大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週明けの日本株は、英国のEU離脱懸念の緩和を受けた円の下落や先物買い戻しなどを受け、続伸して終了
 先週16日の悲惨なテロ行為以来、潮目が変化してきたようです。EU離脱派の運動員が、残留派の女性議員を銃撃しただけでなく、刃物で殺傷したというセンセーショナルな事件は、態度を決めかねていた中間派を残留支持に動かし、事件後に行われた世論調査結果は「残留派」が「離脱派」を上回り、一時は、急速な勢いでEU離脱への賭け率が上昇していたブックメーカーでも、残留の比率が勢いを盛り返しています。この事件は、英国の離脱にかけていた投機筋にとっては想定外の出来事…。リスクオフを理由に円を買い上げ、一方で株先物を売りたたいてきましたが、事件後残留の思惑が強まり欧米株が上昇。今日は、朝方から、一斉に売り仕掛け(株先物売り・円買い)のポジション解消を行い、円は、104円80銭台まで下落。日経平均も先物買い戻しに伴う裁定買いもあり、一時は1万6000円の大台を回復する場面もありました。欧州市場では、ドイツのDAX指数が3%を大きく超えて上昇。GLOBEX夜間取引市場のニューヨークダウ先物も200ドルを超える上昇になっており、明日の相場が楽しみな動きになっています。

 ただ、欧米株が急伸しているにも関わらず、GLOBEX市場の日経平均先物は、伸びを欠いています。また、ややリスクオンに傾いたというものの、円相場は104円40銭台と、立会時間中に比べやや上昇しています。おそらく、投機筋は、まだ、日本売りのポジションは崩していないようです。国民投票の結果を見るまでは…と考えているのかもしれませんが、円相場には、もう一つ乗り越えなければならない壁があります。明日、21日から2日間にわたり、イエレンFRB議長の上下両院での議会証言が行われます。議会に対しては、大統領選を前に企業からのドル高是正圧力が強まっていますが、レポートでも何度か書いていますように、2月後半からイエレン議長のドル高の経済に与えるマイナスの影響を懸念する発言が増え、最近では、ルー財務長官がしきりと日本の為替市場介入をけん制する発言が続いています。今回のFOMC後の会見でも「強いドルは米国経済への下押し圧力になる…」」と発言。ドル安を志向するような動きを強めてきました。明日の議会証言では、当然、議員から為替に関する質問も出ると思いますが、ドル安に誘導するような発言が出てくると、円高に振れる場面も出てくるかもしれません。投機筋が、本格的に踏みあげなかったのも、この辺りを踏まえてのことでしょう。ややこしいですね。

 まあ、とりあえず今日は、朝方の買い戻しが一巡した後は、1万6000円付近を頭にしての高値持ち合いを続け、結局、日経平均は、365円64銭高(2.34%)の1万5965円30銭、TOPIXは28.36ポイント高(2.27%)の1279.19ポイントと、ともに続伸。出来高は、前週末比5.5億株減の18億4484万株、売買代金は同5670億円減の1兆9074億円と、薄商いに…。騰落状況は、値上がり1776、値下がり134と、ほぼ全面高商状。VI指数は、1.74ポイント下げ32.77に低下したものの、依然、高水準。

 今日の終値での日経平均、TOPIXのサイコロは、ともに6勝6敗(50%)に上昇。日経平均RSIは24%→29%に上昇。25日線かい離率は-6.0%→-3.4%にマイナスかい離が縮小。前週も短期テクニカル指標の位置から見て、短期のリバウンドも…としましたが、25日線へ向けてのかい離修正が始まりそうです。騰落レシオは、88%→96%に拡大。売られすぎ銘柄の見直しが始まりそう。まず、明日も上げ3日続伸することが大事ですね。

 昨日のレポートでは、日経平均の史上最高値からの波動を追って、下値めどを予想してみましたが、とりあえず、今日の動きは歓迎できます。米政府がドル安志向を強め、投機筋も歩調を合わせるように円の買い持ちポジションを増やしており、投機筋が、単に、英国のEU離脱の混乱だけを意識して円を買っているとは思えません。過去2週間のシカゴIMM通貨先物市場の円買いの増加から見て、本来はもっと円安や株先物の買い戻しがあってもいいはずですが、今日の動きをみると…。やはり、明日の議会証言を意識しているのかもしれません。このところ、米国の物価は上昇。一方、日本の物価は下落しており、日米の実質金利差は縮小。円が買われやすい地合いになっていることには注意が必要。

 今の日本株は為替がすべて…みたいなところがありますから、金利を引き下げるか、物価を上げるかの対策がなければ、円高圧力が強まるのも当然。ただ、短期的には、6月下旬から7月上旬は需給面が好転してくる時期。株主総会シーズンですが、これが終われば配当の支払いが始まります。今回は、約3兆9000億円が支払われるようですが、これが再投資に向けられると市場へのインパクトも強まってきます。また、裁定買い残がカラカラになっており、裁定業者が残を積み上げる動きが期待できることもありますね。まあ、投機筋がおもちゃにしている指数は気にしても仕方がありません。良い株は買われる…ということにこだわることですね。今日は、前週号で取り上げた福井コンピューターが年初来高値を更新。下値支持線で踏ん張っている…とした豆蔵ホールディングスも値上がり上位に顔を出していましたね。まあ、今日はなんでも上がっていますから、コメントも必要ないでしょうけど、今後は、森のほうは投機筋が荒らしまわりますので、それにも負けないしっかり地中に根を張った木を見出して買うことが必要ですね。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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