大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は、原油価格の乱高下を受けて波乱したものの、強い景気指標や原油価格の持ち直しを受け、主力3指数とも小幅に上昇して終了
 おはようございます。
 昨日は、地区連銀経済報告(4~5月)が発表されました。堅調な景気を受け、雇用が堅調に推移。これまではIT技術者など特殊な能力を持つ労働者の賃金上昇が目立っていましたが、特に習熟度を必要としない労働者の賃金も上昇を始めており、FRBもインフレの兆候として気にしているようです。昨日発表のISM製造業景況指数でも、価格指数は59.0から63.5に上昇。4月分では、51.5から59.0に大幅上昇していたことが注目されましたが、今回の伸びも大きく、インフレ警戒感が高まるところ。しかし、昨日の金利先物市場では、6月利上げ確率は23%→15%に低下。7月利上げ確率も、59%→54%に、それぞれ低下。英国のEU離脱の可否を問う国民投票の世論調査で離脱派が優勢になっており、6月利上げはできないのでは…との観測が影響しているようです。ただ、このところのインフレ関連指標は、早期の対策が必要になっていることもうかがわせます。再び拡大し始めたFRBと市場との利上げに対する見方の相違。今後のFRB関係者の発言から目を離せなくなりそうです。

 1日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       1万7789ドル67セント      +2ドル47セント(0.01%)
 NASDAQ総合指数      4952.25ポイント         +4.20ポイント(0.08%)
 S&P500             2099.33ポイント         +2.37ポイント(0.11%)
 CME日経平均先物      1万6855円            -115円
 10年物国債金利       1.8460%              +0.0120%
 ニューヨーク原油       49.01ドル             -0.09ドル
 GOLD              1214.70ドル           -2.80ドル
 ドルインデックス        95.42               -0.38                 


 昨日の米国株は、中国の弱い製造業指標を受け原油価格や、欧州株が下落した流れを受け売りが先行。続落してスタートしました。原油価格が一時47ドル台に下げ幅をしたことを嫌気し、寄り後まもなくニューヨークダウはこの日の安値1万7641ドル(前日比146ドル安)する場面も…。ただ、この日発表されたISM製造業景況指数(5月)が3か月連続し(判断の分かれ目になる)50を上回ったことや景気の拡大基調を示すベージュブック(地区連銀経済報告)を好感。次第に下落幅を縮める展開に。昼過ぎ、今晩のOPEC総会で生産凍結で合意されるのでは…との観測が伝えられ、原油価格が一気に49ドル台に値を戻すとともに、全般も戻り足を速め、引け近くにはこの日の高値1万7809ドル(同22ドル高)をつける場面もありました。ベージュブックで雇用拡大が賃金上昇に波及していることが確認されたほか、ISM指数で価格上昇も確認されるなどインフレ懸念が強まり、長期金利が上昇。JPモルガンやトラベラーズなど指数寄与度の高い金融株の上げが指数を支えた格好。結局、主力3指数とも強含んで終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2027、値下がり1040(NASDAQ市場は、1763-1063)と、ともに買いが優勢。

 NYダウは小反発。指数採用銘柄中1%以上変動したのは、デュポン(+1.5%)、アップル(-1.4%)のみ。この日は、原油価格が乱高下し、この動きに引きずられ荒い値動きになったものの、原油価格が49ドル台を維持して終わったことから、指数も堅調に終わった格好。引き続き、日足一目均衡表の「雲」上辺を上値抵抗として意識。伸び悩んでいます。当面、イベント消化待ちで神経質な動きに…。NASDAQ総合指数は6連騰。4月20日の戻り高値に接近し、足踏みに。いったん「雲」上辺への下値調べの動きも…。

 米国株は小反発。円は、米金利上昇も、消費税増税見送りや英国国民投票など先行き不透明感からリスクオフの動きが強まり、対ドルは109円50銭台に急伸。対ユーロは122円50銭台に上昇。CME日経平均先物は、円上昇を嫌気し大証先物終値を115円下回る1万6855円で帰ってきました。レンジは、1万6740円~1万7150円。出来高は約1500枚増の6万5419枚。本日の日本株は、前日同様、CME終値にさや寄せして下落した後は、為替を見ながらの神経質な展開になりそう。引き続き、先物次第の展開ですが、特に投機筋が動いたような動きはなく、円上昇に刺激された海外投資家の「先物買い・円売り」のポジションが巻き戻されたことやそれに伴う裁定解消売りが下げの要因か…。当面、上昇時に持ち合った1万6800円付近の壁までか…。今日の日経株式欄にあるように、中堅の成長株に注目。増額修正余地の大きい人手不足関連、中小企業、地方銀行への支援ノウハウを持った企業…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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