大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週末の米国株は、3連休控えで模様眺め気分が強く小動きに推移する中、景気拡大への期待感が支えとなり、主力3指数とも上昇して終了
 おはようございます。
 昨晩のハーバード大学でのイエレンFRB議長の講演は、米利上げ時期が接近していることを示唆したものの、このところの地区連銀総裁のタカ派発言に比べると、穏健な内容になりました。米景気が順調に拡大していることに自信を示し、「成長が加速し、雇用改善が続けば、数か月以内に利上げすることが適切」と利上げに前向きな発言をしています。ただ、6月または7月利上げにこだわるタカ派地区連銀総裁の発言に較べると、利上げ時期に幅を持たせる穏健な内容。ただ、先行きの危機に際し、利下げの余地を確保したいということから、利上げをしておきたいという考えは強いようです。講演を受け、短期金融市場は、6月利上げの確立を34%と講演前の30%から引き上げましたが、まだ、最近のピーク時と同水準。市場はまだ次回FOMCでの利上げを懐疑的に見ているようです。ただ、債券市場の穏健な見方に対し、株式市場は、景気改善を先取りする方向で動き始めており、リスクオフ資金が滞留する債券市場と、ややリスクオンに傾きつつある株式市場との綱引きが始まりそう。

 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       1万7873ドル22セント      +44ドル93セント(0.25%)
 NASDAQ総合指数      4933.51ポイント         +31.74ポイント(0.65%)
 S&P500             2099.06ポイント         +8.96ポイント(0.43%)
 CME日経平均先物      1万6910円            +90円
 10年物国債金利       1.8510%              +0.0280%
 二ューヨーク原油       49.33ドル             -0.15ドル
 GOLD              1216.70ドル            -6.0ドル
 ドルインデックス        95.70                +0.56


 週末の米国株は、週明け30日が「メモリアルデー」休日で3連休になることから、小動きに推移するなか、イエレンFRB議長講演を受けた米景気への信頼感から買戻しの動きが強まり、主力3指数とも上昇して終了。朝方は、この日発表された第1四半期GDP改定値が上方修正されたことを好感。買い先行で高よりスタートになりました。議長講演待ちで見送りムードが強い中、この日発表されたミシガン大消費者信頼感指数(5月)が前月水準を上回ったことや、指数採用の通信大手ベライゾンが従業員ストが解決したことを受け上昇したことなどを好感し上げ幅を拡大する場面もありました。ただ、昼過ぎにハーバード大での議長講演の内容が伝わり、利上げに前向きな発言があったことを嫌気。一時、前日引値を下回る水準まで売り込まれる局面も…。しかし、米景気が第2四半期に入って改善していることや、同議長の利上げに前向きな発言が景気への自信の表れとして、引けにかけ買いが優勢となり、主力3指数ともこの日の高値圏で終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2070、値下がり1003(NASDAQ市場は、1905-896)。VIX指数は、0.31ポイント下げ13.12に低下。4月19日以来の13ポイント割れが視野に入ってきました。

 NYダウは反発。指数採用銘柄は23社が上昇。7社が下落。ただ、全般に小動きで、上昇率では従業員のストが解決したベライゾンの0.92%の上げが最大。採用銘柄中、1%越え変動したものは無し。これを受け、NYダウの終日値幅はわずか49ドル。レポートでも書きましたが、今週のNYダウは昨年の史上最高値を基点にする下値支持線を維持できるどうかの大きな分岐点にありました。第2四半期に入ってから、一斉に好転し始めた景気指標から米景気が上向きに転じていることがわかり、米経済が利上げに耐えられるとの自信を投資がが持ち始めたことが支えとなり、5週ぶりに反発。とりあえず底割れの危機は回避されt格好。来週から、イベントを消化しながら、次の方向を探る展開に…。主力3指数ともテクニカル指標が買いサインを出しているほか、日足一目均衡表の「雲」上辺を動いており、来週も強気相場が展開されそう。

 米国株は上昇。円は、米金利上昇を受け、対ドルは110円20銭台に下落。対ユーロは122円50銭台と小幅に上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を90円上回る1万6910円で帰ってきました。レンジは、1万6765円~1万6930円。出来高は、前日比1万1000枚減の2万707枚。週明けの日本株は、円安やCME日経平均先物の上げを受け堅調な始まりが予想されます。消費税先送りや2次補正への動きもあり、底堅い動きに…。来週末の米雇用統計、翌週末のメジャーSQを控え、国内大手投資家が動くかどうかがカギに…。新興市場への海外投機筋の仕掛け的な動きが強まり、個人投資家のポジションが痛み始めており、相対的に出遅れ感のある主力株や好業績株の立ち直りがカギになりそう。詳しくは、明日発信のレポートで…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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