大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週明けの米国株は、中国の預金準備率下げ、原油上昇を好感して一時上げたものの、冴えない景気指標や月末要因から主力3指数とも下落して終了
 おはようございます。
 週末のG20財政相・中銀総裁会合の結果は、アジア、欧州とも高安まちまち、米国市場は下落となり、評価は定まりませんでした。為替市場では、リスク回避の円買いが強まり、通貨オプション市場でもドル下落に備えた円オプション買いが強まるなど、結局、市場は混乱を抑制するだけの効果を、今回の合意に見いだせなかった、ということでしょうか。市場の期待に総花的に答えたものの、具体策を欠いたことが市場の失望を招いたということか…。やはり、来週のECB理事会、続く日銀会合、FOMCと、日米欧の金融政策に市場の混乱を意識した動きが出るかどうかの方に注目が集まることになりそう。もっとも、昨日は月末商い。日米とも引けにかけ下落幅を拡大しており、ポジション調整の売りが出やすかったことは割り引いて見る必要はありそうですが…。

 29日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       1万6516ドル50セント      -123ドル47セント(0.74%)
 NASDAQ総合指数     4557.95ポイント         -32.52ポイント(0.71%)
 S&P500           1932.23ポイント         -15.82ポイント(0.81%)
 CME日経平均先物     1万6000円            +70円
 10年物国債金利       1.74%                -0.0220%
 ニューヨーク原油       33.75ドル             +0.97ドル
 GOLD             1234.40ドル            +14.0ドル
 ドルインデックス        98.24               +0.08   


 週明けの米国株は、G20会合への評価が定まらない中、売り買いが交錯。前週末引け値水準での模様眺め気分の強い始まりになりました。寄り後も膠着した動きが続いていましたが、昼前にOPECの原油生産量が減少した、との観測が伝わり原油価格が上昇に転じるとともに、上げに転換。ニューヨークダウは、昼ごろ、この日の高値1万6726ドル(前週末比87ドル高)をつける場面もありました。ただ、この日発表された中古住宅販売保留指数や、シカゴPMI景況指数、ダラス連銀製造業活動指数が、いずれも前月水準、予想をともに下回ると、先行き警戒感が台頭し、次第に売りが優勢に…。引け近くには、月末に伴うポジション調整から売りが増え、下落幅を拡大。ニューヨークダウとS&P500は続落。NASDAQ総合指数は反落。いずれも安値圏で取引を終えていました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1638、値下がり1486(NASDAQ市場は、1307-1560)。VIX指数は、0.74ポイント上げ20.55ポイントに上昇。

 ダウ30種は、値上がり5、値下がり25。中国の預金準備率の下げを受け、キャタピラが1.24%上昇。AMEXが0.36%上げたものの、他は小幅な上げ。一方、金利低下を嫌気しJPモルガンが2.16%下落。原油価格は上昇したものの益出しの動きから、エクソンが1.6%、シェブロンが1.08%、それぞれ下落。大型M&Aを拒否したユナイテッド・テクノロジーが1.1%下落。中古住宅関連指標の悪化を受けホームデポが1.7%下落するなど、10銘柄が1%超えの下落となり指数の足を引っ張っています。

 NYダウは続落。以前からレポートなどで示してきた戻りめどを先週達成。日足一目均衡表の「雲」下辺にも到達するなど、テクニカルな目標達成感がでていたこともあり、ここでの調整は想定通り。日米とも、短期的な目標達成感が出ていますが、両者の大きな相違点は、25日線の方向性。NYダウはすでに上向きに転じているほか、調整時に同移動平均線が下値支持の役割を果たしており、下値は限定的。日本の場合は、25日線は下落しており、むしろ下落圧力として作用しています。直近レポートでも254日線を上回ることの重要性を書きましたが、NYダウの動きを見ればわかるはず…。NYダウは、25日線と上値抵抗になっているレンジ下限の間での持ち合いで、FOMCを待つことになるのでしょうか。

 米国株は下落。円は、原油価格の上げを受け一時113円台に入る場面があったもんぼの、米景気指標の悪化を受けて買われ、対ドルは112円70銭台に前週末から上昇。対ユーロは、欧州物価の下落を受け、122円50銭台と、前週末から2円の上昇。CME日経平均先物は、ポジション調整の買戻しがあったのか、大証終値比70円高の1万6000円で帰ってきました。レンジは、1万5890円~1万6460円。出来高は、約3000枚減の6万9323枚。本日の日本株は、堅調な始まりが予想されます。前日引け後に中国が預金準備率の引き下げを発表したほか、原油価格が34ドル台に接近するなど、相場環境は好転しています。昨晩も書いたように、CTAにつながる欧州系証券が、再び、売り持ち高を増やしており、仕掛け的な動きが懸念されます。中国市場の動き(人民元基準値発表など)、GLOBEX市場の原油、米株先物の動きを横目で見ながらの神経質な展開に…。引き続き、人手不足、中小企業支援関連株の押し目買い。3月相場いりで、期末の配当取りを意識した地銀などの動きが高まることも予想され、減配懸念のない高配当利回り株も要注目。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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