大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2017/06 | 07
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昨日の米国株は、原油価格の上げやFOMC声明文のハト派的な内容を受けて、NYダウとS&P500は続伸したものの、アップル決算への失望からテクノロジー株が売られ、高安まちまちで終了
 おはようございます。
 注目のFOMCは、事前予想通り、政策据え置きで終わりました。内容が「ハト派」的だったことから、金利先物市場では9月会合までは利上げがないのでは…とする予測が強まっています。声明文では、「経済活動が減速したように見える」と景況感を下方修正。労働市場の改善を受け、家計所得は伸び、消費者心理は前向き、としながら、家計支出の伸びや緩やかになった、と個人消費に対し、やや警戒的な見方をしています。企業輸出の軟調を懸念しているほか、輸入物価の低下がインフレ率の上昇を妨げているとし、ドル高の影響を暗に懸念しているようです。このところ、対ユーロでのドル安が進んでいますが、対円は日銀の追加緩和思惑が強いことから円安気味に推移。昨日も、長期金利が急低下したものの、円安になっており、期待感が行き過ぎている感じもします。声明文の内容を見ても、ドル高修正の思惑が透けて消えることから、今日の日銀会合の内容によっては、円相場が大きく変動することになるのかも…。ここまで高まった市場の期待感を満足させる緩和策の内容って…?

 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万8041ドル55セント        +51ドル23セント(0.28%)
 NASDAQ総合指数        4863.14ポイント           -25.14ポイント(0.51%)
 S&P500               2095.15ポイント           +3.45ポイント(0.16%)
 CME日経平均先物        1万7495円              +225円
 10年物国債金利         1.86%                  -0.0710%
 ニューヨーク原油         45.33ドル               +1.29ドル
 GOLD                1250.40ドル              +7.00ドル
 ドルインデックス          94.29                  -0.12      


 昨日の米国株は、注目のFOMC(連邦公開市場委員会)の結果が、ハト派的な内容になったことを好感。原油価格が続伸したことも支えとなり、NYダウとS&P500は続伸したものの、前日のアップルやツイッターのさえない決算がハイテク株の足を引っ張り、NASDAQ総合指数が5日続落するなど、高安まちまちの終わりになりました。朝方は、FOMC声明文発表を午後に控え見送り気分が強い中、前日の13年ぶり減収になったアップル決算を嫌気した売りがハイテク株やバイオテクノロジー関連などに拡大。寄り後まもなくニューヨークダウは、この日の安値1万7920ドル(前日比70ドル安)をつける場面もありました。
 ただ、米国内の産出量減少を手掛かりに原油価格が上げに転じるとともに、エネルギー株が買われ、午後にかけ下落幅を縮小。FOMC声明文が発表されハト派的な内容だったことへの安心感から、押し目買いが増加。増配を発表したエクソンや利益などが予想を上回ったボーイングなどが上昇。引け近くには、この日の高値1万8084ドル(同94ドル高)をつけていました。この日も原油価格の動きがNYダウとNASDAQ総合指数の明暗を分けていました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2164、値下がり929(NASDAQ市場は1504-1317)。VIX指数は0.19ポイント下げ13.77ポイントに低下。

 NYダウは小幅に続伸。昨日も書きましたように、昨年11月の戻り高値のゾーンを下値支持とし1万8000ドル大台を挟んだ小動きの展開が続いています。業種別は、原油価格の上げを受けたエネルギーのほか、利上げ時期が年後半に遠のいたことを受け、公益事業や通信など利回り重視の業種が買われる一方、テクノロジーハード、バイオテクノロジーなどハイテク関連の下落が目立ち、NASDAQ総合指数は5日続落。25日移動平均線を下回り、弱気相場入りしています。グロース株からバリュー株へと2極化の動きが顕著になってきました。引き続き、原油価格の上げを前提にしたNYダウ主導の展開が続きそう。

 米国株は高安まちまち。円は、FOMC声明文のハト派的な内容を受け、対ユーロでドルが売られたものの、長期金利が低下したにも関わらず、対ドルは111円40銭台と小幅に下落。対ユーロも126円20銭台に下落。今日の日銀金融政策決定会合の追加緩和を織り込む動き。CME日経平均先物終値は、大証先物終値を225円上回る1万7495円で帰ってきました。レンジは、1万7225円~1万7515円。出来高は、700枚増の5万1594枚。本日の日本株は、CME高を受け堅調な始まりが予想されるものの、明日から飛び石連休に入ることを受けたポジション調整から頭の重い動きになりそう。日銀金融政策決定会合次第の動きですが、昨日、米長期金利が低下しているにも関わらず、円安気味に推移。事前の期待値が予想以上に高まっており、決定内容によっては為替、指数とも大きく変動することもありそう。為替や株先物市場の日銀プレーのポジションが、どのくらい積みあがっているかわからないだけに、今日の動きは全く読めません。目線を少し先に移して、引き続き、連休明けの決算を意識した待ち伏せ方針の買いで…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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