大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2017/05 | 06
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週明けの米国株は、中国景気や英国のEU離脱懸念を嫌気したアジア、欧州株安に影響され、主力3指数とも3日続落して終了
 おはようございます。
 投資家の関心は、英国のEU離脱を問う国民投票一色になってきました。昨日は、米国株は、原油上昇を受け、一時、プラス圏に浮上する場面があったものの、英調査会社ICMが実施した電話とネットによる調査(6月10日~13日)結果は、電話(1000人対象)が離脱支持50%、残留45%、ネット(2001人対象)が離脱49%、残留44%と、いずれも離脱支持派が上回った…と伝わると、再び、リスクオフの動きが強まり、ずるずると値を崩す展開に…。リスク回避の安全資産買いで、米国債が上昇していますが、昨日の10年国債の最低利回りは1.61%に低下。2012年11月16日以来の1.5%台が目に見えてきました。現在の米国景気の現状からみて、妥当な水準かどうかはわかりませんが、1.6%を割り込むと、PCEコア物価上昇率の+1.6%を下回ってくることになります。債券市場は、米国がデフレに落ち込む可能性があると、考えていることになりますが、現実から見て、果たしてどうなのか…。リスクオフも行き過ぎれば、残留が決まった時の反動が怖い。

 13日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       1万7732ドル48セント      -132ドル48セント(0.74%)
 NASDAQ総合指数      4848.44ポイント         -46.11ポイント(0.94%)
 S&P500             2079.06ポイント         -17.01ポイント(0.81%)
 CME日経平均先物      1万5920円            -50円
 10年物国債金利       1.6160%               -0.0230%
 ニューヨーク原油       48.88ドル             -0.19ドル
 GOLD              1286.90ドル            +11.0ドル
 ドルインデックス        94.42               -0.26  


 週明けの米国株は、英国のEU離脱や中国景気への懸念などからアジア、欧州株が大きく値を崩した流れを受け、売りが先行。続落して始まりました。武装組織の石油施設への攻撃からナイジェリアの産油量が日量10万バレル減少していることを受け、原油価格が上昇すると、エネルギー株が買われ、寄り後まもなくニューヨークダウは、この日の高値1万7893ドル(前週末比28ドル高)をつけプラス圏に浮上する場面もありました。ただ、マイクロソフトがビジネス用SNS大手リンクトインの大型買収(262億ドル)を発表すると、同社の財務の悪化を懸念した売りが増加。アップルなど他のハイテク企業にも売りが波及。英国のEU離脱に関する調査結果も足を引っ張り、引けにかけ、下落幅を拡大する展開となり、ほぼ、この日の安値圏で取引を終えました。結局、主力3指数とも3立会日続落。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり763、値下がり2320(NASDAQ市場は、723-2128)。VIX指数は、3.94ポイント上げ20.97ポイントに上昇。

 NYダウは、続落。25日線、50日線が集まるエリアまで下落してきました。また、再び、日足一目均衡表の「雲」内に入ってきており、下値圧力が強まってきそう。前回の調整では75日線が支えになりましたが、今回はどうか…。NASDAQ総合指数、S&P500 はともに、「雲」に接近しているものの、まだ、下値支持ゾーン上にあります。ただ、両指数とも、この日、日足MACDがシグナルラインを切り、売りシグナルを発信(NYダウは、まだ強気維持)しており、投資家のネガティブな反応が懸念されます。世界市場のスパイラルな下げに歯止めをかけられるのは、米国株と思われますが、出来高などを見ると、今のところ期待薄か…。今週末に、日本のメジャーSQに相当するクアドルプル・ウィッチングを控えていますが、これが終わると、市場関係者の夏休みシーズンに入っていきますので、やや心配なところもあります。

 米国株は、続落。円はリスク回避の動きが強まり、独歩高。対ドルは106円10銭台(105円96銭~106円58銭)、対ユーロは119円80銭と、ともに上昇。CME日経平均先物は、大証終値を50円下回る1万5920円で帰ってきました。レンジは、1万5885円~1万6275円。出来高は、前週末比8000枚増の6万1463枚。本日の日本株は弱含みの展開が予想されるものの、円相場が106円台で抵抗していることや、今晩から米FOMCが始まることもあり、一段と下げる局面では、先物筋の買い戻しも入るかもしれません。引き続き、先物主導の展開に変化はなく、方向感のつかみにくい動きが続きそうです。新四季報と会社情報が発売されていますが、この中で会社計画を上回る見通しが示されたものの、押し目買い…。英国国民投票のアンケート調査は、1000とか2000の単位で実施されているようですが、サンプル不足ということはないのでしょうか。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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