大仏さんの「株やぶにらみ」
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本日の日本株は、日米の金融イベントを前にしたポジション調整の買戻しや中国株の上げを好感。日経平均、TOPIXとも5立会日ぶりに反発して終了
 本日の日本株は、5立会日ぶりの反発。想定通り、日米の中央銀行会合を前に、買戻しの動きが強まったようです。物色動向を見ると、保険、自動車、電気機器、その他金融など、世界的な金利低下や円高を嫌気して売られてきた業種が中心でした。今晩の米FOMC理事会は、イエレンFRB議長の会見があるほか、参加者による金利見通しも発表されます。この予想により、年内に何回の利上げが行われるのかの予想が立てられるだけに、投資家の関心は高いようです。5月雇用意統計の結果は、非農業部門の雇用者数が予想の4分の1以下にとどまるという、惨憺たるものでしたが、失業率が4.7%と完全雇用の状態に近いことから、今後、賃金上昇につながっていく可能性もあります。昨日発表された輸入物価指数は、原油の値上がりで4年2か月ぶりのプラスに転換。今後、賃金の上昇が物価の上げにつながらないとも限らず、FRBとしても物価に対して警戒的にならざるを得ない状況が生まれています。

 また、このところ地区連銀総裁のタカ派的な発言が目立ちますが、地域によっては不動産価格の上昇などバブル的な動きが出ているところもあり、引き締め的な政策が必要になっているところもあります。今回のFOMCは、英国のEU離脱を問う国民投票結果によっては波乱が起こる可能性もあり、政策は据え置かれるものと思われます。ただ、最も大事なことは、雇用統計結果を受け、利上げ懸念が大きく後退しているため、年内に1~2回の利上げが行われる可能性があることを、再度、市場に浸透させること…。参加者の金利予想を高めに設定し、会見で、FRBが年内利上げにこだわっている、という姿勢を示してくるかもしれません。そうなると、一時的にドルが買われる場面も出てくる可能性があり、「円高・株売り」や、マイナス金利で空売りしている銀行株や円高で売っている輸出株をそのままにしておくにはリスクがある…ということで、今日の買戻しにつながったものでしょう。

 今日も、日本株の立会が始まる前に先物売りや円買いで、売りを誘うような動きをし、売り物に買いをぶつける格好でポジションを解消していたようです。その後、MSCIの採用が見送られた中国株がプラスで推移したことを好感。前引けにかけ買戻しが強まり、日経平均は、この日の高値1万5997円(前日比138円高)をつけていました。後場からは、模様眺め気分が強まり1万5900円を挟んだ膠着した展開に…。結局、日経平均、TOPIXとも5日ぶりに反発しましたが、あと3円に迫りながら1万6000円大台にタッチできないところに、今の相場の弱さがあります。

 結局、日経平均は、60円58銭高(0.38%)の1万5919円58銭、TOPIXは、5.18ポイント高(0.41%)の1277.11ポイントと、ともに反発。出来高は、前日比横ばいの19億3842万株、売買代金は、640億円減の1兆9253億円と、薄商い状態が継続。騰落上昇は、値上がり1032、値下がり767と、買いが優勢でした。
 今日の引け値での日経平均、TOPIXサイコロは、5勝7敗で変わらず。日経平均RSIは、32%→33%と、売られ過ぎゾーンの40%を下回ったまま。25日線かい離率も、-4.4%と、中間反騰が期待できる-3%を割り込んだまま…。ストキャスティックスは売られ過ぎソーンで上げに転じており、短期的な反発が期待できるサインを出しています。騰落レシオは86%→87%と横ばい。売られ過ぎゾーンの80%を割り込んでおらず、当面は、指数優先の展開になるかも…。

 今日の朝は、日経平均PERが、ここ3年来では、今年2月の13倍割れ以来の割安水準にあることを書きましたが、今日発表されたプログラ売買にともなう裁定買い残は金額が1兆3633億円(前週比4799億円)に大幅減少。株数ベースでは、9億5721万株に減少。2011年12月以来の10億株我になっています。裁定買い残が少ないことは、需給面から見れば喜ばしいことですが、一方では、日本株に先高観が無いことから、裁定の機会が減少していることにもなります。現物を売り替わりに信用売りするような動きも出ているようで、これが、空売り比率を40%越えで高止まりさせている側面もあります。

 今週に入って、高値を保っていた薄商いの小型株に、突然、何十万株という売り物が出て値を崩すケースが増えていますが、指数売買で儲けにくくなった投機筋が、貸し株を使って売り崩しに来ているような印象を受けます。別にコンセンサスの引き下げなどを伴っていない場合は、買い向かっても良いように思いますが…。兎に角、日経平均については、先日も書きましたポイント(1万5892円)のゾーンで抵抗してきましたので、あとは、3本新値が陽転(陽転値1万6147円38銭)など明確な買いサインがほしいところですね。今日の物色内容を見る限り、まだ方向性は出ていない感じ。個人主導の新興市場、小型成長株の流れが続いているといえそうです。まあ、日米中銀トップの市場との対話力に期待したいところですが、黒田さん、いまいちですしね…。まあ、今晩のFOMC結果と、明日の日銀会合結果という2大イベントの消化具合をとりあえずは観察。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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