大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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週明けの日本株は、欧米株高や円安、中国株高などを好感。3日続伸して終わったものの、明日の日銀会合結果を気にして高値圏での膠着した動きに…
 欧米市場では10日開催のECB理事会の結果を、改めて織り込む動きが始まっています。これ以上マイナス金利を拡大し、銀行の金融仲介昨日を損なうより、量的緩和の拡大で市場に生きた資金を流し込む道を選んだ…ということで、市場にとっては好評価すべきものだったはず。ただ、緩和を当てこみ、事前にユーロを売る動きが強まり、最近2週間で対ドルでのユーロ売り越しが約2万5000枚増加。投機筋は買戻しのタイミングを計る必要があったのですが、うまい具合に会見でドラギ総裁が、「利下げ打ち止め…」みたいな発言をしたものですから、買戻しの口実に使われ、ユーロの急騰につながったようです。投機筋の仕掛けは日本だけではないみたいですね。

 明日は、日銀金融政策決定会合です。事前予想では、「現状維持」というのが主流のようです。8日現在のシカゴIMM通貨先物市場の対ドル円買い越しは前週から5000枚増え、6万4000枚。過去最高の2008年3月(6万5920枚)以来の水準に積みあがっています。予想通り日銀が、政策を据え置いたら、一気に円買い攻勢をかけ益出しする場をつくる、ということなんでしょう。もちろん、この円買いの裏には株先物売りがセットになっているはずですが…。以前から、昨年8月の中国人民元切り下げショック以降、海外投機筋は日本株の先物売りを積み重ねていましたが、メジャーSQ前の日経平均だけの売り残は1兆7000億円を超えていたはず。これが、そのまま6月限りにロールオーバーされていたら…。明日の日銀会合結果は投機筋にとっても正念場になりそうです。

 メジャーSQも終わり、機関投資家や企業も決算がほぼ確定。今週から月末までは商いが手控えられてきますが、この隙を狙われたら、また、一波乱こないとも限りません。ただ、日銀は、本当に政策を据え置くのでしょうか。マイナス金利の採用前には、市場から失望されましたが、量的緩和拡大のための予備的な措置を講じています。また、マイナス金利の採用は、せっかく国債などの資産を買い取っても、買い取り資金が市中に出回らず、0.1%の付利をもらうため日銀の当座預金に帰ってきていました。今回の措置は、新規の日銀預け金にペナルティーを課し、市中のへの資金還流を図るのが狙いだったはず。ここで、資産買い取り額を増やせば、その分市中に還流する資金が増えることになります。もし、これが狙いだとすれば、明日の会合で何もでないということはないかもしれません。もし、市場にサプライズを伴うような量的緩和の拡大策が出てくれば、海外投機筋の売り仕掛け(株先物売り・円買い)のポジションはどうなるのでしょうか。

 以前から書いているように、今の安倍政権の目標は7月の参院選に勝利すること。そのためには、3月末までに株価を挙げさせ公的年金の運用成績をかさ上げしなければなりません。5月に入ると、3月末でしめたパフォーマンスが発表されますが、これが大幅なマイナスになった場合、野党からの格好の攻撃材料にされてしまいます。市場では、4月の追加緩和を見込む向きが多いようですが、政権にとっては3月末の運用パフォーマンスの方が重要。明日は、朝方からいろんな駆け引きが繰り広げられることになりそうですね。もしかしたら、昨年8月以来の海外投機筋の日本株売りに決着がつくかも…。少々大げさですかね~。

 週明けの日本株は、明日の日銀会合を控え、手控え気分が強かったものの、先週末の欧米株高を好感。朝方から先物買いや指数裁定買いが入り、日経平均は、前週末比217円高と、大幅続伸。窓を開けてのスタートになりました。為替が円安に振れたことや中国市場が上昇して始まったこともあり、前引け間際に、この日の高値1万7291円(前週末比353円高)を付けていました。後場に入ると、明日の日銀会合結果を警戒したポジション調整の売りも入り、上げ幅を縮小しましたが、結局、日経平均、TOPIXとも、3日続伸して取引を終了。全般に派手な動きをしたようですが、日経平均の142円にとどまっており、空中戦が展開された、という格好。VI指数は、1.26ポイント下げ、27.69ポイントに低下。

 日経平均は294円75銭高(1.74%)の1万7233円75銭、TOPIXは20.63ポイント高(1.52%)の1379.95ポイントで終了。出来高は、前週末比7.4億株減の20億1976万株、売買代金は、約1兆円減の2兆620億円と、薄商い。騰落状況は、値上がり1702、値下がり177。今日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは8勝4敗(66%)で変わらず。RSIは、日経平均が68%→73%、TOPIXは65%→71%に、ともに上昇。25日線かい離は、日経平均が+3.6%→+5.2%、TOPIXは、+3.2%→+4.73%に、それぞれかい離が拡大。騰落レシオは102%→115%に拡大。指数、物色動向とも警戒域ではないものの、黄色信号がともり始めた…というところ。

 まあ、明日の日銀会合結果次第の展開。今日は何でも上がっているという感じですが、以前からレポートでは、急落相場の折に貸し株を使った小型株の売り崩しがあり、この借株返済のための買戻しが上げにつながるとして、日本M&Aセンターや物語コーポレーションなどを取り上げてきましたが、ともに急伸。今日も介護関連の銘柄が商いを伴って急伸していました。とにかく、ここから月末にかけては、政策的な動きが優先されてくるはず。海外投機筋とのがっぷり4つの勝負が予想されますが、果たして勝つのはどちら…。別に、同じ土俵の中で相撲を取る必要もありませんので、指数売買とは関係のないところで動いておきます。
 海外市場では、欧州株や米国株先物はしっかりしているのに、円は上昇。日経平均先物は小安く推移しています。投機筋のみなさん、頑張ってますね。日銀や政府は、彼らに一度はきつ~いお仕置きをしたらいいのに。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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