大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週明けの日本株は、週末の日銀追加緩和報道を受けた円安や緩和関連株が買われたものの、大型連休を控えた益出しの売りもあり、5日ぶりに反落して終了。
 本日は、週末にブルームバーグ記者が流した「日銀の貸出金利への付利」の検証を行ったような一日でした。日銀は、銀行が企業の成長基盤投資に融資したり、貸し出しを増加した分について、「貸し出し支援基金」から無利子で資金供給を行う制度を設けていますが、日銀当座預金のマイナス金利幅を拡大する場合、同基金からの貸し出しをマイナスにすることを検討する可能性がある…との、報道でした。国内向けには「関係筋」によると、とニュースソースをぼやかして報道されたものの、海外向けには、日銀内部からリークされたような表現になっていたことで、週末の為替市場では、投機筋の円買いポジションを手仕舞う動きになり、円相場は一気に111円台後半まで下落する、というパニック的な動きになりました。真偽のほどは28日に日銀会合結果を見るまで、わかりませんが、この報道の一方で、政策委員9人のうち6人が政策据え置きを主張している、とするものもあり、ここで過大に追加緩和期待が膨らんでしまうと、相場的にはちょっとまずい気もするんですが…。

 ただ、円相場が2月中旬から3月末にかけての111円~114円のボックス内に戻ったことで、過剰な円高懸念が後退。自動車株が切り返したほか、「やはり報道されたような緩和があるのでは…」との観測から、保険株や銀行が先週に続いて買われていました。ただでさえ、欧州系証券を通じてイベント・ドリブン型のヘッジファンドなどの投資家が日銀トレード(株先物買い・円売り、不動産株など緩和関連株)の買いを積み上げており、日銀会合の結果が空振りに終わった場合は、トレードの投げから指数が急落することもあるかもしれません。日銀会合の翌日から大型連休に入りますから、手控える投資家も多く、投機筋が先物を投げ、裁定解消売りが出た場合、市場が吸収できないことも懸念されます。日銀会合が近づくにつれ、オプションを使ったヘッジの動きも強まってきそうです。このところ、株価の方は堅調でしたが、VI(ボラティリィティ・インデックス)指数は30ポイント付近で高止まりしており、大型連連休入りを控え、プットを買うなどヘッジの動きが強まっていることが、指数の低下を妨げているのかもしれません。

 このところ、世界的にリスクオンの動きが強まり、日本株も主力株が切り返し、これまで市場をリードしてきた東証マザーズ指数は、一服。グロース株が売られバリーユー株が買われるというパターンに変化しています。日銀会合の接近とともに、この流れが続くのかどうか…。大型連休後に潮目が変化するかもしれませんね。直近レポートは、この変化が読みにくいことから、連休後に決算発表を控えながら、前期決算の増額修正期待と今期も増益予想のある企業を取り上げましたが、潮目がどう変化しても、対処できるように選別しています。今日あたりは、グロース株が売られていますが、業績変化率が大きいのも、基本はテーマ性のあるグロース株…。5月に入ると、どうしても「SELL IN MAY(5月に売れ)」が意識されてきますので、資金量から見てもグロース株に戻るような気がするのですが…。AI、ビッグデータ、ロボット関連の切り口を持つUBICですが、今日は1200円台に乗っけてきましたね。

 今日の日本株は、先週末の日銀に関する報道の不透明感から、益出しの動きが強まりました。市場をリードしてきた東証マザーズ指数が上げ一服になっていることも、個別の材料株買いを抑制。円安や日銀緩和を期待した主力株に資金が集まり、保険やゴム、自動車、銀行などが上昇。一方で、先週末買われた情報通信、海運などが下落。後場からは模様眺め気分が強まり、結局、日経平均、TOPIXとも5日ぶりに反落して終了。

 日経平均終値は、133円19銭安(0.76%)の1万7439円30銭、TOPIXは、5.67ポイント安(0.40%)の1401.83ポイントでした。出来高は、前週末比6.6億株減の23億4987万株、売買代金は約5300億円減の2兆2600億円と、大幅減少。騰落状況は、値上がり704、値下がり1097。今日の終値での日経平均とTOPIXサイコロは、ともに9勝3敗(75%)→8勝6敗(66%)に低下。RSIは、日経平均が、69%→74.9%、TOPIXは68%→75%に、それぞれ上昇。騰落レシオは108%→110%に上昇。指数、物色範囲ともに警戒ゾーンに近づいています。レポートでも注目したNT倍率は12.48倍→12.44倍に低下。物色の変化を想定しておく必要がありそうです。

 まあ、今週28日に日銀が追加緩和に踏み切るか、それとも5月18日に発表される1~3月GDP数値の発表を見て、安倍総理が消費税再引き上げの可否を判断するときに先延ばしするか…。熊本地震で、衆参同日選が実質的に無理になったことで、政策発動を急がなくても良くなったこともあり、判断が難しくなってきました。日銀トレードが無ければ、それほど警戒はしませんが、なにしろ政策発表を織り込むのに後場の2時間半しかないわけですから、相場が大きく波乱する可能性もあります。まさに、丁半博打みたいになりますが、そんなリスクを冒す必要はないわけで、連休後の個別の動きを想定しておけばいいような気がします。まあ、3月高値の頭をたたいてからの動きで、先行きを判断すれば良いでしょう。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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