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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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三連休と決算発表が怖くて手が出せない…
 株の相談で投資家の方と会っていて、書き込みが遅くなりました。
 
 さて、米国株は景気良く戻していますが、週末18日の日経平均は84円25銭安の12803円70銭、TOPIXは11.22ポイント安の1252.43と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは71、RSIは23、25日線かい離はマイナス5%でした。出来高概算は17億9000万株、売買代金は1兆9000億円と、市場エネルギーは急減。市場は米国を横目でにらみ、身動き取れない状態になってきたようです。

★週足のテクニカル指標の買いサインが焦点
 日足ベースのテクニカル指標はとりあえず、「売られすぎ」状態にあります。ただ、騰落レシオが思ったように落ちないため、なかなか押し目買いを入れるチャンスが来ません。今日も、GLOBEXで米国株の先物が大幅安しており、この数字を見ながらでは日本の投資家もなかなか強気には慣れません。今日も値下がりは1200銘柄を越えていますが、値上がりのほうも390を超えており、悪い中でも物色意欲がしぼんでしまっているわけではないことが分かります。

 一方、少し長いサイクルでみると、日経平均は今週で6週連続して下落… 。週足サイコロは4勝8敗と、そろそろ買いゾーンに近づいています。まだ、RSIが40%台半ばですので、まだ、強気になるわけには行きません。今週中にもう少し整理が進んでくれるかな…と思いましたが、3連休は控えているは、メリルリンチの予想通り悪い決算がでてきたあとのシティバンクの決算発表ですから、誰も手が出せませんね。ただ、今週これだけ、相場環境が悪いにもかかわらず、1月22日の安値1万2572円をきりませんでしたから、とりあえず「逆三尊底」形成へ向けての必要条件は整いました。後は、来週から戻して、6月6日の戻り高値1万4601円を上回ってくれれば「逆三尊底」完成…となるのですが、それもこれも米国市場次第…ということです。

★25日線がのしかかるNYダウ
 肝心のニューヨークダウですが、景気良く戻してくれたのは良いのですが、昨日の戻りで残念ながら25日株価移動平均線に接近してしまいました。これまでの下げ過程では25日線を上回ることができませんでしたから、今晩のニューヨーク市場はテクニカル的に見ても売り物が出やすいところに来ていたわけです。そこに、予想を上回るメリルリンチに損失が発表され、グーグルもマイクロソフトも大した決算を計上できなかったし、おまけに、フレディマックが新株発行で100億ドルの資本調達をする、というニュースも流れていますから市場がどういう反応をするか分からない…、だから早めに先物で売りつないでおけということでしょう。

 フレディマックといえば今回の金融危機の震源地…。たしかに、大変な材料ですね。ポールソン財務長官も米国の金融機関は資金調達ができるうちに、少しでも多くの資金を調達し、自己資本を高めておくようにと言っていました。ただ、これだけ、問題児扱いされて果たして、増資に応じてくれる投資家がいるのかどうか…。結局、政府が新株を引き受けるようなことにならなければいいのですが…。もっとも、経営トップは、自己資本は十分にある…と、強がりを言っていますから、増資はすぐのことではないんでしょう。

 昨日も、書いたようにフレディマックとファニーメイの問題が片付いても、事態はなんら改善されていません。メリルリンチが悪いことは、ブルームバーグやブラックロックの売却話がでた段階で分かりきっていますし、今晩発表されるシティバンクも、現在40兆円の資産売却を進めており、損失が並みのものではないことが分かります。いまのところ、損失計上の方法を変更し、評価損がでそうな商品を評価のしょうがない「レベル3」のところに放り込んで、とりあえずごまかしています。結局、資産の売却や増資で資金調達できた分を損失分として計上するやりかたを続け、時間をかけて損失を減らしていくしかないわけです。

★他国には厳しく…自国には甘く…が米国の本音 
 なにやら、日本の損失処理の方法と似てきました。日本のときは、米国から時価会計を無理やり導入させられ、損金の穴埋めができない金融機関がずいぶんと消えました。しかし、今回自分のところに火の粉が飛んでくると、会計手法をさっさと変えて、延命に勤めています。「ご都合主義」といえば、その通りですが、これが、日米安全保障条約で日本を守る…と言っている米国の真の姿です。にっちもさっちも行かなくなった場合、米国政府はフレディマックやファニーメイの保証をするなど一言も言っていない…と居直って、日本や中国、オイルダラーがせっせと米国の赤字補填に協力してきた誠意を踏みにじってくれることもあるかもしれません。その場合、痛むのは米国ではなく、債券や証券化商品を買った海外政府です。まさか…と思いますが、いま米国ですすんでいることは、日本にそんなことをしていては不良債権の問題は解決しない。だから俺たちの言うことを聞け…と言ってきたことのまったく反対のこと。

★世界が再編に向かいはじめたのに、いつまで米国の機嫌取りをするのか日本政府は
 拉致問題の解決に努力している日本の立場を無視して、北朝鮮に接近し、いままた、最大の悪の枢軸と毛嫌いしてきたイランと国交を回復しようとしている…また、通貨の下落に苦しみ必死の思いで自国通貨を買い支える新興国の石を無視して、ドル買い介入に言及する米国。まさに覇権国の横暴ここに極まれり…という感じです。今回の、金融危機を米国が乗り切ったとしても、世界から失った信頼は取り戻せません。おそらく、ドルに依存しない共同経済圏の設立や共通通貨圏の創設が相次ぐものと思います。こんな大きな変化がおきようとしているのに日本はどう対処しようとしているのでしょうか。米国から、何度だまされ、生き血を吸われたら、わかるのでしょうか。利権に奔走する政治家やネットに興じるふがいない官僚では、これからはじまる世界の再編には対処できないはず…結局、星条旗の51番目の☆になるしか道はないのでしょうか…。

 とにかく、表に出ていない分を含めると、自己資本の数倍に達するレバレッジを利かした資産を抱える英国、米国、そしてスイスの金融先進国といわれる国の銀行。資産がしぼむ中で、損失だけは確実に増加していきます。四半期ごとにこんな騒動を繰り返すのは溜まりませんね。問題を解決できるのは時間だけ…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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