大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週明けの日本株は、米雇用統計ショックを受け波乱が予想されたものの、円相場の落ち着きや公益株、素材株にささえられ、小幅な下落にとどまって終了
 先週末の米雇用統計ショックは、6月または7月には利上げ…と考えていた投資家を戸惑わせたようです。雇用統計の先行指標ともみなされるADP全米雇用報告では、民間部門の雇用者数は、予想をわずかに下回ったものの、17.3万人増と好調を持続。雇用統計では、3月、4月と遡って5万9000人下方修正されましたが、同報告では、4月分は15.6万人増から16.6万人増に上方修正されており、まさにネガティブサプライズになりました。意外な数字だったので、遡って指標を見てみると、4月の建設支出は前月比1.8%減となり、2011年1月以来、5年3か月ぶりの落ち込みでした。ISM製造業景況指数(5月)を見ると、雇用は49.2→49.2と横ばい。ところが、ISM非製造業景景況指数(5月)では、雇用は53.0→49.7と、大きく落ち込んでいました。

 雇用統計では、これまで雇用の受け皿になっていたサービス業の雇用が、+14.4万人→+6.1万人と鈍化しており、非製造業の不振が雇用の伸びの鈍化につながったようです。5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数でも、「職を得るのが困難」とした回答が、22.8%→24.4%に増加しており、経営者が雇用増に慎重になる何らかの要因があったのかもしれません。5月のチャレンジャー人員削減数統計は、4月の+5.8%から、5月は-26.5%に低下しており、企業が人員削減をはじめているわけでもないようです。投資家は、非農業部門雇用者数について、予想(+16万人)と結果(+3.8万人)が違い過ぎたことから、次回に大幅修正される可能性もあるとみているようですが、事前の景気指標に、ほぼ、今回の統計内容と整合する兆候が出ており、大幅な修正にはならないのかもしれません(ストが解決したベライゾン従業員の3.5万人分は上乗せになりますが…)。

 発表当初は、内容の吟味が不十分で、とりあえず6月利上げはかなりな確率で無くなった…、また、7月もできないだろうとの観測が強まり、投資家は、一斉に、ドル売り、債券買いに、ドルインデックスは1.67ポイントと大幅に下落。あおりを食って円は、106円50銭台まで売り込まれていました。ただ、休みを経て、冷静に考えてみると、途中で統計のミスがあり上方修正される可能性もあるとして、深追いはせず、買戻しを優先したようで、おかげで今日は、為替の落ち着きを受け、株価も小波乱で済んだ感じでした。財務官が、為替の動きを注視している…と発言したこともブレーキになったようです。まあ、投機筋がどう動くかで、流れはまた変わってきますが…。今日は、寄り付き付近が最安値(前週末比320円安)で、あとは次第に下落幅を縮める展開。相当な波乱も覚悟していましたので、意外といえば意外な展開でした。

 結局、日経平均は、62円20銭安(0.37%)の1万6580円03銭、TOPIXは4.80ポイント安(0.36%)の1332.43ポイントと。ともに小反落。出来高は、前週末比2億株増の18億7087万株、同売買代金は、570億円増の1兆8267億円と依然薄商い。騰落状況は、値上がり595、値下がり1233と売りが優勢。海外ではドルが急落したことで農産品や非鉄など国際商品の価格が上昇。米国でも素材や非鉄、電気・ガス・水道など公益株が上げ指数を支えましたが、今日の日本株も、この写真相場のようなもので、鉄鋼や電気ガス、非鉄などが買われ、指数を下支えしています。

 今日の終値での日経平均サイコロは7勝5敗に低下、TOPIXは6勝6敗で横ばい。RSIは、日経平均が54%→48%に、TOPIXは55%→49%にそれぞれ低下。25日線かい離尾率は、日経平均が-0.4%と25日線を下回ったまま…。騰落レシオは、95%→96%と、横ばいの動き。本日、日経平均、TOPIXともMACDがシグナルラインを下方突破。売りシグナルを出しています。ただ、ストキャスティックスなど目先の指標は、底値圏を暗示する水準まで下げてきており、下値調べてきな動きも出てきそう。もっとも、今週末にメジャーSQを控えており、強気筋と弱気筋が自分のポジションに有利なように先物を使って誘導するような動きも懸念され、安心はできませんが…。まあ、指数さえ大崩れしなければ良し。

 以前から、今年のテーマは中小企業支援としてきました。新聞でも後継者不在による事業継続が問題視されていましたが、事業の買収仲介や、IT武装化をクラウド技術を使って低コストで構築するなどの需要が増えています。今日高値を更新した、日本M&Aセンターの場合、海外事業からの撤退時のM&Aや、進出時のファイナンスも手がけています。中小企業に関しては、今後もAIを使ったマーケティングや販売支援などの大きなニーズが続くと思われ、関連業界の好調が続きそう。先週も紹介したミロク情報サービスも本日新値。工場の自動化やビックデータ解析などで豊富なノウハウを持ち、産業の高度化を図る中国からも一目置かれている豆蔵ホールディングスも好調な業績を背景に、本日新値を取ってきました。先物筋の売買に振り回される指数や主力株、デイトレなど超短期筋が椅子取りゲームを繰り広げる新興市場株など荒っぽい動きをするものとは一線を画すようなしっかりした動きです。悪い相場の中でも、しっかり将来を見据えて買っている投資家もいるということですね。

 まあ、あとは海外の動き次第…。主力株は来週の日米中銀会合。翌週の23日には英国国民投票、もたもたしていたら7月には米国の大統領候補を決める民主党、共和党の党大会…。大手の投資家が買わない理由はいくつでもつけられ、指数や主力株は長期の持合い相場に入っていくのかも…。ここは、強いものにつけ。日本M&Aセンターは、いつからやり始めたか忘れましたが、とうとう7000大台まであと10円に迫ってきました。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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