大仏さんの「株やぶにらみ」
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09 | 2017/10 | 11
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本日の日本株は、日銀会合の政策据え置きを受けた円急伸を手掛かりにした、海外投機筋の売り仕掛けや追証発生を懸念した見切り売りなどから、急反落して終了
昨日の日本株は5日ぶりの反発でしたが、業種別の値上り上位を見ると、保険、その他金融、証券、不動産など金融緩和を前提にした業種が上昇。また、円高にもかかわらず、自動車や電気機械も上昇率上位に入っていました。結局、日米両中銀会合とも、政策変更の可能性が少なかったにも関わらず、イベントドリブン型の投機筋が、FOMCの政策変更(タカ派の内容になれば、円安)、日銀の緩和を前提にしたポジションを組んでいた、という事なんでしょう。そして、予想通りFOMCは政策据え置きで内容は極めてハト派的なもので、円高になり、朝方から外需株の投げ商いからスタート。売っていた円を買戻したことも円上昇につながり、これを嫌気した売りから指数も次第に下落幅を広げる展開に…。

 また、日銀会合は、いつもより早く12時前に政策据え置きを発表。思惑が外れた先物筋が、いち早く、昨日作ったポジション(円売り・株先物買い)の解消(円買い・株先物売り)をしたことから、後場寄りから円上昇や指数の下落に弾みが付き下落幅を拡大する展開になっていました。特に、円が、今年5月の高値105円52銭を切ると、ストップロスの円買いが発動。上昇ピッチを速めるとともに、大きな節目を切りトレンドが転換したところを見て、今度はトレンドフォロー型の投機筋が、自動的に「円買い・株先物売り」の売買を行い、円上昇ピッチが加速するとともに、指数の下落幅も拡大。円相場は103円台まで急騰。国内投資家も持ち株の下落に伴う追証の発生を警戒して、現金化の動きを急いだことから、特に、最近まで賑わっていた新興市場の下げはひどく、東証マザーズ指数の下落は7%を超える暴落になっていました。

 まあ、今日は、自動売買に翻弄された一日だった、といえそうです。それにしても、こんなひどい動きをするマザーズ指数の先物を始めるなんて、一部の銘柄を売買するだけで操作することが可能なだけに、取引所の神経を疑います。日本取引所の目的は、国富の増加を図ることで、海外投機筋の便宜を図るためにばくち場を提供することではないと思うのですが…。貸し株を使った小型株の空売りなど、取引の公平性の面からも問題が多いように思われますが…。まあ、愚痴になりますのでこれ以上書きませんが、シカゴIMM通貨先物市場の円買いの急増。先週、先々週で、日経平均先物だけで2800億円分も売りが増加しており、すでに売り仕掛けが入っていたと、言うことでしょう。 コンピューターの高速売買では、日経平均予想PERが12.88倍と2012年の安倍政権誕生前の水準に落ち込んでも、PBRが1倍割れに近づいても関係なし。ファンダメンタルが無視されれば無視されるほど、まともな投資家は市場から逃げ出していきます。「バイ マイ アベノミクス」に応じたのは、目先の利益しかみない海外の投機筋だけだったんでしょうかね。

 まあ、二大イベントが通過しましたが、次は、来週の英国国民投票。これが終わると、舛添東京都知事の辞職問題で、百条委の設置などに反対。国民の反感を買った格好の自公の不利が予想される参院選へと続いています。都知事辞職に際し、しっかりした責任追及をしておけば、問題はなかったのでしょうが、参院選にハンディを背負いたくないため、責任追及をしなかったことは、自公の信用を大きく傷つけたはず。大敗する可能性も出てきますが、その際、安倍政権の足元がぐらつくことも予想され、投機筋が付け込む材料には事欠きません。困ったものです。

 結局、今日の日経平均は、485円44銭安(3.05%)の1万5434円14銭、TOPIXは、35.55%安(2.78%)の1241.56ポイントと、ともに急反落して終了。出来高は、2.7億株増の22億0924万株、売買代金は、2100億円増の2兆1355億円に増加。騰落状況は、値上がり57、値下がり1893と、全面安。重要な節値を次々と切り、2月安値に対する2番底…を、投機筋が頑張れば、3段下げに入る圏まで出てきました。為替次第の展開ですが、今日の朝も書きましたように米国がドル安を志向していることがはっきりしているなか、果たして加入に踏み切れるかどうか…。難しいことになってきました。

 今日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは、ともに4勝8敗(33%)に低下。日経平均RSIは33%→26%に低下。売られ過ぎゾーンに来ていますが、過去の底打ち時は10%台。25日線かい離率は-7.31%に拡大。こちらも底打ち時には二けたのマイナスかい離率まで売られています。騰落レシオは87%→81%に低下。売られ過ぎの80%割れに近づいていますが、1月下落時には53%まで低下しています。PERやPBRなどファンダメンタルからは「もう…」、という印象ですが、テクニカル面から見ると「まだ…」という見方もできます。まだ不透明なイベントを消化していないだけに、政策対応や投機筋の動きを確認したいところ…。それにしても、舛添都知事の辞職をめぐる自公の対応はまずかったし、立会時間中に発生した津軽海峡を挟む地域での地震と、日本株には悪霊でも憑いているいる感じですね。ただ、肝心要のEUよりも下落率が大きいというのは、変な動き。買いのタイミングを計ることも忘れてはいけませんね。テクニカル面(特に週間指標)が買い場を案内してくれるはず。エスエムエスは株価目標の引き上げで、値上がりトップとは…。貸し株を使った売り崩しにあったときはひやりとしましたが…。まあ、ここは、米国のストッパー役に期待するしかないか。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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