大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
08 | 2017/09 | 10
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週末の日本株は、米株高や円相場の落ち着きに加え、英国のEU離脱懸念の後退を好感。買い戻しなどから反発して終了
 大荒れの一週間が、ようやく終わりました。先週末の米国株が、原油価格の下落や、英国のEU離脱に関する世論調査で離脱派が残留派を上回ったことを嫌気し、米国株が下落。CME日経平均先物は、大証終値より1.5%近く下落して帰ってきていました。この日の米国株の下落率は、0.67%、円の対ドル相場は9日から見て、ほぼ横ばいの106円90銭台でしたから、別段、リスクオフという感じでもなかったのですが、CME日経平均先物の出来高は、前日より1万枚多い5万3000枚台に増加。思えばこの時から、今週の相場の波乱の種まきが行われていた、ということでしょうか。週明けは、ただでさえ、米FOMC、日銀金融政策決定会合という、2大イベントを控え、手控え気分が強まり、先物、現物ともに板が薄くなっているところに、朝方から「先物売りと円買い」の売り仕掛けが入り、下落。先物主導の下げが、現物との裁定解消売りを呼んだほか、円買いによる円高を嫌気し、外需株が売られるというパターンになり、スパイラルに下落。防戦的な先物売りも入り600円近く暴落になりました。

 よく14日も米株安に加え、円の対ドル相場が105円台に上昇したことから、売り仕掛けが継続。日銀会合結果とFOMCの結果が判明する16日の前日には、政策据え置きがわかっているのに、イベントドリブン型のファンドが日銀トレード(株先物買い・円売り)のポジションを作ったことから、5日ぶりに小反発。16日の朝方は、FOMC据え置きで、円が上昇。前日イベントを当て込んで買われていた自動車や電気機器が先行して下落。日銀が政策据え置きを昼前に発表すると、昼休みから、株先物売り・円買いの売り仕掛けを開始。イベントドリブン型ファンドが、買い仕掛けを解消する動きに合わせて、売り仕掛けを行い、スパイラルな下げに、追証の発生を嫌気した国内投資家の売りが重なり、全面安。日経平均は500円近い下げになっています。今週の動きを追ってみましたが、明らかに前週末からCME市場を使った売り仕掛けが始まっていたと、言うことでしょう。

 特に、日本株への売り仕掛けの場合、円買いと株先物売りがセットで行われることから、スパイラル的に下げることが多く、結果、海外の震源地よりも大きく下げてしまうという、ことになってしまうようです。こんな荒っぽい動きをしていたら、まともな投資家は、割安になっても日本市場には近づきませんから、結果、「割安なのに何で買いに来ないんだろう」と首をかしげることになってしまいます。一部の指数寄与度の高い指数採用銘柄を動かして、相場を誘導するような株価操作まがいの動きが横行しているところには、怖くて近寄れないということになってしまいます。数百億円の現金があれば、数兆円の先物の売買ができるような投機性の高い市場に問題がある…ということなのですが、わかっていても改善しようとしないところが、素晴らしい。流動性が高いはレバレッジは高いは…ですから、世界の投機筋の便宜を図っているようなもの。

 指数売買を嫌気して、新興市場や小型株に逃げれば、今度は海外投機筋が貸株を使って売りたたいてくる…。貸株を調達することは個人では出来にくいですから、ここでも不公平感があります。国内投資家は、ETFでも売買しておけばいいという感じですが、それでは、成長性のある企業への資金供給もできなくなります。先物をやめろとは言いませんが、現物市場の売買代金を先物市場が上回ったり、特定の証券会社が、先物市場の売買で半分近いシェアを占めるようないびつな動きは、やはり、是正すべきでしょう。個人が個別株で売買シェアを持ったら、即刻、当局から問い合わせやお咎めがありますが、海外の投機筋ならお咎めなし…というのもいかがなものか。今週の動きを見ていて、いくら環境が不透明だったとはいえ、あまりに先物筋の動きが露骨でしたので腹立ちまぎれに書きました。今日の動きも、米株高を受け、高寄りスタートになったものの、昨日買い越していた欧州系証券が、週末の帳尻合わせのために、売りを出し続けたことが、引けにかけしりすぼみになる要因にもなっています。

 さて、今日の日経平均は、165円12銭高(1.07%)の1万559966銭、TOPIXは9.27ポイント高(0.75%)の1250.83ポイントと、ともに反発して終了。出来高は、前日比1.9億株増の23億9738億円、売買代金は3389億円像の2兆4744億円と増加したものの、海外ETFのリバランスに伴う商いが含まれており、実際はそれほどの商いもなかったようです。騰落状況は、値上がり1324、値下がり552。
 来週は、23日にいよいよ英国のEU離脱の是非を問う国民投票があります、日本時間の24日昼くらいに結果が判明するようですが、立会時間中にかかるようで、もろに影響を被ってきそうです。また、週明け21日にはイエレンFRB議長の上院での議会証言があります。よく22日の下院まで続きますが、今回のFOMCでもドル高の弊害について懸念を表明しており、証言内容によっては、投機筋の付け込むところになるかもしれません。まあ、詳しくは、日曜日発信のレポートで考察してみますが、波乱の芽がある以上、投機筋が手を引くとは思われません。どちらに転んでも動けるようにしておきたいですね。今日は、なんだか腹が立って仕方がないので不満をぶつけてみました。ご容赦!
 今週は、全体的な地盤沈下でしたが、直近号で取り上げた頭の銘柄。週間で20%近い逆行高でした。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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