       1万6160円            +90円
 10年物国債金利         1.7660%              +0.0180%
 ニューヨーク原油         31.48ドル             +1.48ドル(今晩から4月限りに交替 33.39ドル)
 GOLD               1210.70ドル            -20.70ドル
 ドルインデックス         97.35                +0.58  


 週明けの米国株は、ECBの追加緩和観測や原油価格の上昇を受け欧州株が全面高になった流れを受け、大幅反発して始まりました。国際エネルギー機関(IEA)が米国内の原油生産が日量60万バレル減少するとの予想を受け、原油先物が一段と上げたことから、エネルギー株や資源株に買いが増加。電子制御機器などの多国籍企業ハネウエル・インターナショナルが、ユナイテッド・テクノロジーに買収提案をしたとの報道を受け、UT株が急伸。このところの市場の落ち着きを好感した買戻しなどが主力株に入り、終日上げる展開に…。エネルギー株やユナイテッド・テクノロジー株の上げを受け、ニューヨークダウは、一時、1万6664ドル(前週末比273ドル高)と、1月6日以来の高値を付ける場面もありました。結局、ニューヨークダウとS&P500は3日ぶりに反発。NASDAQ総合指数は続伸して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2420、値下がり713(NASDAQ市場は、2000-848)。VIX指数は、1.15ポイント下げ19.38ポイントと、1月16日以来の20ポイント割れ。先行き懸念は急速に後退しています。

 ダウ30種は、値上がり29、値下がり1(エクソン -0.13%)。買収提案があったユナイテッド・テクノロジーが4.6%上昇。ユナイテッド・ヘルスが3.06%上昇。原油上げを受け、シェブロンが2.68%、キャタピラが2.89%上昇。13銘柄が指数の上昇率(+1.4%)を上回るあげとなり、指数を押し上げました。業種別は、自動車・同部品、エネルギー、銀行、アルミ、金属、不動産サービスなどが上昇。石炭、紙パルプ、基礎資材なdふぉが下落。

 NYダウは、反発。25日線の上昇転換や前週、一時、2月1日の戻り高値を上回ったことから先高期待が強まっていたことが強気の買いを呼び込んだようです。想定通り、高値圏で形成したレンジ相場の下限を目指す動きですが、短期的には下落中の50日線、一目均衡表の「雲」下辺に近づいたことで上げの勢いが鈍る可能性も…。まだ、NASDAQ総合指数、S&P500が、2月1日の戻り高値を抜けておらず、依然、下降トレンドの中にあり、当面は、この高値更新が注目されます。

 米国株は反発。円は、米株高や原油価格の上げを受け、一時、売られる場面があったものの、予想を下回る景気指標を受け買いなおされ、対ドルは112円90銭台と前週末からは小幅な円安に…。対ユーロは英国のEU離脱問題もあり124円40銭台に上昇。CME日経平均先物は、ドル・円相場の下げ渋りから、大証先物終値を90円上回る1万6160円で帰ってきました。レンジは1万5765円~1万6280円。出来高は、前週末から1万9000枚減の4万2424枚。本日の日本株は、欧米株高や相場環境の安定から堅調な展開が予想されます。ただ、依然、外部環境頼みの動きが続いており、引き続きGLOBEX市場の原油、米株先物を見ながらの神経質な動きになりそうで、エネルギー関連を除けば、引き続き主力は手掛けにくい展開か…。新興市場や売られ過ぎの小型成長株の水準訂正。一部に復活し始めたテーマ関連株の動きに注目。わくわく消費関連のヤマハの新値更新に期待。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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