大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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昨日の米国株は、FRBの穏健な利上げ方針表明を好感。ドル安を好感した多国籍企業への買いなどから、NYダウは4日続伸して終了
 おはようございます。
 FOMCメンバーによる金利見通しの引き下げに対する、市場の楽観傾斜に対し、FRBは先週に入り、一転して複数の連銀総裁が楽観の行き過ぎをたしなめるように、タカ派発言を連発。今度は、ドルや長期金利が上昇したほか、せっかく落ち着いていた新興国胃市場が動揺。今度は、火消しもかねて、イエレンFRB議長が、穏健な利上げ政策をとると市場に宣言。これを好感して、ドル安に回帰。多国籍企業が買われ、ニューヨークダウが市場をリードするパターンに戻りました。FRBの動きに市場が過敏に反応するという状況になっており、あまり歓迎される動きではありませんが、主要通貨に対するドルの動きを見るドルインデックスは、最近形成しているボックス相場の下限付近に近づいています。レンジを下抜けると、円高が一気に進行する可能性があるものの、再びレンジ内に戻ると、円が下落する可能性がでてくるなど、大きな分岐点に近づいているような気がします。為替の方向感が定まらない以上、主力株の動きは、ますます、こう着感を強めそう。

 30日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万7716ドル66セント       +83ドル55セント(0.47%)
 NASDAQ総合指数        4869.29ポイント          +22.67ポイント(0.47%)
 S&P500               2063.95ポイント          +8.94ポイント(0.44%)
 CME日経平均先物        1万6985円             +45円
 10年物国債金利         1.83%                 +0.0160%
 ニューヨーク原油         38.32ドル              +0.15ドル
 GOLD                1228.60ドル             -8.90ドル
 ドルインデックス          94.84                -0.34 


 昨日の米国株で、ニューヨークダウは4日続伸して終了。ドル安に戻り、原油価格が反発したことが投資家の買いを誘っていました。この日は、朝方発表の(雇用統計の先行指標とみなされる)ADP全米雇用報告で民間部門の雇用者数が、予想を上まわり、週末発表される雇用統計への期待感が高まりました。本来は、利上げ要因となるものの、前日のイエレンFRB議長の緩和を急がない発言にくわえ、この日は、シカゴ連銀総裁が「早くても利上げは6月…」と述べたことも安心感を誘い、寄り付きから買い物が増加。寄り後まもなく、ニューヨークダウはこの日の高値1万7790ドル(前日比157ドル高)を付けています。ただ、買い一巡後は、4日続伸したことや1万7800ドル大台に接近したことから益出しの動きが強まり、昼過ぎにかけ上げ幅を縮小。引けにかけ再度買いなおされたものの、午前中の高値を奪回できなかったものの、主力3指数とも続伸して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1931、値下がり1132(NASDAQ市場は、1743-1075)。VIX指数は0.26ポイント下げ13.56ポイントに低下。

 ダウ30種は、値上がり20、値下がり10。アナリストの投資判断上げがあったアップルが1.75%上昇。資産運用部門の売却が決まったGEが1.11%上昇。ドル安を好感して、マクドナルドが1.5%、3Mが1.44%、インテルが1.0%上げるなど多国籍企業も堅調。突出した上げは無かったものの、9銘柄が1%超え上昇し、指数の上げを支えていました。業種別は、テクノロジーハード・機器、一般消費財、医療サービス、銀行などが上昇。公益事業、バイオテクノロジー、住宅建設、不動産、家具などが下落。

 NYダウは4日続伸。18日に付けた戻り高値を更新。ついに、昨年5月高値からの上値抵抗線を突破してきました。今週末完成する週足で、上値抵抗線を突破して終わることが前提にはなりますが、投資家のメンタルは大きく変化してきそうです。現在、米国は4月15日の期限をめどに確定申告の期間中ですが、還付金による株買いや節税のための年金の購入が年金資金の株買いを誘発するなど、今は米国市場にとって需給関係が良好な時期でもあります。「SELL IN MAY」へ向け、米国株は着実に挙げのステップを固めているようです。

 欧米株は、利上げ懸念の後退を受け、上昇。円は、FRBのハト派的な動きを受け、対ドルは112円40銭台に小幅に上昇。対ユーロは、127円10銭台に小幅に上げ、独歩高の様相。CME日経平均先物は、大証先物を45円上回る1万6985円で帰ってきました。レンジは、1万6850円~1万7100円。出来高は、約1000枚減の5万727枚。本日の日本株は、為替市場の動きを見ながら神経質な動きになりそう。昨日、高速売買を行う外資系証券が大幅に買い越しており、今日は調整にための売りが先行する可能性もあり、指数的には波乱する動きも…。引き続き、個人主導の軽量級のテーマ株、好業績株物色の流れが続きそう。昨年と同様なパターンを描きそうですが、昨年は、権利落ち後の安値が、5月高に向けての好買い場になっていましたが…。  
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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