大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週明けの日本株は、円高を受けた先物売買で乱高下し、高安まちまちで終わったものの、かさ上げ的な動きも強まり、指数と各論がかい離する2極化の動きに…
日本株は為替に苦しめられています。つい先々週までは複数の地区連銀総裁が、「4月利上げ」や「年内3回利上げ」を主張。前回FOMCで年4回から2回に下方修正した利上げペースに浮かれていた市場に水を浴びせていました。おかげで、為替市場では円安が進み、日本株も堅調さを維持できましたが、先週のイエレン議長講演で、「追加利上げは慎重に進めるのが適切…」と、発言。中国リスクや国際金融市場の乱高下があり、利上げなんてできるわけがない、みたいな発言を行い、一転してドル安に転換。梯子を外された格好で円は上昇。一方、株価は円高を嫌気して持合い相場が崩れ始め、週末の日銀短観の想定為替レートショックでとどめを刺され、持ち合いをした離れ。それを見た、ヘッジファンドなど短期筋が先物を売りたたいた結果が、先週末の急落につながりました。

 米国のカリフォルニアは温暖な気候や成長企業が集まっていることから居住希望が多く、不動産価格は大幅に上昇。すでに金融危機前の水準を上回り、局所バブルの懸念さえ指摘されています。サンフランシスコ連銀のウィリアム総裁が、引き締めを主張するのも当然な状態が地区内で起きているわけです。しかし、これを無視するような議長の講演内容でした。FRB内で意見が対立していることが市場に勘繰られたらまずいはずですが…。

 イエレン議長のドル安へのこだわりを示すような発言が、2月11日にありました。ドル高の影響で、多国籍企業や製造業の業績が落ち込んだ米企業の第4四半期決算を受けてのものですが、「政策で、ドル高を考慮する…」と発言。その後、3月にはいるとドルが主要通貨に対し、下落を始めています。企業決算を意識して、意図的なドル安を演出しているとは言いませんが、ドル安なら資金流出に苦しんできた新興国にもプラスに作用するはず。しばらくは、EUと日本に泣いてもらおうということでしょうか。ドルインデックスは、92ポイント~100ポイントのボックスの動きを続けていますが、ボックスを下抜いてくると、日本にとっては厳しいことになりますね。日銀会合でマイナス金利を採用、4月会合ではさらに緩和策が拡大される可能性もあるというのに、シカゴIMM通貨先物市場の対ドル円買い残高は減少する気配を見せません。何か、大きな意思が働いているのでしょうか。ドルインデックスの動きからしばらくは目が離せなくなりそうです。

 本日の日本株は、海外市場でも円高が進み111円台に上昇したことを嫌気。米国の自動車販売が予想を下回ったことも嫌気され、先物売りが先行。裁定解消売りも入り、日経平均は寄り後まもなく、この日の安値1万6029円(前週末比135円安)をつけていました。売り一巡後は、先物の買戻しとみられる買いが入り、裁定買いを誘発。安値を付けて30分後にこの日の高値1万6238円(同74円高)をつけるという、荒い値動きに…。後場寄り後しばらくは堅調に推移していたものの、買いが一巡すると再度先物に売り仕掛け(株先売り・円買い)が入り、下落に転換。引けにかけては先物に買戻しが入り、下落幅を縮めるなど、手掛かり材料難の中、先物の動きに振り回される一日でした。

 結局、日経平均は、40円89銭(0.25%)安の1万6123円17銭と5日続落したものの、堅調な小型株の動きを受けTOPIXは1.31ポイント高(0.10%)の1302.71ポイントと、5日ぶりに小反発して終了。出来高は、前週末比5.1億株減の20億6849万株、売買代金は5600億円減の2兆896億円と急減。先週末は、期初特有の地銀などの益出しの動きがあったことが予想されます。騰落状況は、値上がり1251、値下がり600。指数の動きとは異なり、指数採用銘柄や主力株を避け、広く出遅れ株を買うかさ上げ的な動きが出ています。

 今日の終値での日経平均サイコロは3勝9敗(25%)で変わらず。TOPIXは、4勝8敗(33%)に上昇。RSIは日経平均が34%→26%に、TOPIXは36%→29%に、それぞれ低下。売られ過ぎ局面に入ってきました。25日線かい離率は、日経平均が-4.2%、TOPIXが-3.6%に、それぞれ小幅にマイナスかい離が拡大。騰落レシオは、104%→106%に小幅に上昇。指数の底値模索が続く一方、かさ上げ的な物色が続くという二極化の動きが出ています。

 まあ、レポートでも、3月1日に1万6099円から開けた窓埋めと、2月中旬から約3週間にわたってもみ合ったゾーンが下値を支えそう…としましたが、ほぼ想定通りの動きでした。先物筋は、一気にうり崩そうとしたようですが、意外に下値が堅く、早めに買戻しに動いたようです。主力については、どうしても日銀短観の輸出企業の想定レート117円40銭台が気になるようですが、企業は投資家よりも為替に関してはプロ。おそらく120円台でヘッジしているはずですから、市場が想定しているほどのダメージはないのかもしれません。今日、1万6000円の大台を崩せなかったことを見ても、市場は、日銀の追加緩和、予算の前倒し執行、補正予算を想定。煙幕をはりまくっているものの、いずれ、消費税引き上げ見送りも…と想定していることが下値を堅くしているようです。

 当面は1万6000円大台を挟んだ攻防になりそうですが、下に切った場合でも、1万5892円のポイント付近がめどか…。まだまだ、しばらくはエスカレーターで乗換途中の銘柄の買い。今日は、最近の高値付近まで押してきていたいちごグループホールディングスが、想定通り反発。また、わくわく消費関連銘柄が前回高値に到達。押し目買いのポイントに来ています。今日は、ミロク情報が新値です。ちょっと心配なのがJPホールディングス。3月30日高値との間で「毛抜き」を形成しており、明日一気に上抜けないと、こ天井を形成するかも…。まだまだ、しばらくは各論相場。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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