大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2017/07 | 08
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週明けの米国株は、FOMCのハト派的な対応を好感した買いが継続。月替わりに伴う買戻しの動きもあり主力3指数とも反発して終了。NASDAQ総合指数は8日ぶりの反発。
 おはようございます。
 このところレポートでも、たびたび取り上げてきましたが、いよいよ、ドルインデックスがレンジ相場を下放れてきたようです。昨日の引けは92.60ポイント(安値は92.54ポイント)と、昨年8月につけた92.61ポイントを下回ってきました。先週は、日銀の緩和期待が強かったものの、シカゴIMM通貨先物市場の投機筋の円買いポジションは9万7000枚台(前週比1万2000枚減)と高水準を維持したまま…。米国が、意図的にドル安政策を取り始めているとみた投機筋は円の先高観を強めているようです。日本の金融当局も投機筋の封じ込めの工夫をしなければ、円高を抑え込みにくくなってきました。ただ、一方で、以前から一部のアナリストの間で言われていた購買力平価による円水準(105円~110円)に近づいてきたことから、投機筋もさらに円買いを進めるにはリスクが高まってきそうです。さらに、昨日発表の米ISM製造業景況指数で、企業の仕入れ価格指数が、前月の51.5から59.0に上昇。予想の52.0も大きく上回ったことから、債券市場ではインフレ率が上昇し始めた、として債券売り。金利が上昇(ドル高要因)しています。政権のドル安誘導と相反する債券市場の反応…一段と金利が上がれば、再びドルインデックスがレンジ内に押し戻されることも予想されます。連休中にドルインデックスの動きがどうなるか…。この動き次第では連休明けの物色動向に変化が措きそうです。

 2日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        1万7891ドル16セント     +117ドル52セント(0.66%)
 NASDAQ総合指数       4817.59ポイント        +47.23ポイント(0.88%)
 S&P500              2081.59ポイント        +16.13ポイント(0.78%)
 CME日経平均先物       1万6130円           -10円
 10年物国債金利        1.8650%             +0.0460%
 ニューヨーク原油        44.78ドル            -1.14ドル
 GOLD             1295.80ドル          +5.30ドル
 ドルインデックス         92.60              -0.48


 週明けの米国株は、イラクの原油輸出が過去最大に増加したことや、在庫の増加懸念を受け原油価格が軟調に推移するなか、売り買いが交錯。模様眺め気分の強い始まりになりました。この日発表されたISM製造業景況指数(4月)と建設支出(3月)がいずれも予想を下回ったことが嫌気される場面もありました。ただ、前週のFOMC(公開市場委員会)がハト派的な内容だったことや、この日発表の景気指標もさえないものだったことから、利上げ懸念が後退。前週、月末のポジション調整から売却した株を買い戻す動きも強まり、引けにかけ次第に上げ幅を拡大する展開に…。ダウ30種で突出して買われたものは無かったものの、GSやJPオルガン、多国籍企業のマクドナルド、ナイキなど11銘柄が1%越え上昇。幅広く買われていたのが目立ちました。結局、主力3指数とも反発して終了しましたが、NASDAQ総合指数は8立会日ぶりの反発でした。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1952、値下がり1141(NASDAQ市場は、1669-1167)。VIX指数は、1.02ポイント下げ14.68ポイントに低下。

 NYダウは、3日ぶりの反発。25日線を回復してきました。史上最高値挑戦を前に過熱調整中ですが、52週来高値更新銘柄数は144と、1万8000ドル大台を回復した4月18日の149以来の数字。依然、投資家の物色意欲が強いことを示しています。レポートでも指摘していますが、NASDAQ総合指数が週足ベースで下落トレンド入りしており、しばらくは、綱引きの動きが続くことになりそう。引き続き、原油価格とFRBの金融政策を思惑した為替がカギを握るのではないでしょうか。NYダウの天井が切り下がるような動きが出てくると要注意。

 米国株は反発。円は、欧州と米国の多少的な景気指標を受け、ユーロが買われた流れがあったものの、米金利上昇から対ドルは106円40銭台と前週末と同水準。対ユーロは122円60銭台に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を10円下回る1万6130円で帰ってきました。レンジは、1万5865円~1万6185円。出来高は5万896枚と前週末と同水準。日本市場は、今日から3連休に入りますが、この間にポジションを作ると、週末~週明けに政策面からの反発を受ける可能性もあり、弱気も強気も動きづらいところ。米国など海外市場の動向に合わせて動く程度か…?
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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