大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
03 | 2017/04 | 05
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週明けの米国株は、英EU離脱懸念の後退を受けたアジア、欧州株高を好感して主力3指数とも反発したものの、今晩のFRB議長の議会証言への警戒感から上げ幅は縮小
 おはようございます。
 先週16日の英国での惨事以来、やはり潮目は変化してきたようです。昨日発表されたテレグラフ紙と、ORBが実施した世論調査は、残留53%、離脱46%と、前回の残留45%、離脱55%から大きく変化してきました。まだ、残留派議員殺害の余波が残っているようです。ただ、昨日から両派とも運動を再開しており、投票日へ向けて事態がどうなるかは、まだまだ、流動的。リスクオフが後退し、安全資産買いから逃避資金が流入していた米国債は、一気に、0.05%も金利が上昇。安全資産からの資金の流出も始まったようです。でも、リスクオフ時の脱出先の円だけは様子が違うようです。円と並ぶリスク回避通貨のスイスフランでさえ下落しているのに、円は上昇しています。昨晩も米政府が強めるドル安志向と歩調を合わせる海外投機筋の動きを懸念しましたが、昨日の動きは、これを裏付けるもの…。いやな感じですね。

 20日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万7804ドル87セント      +129ドル11セント(0.73%)
 NASDAQ総合指数        4837.21ポイント         +36.87ポイント(0.77%)
 S&P500               2083.25ポイント         +12.03ポイント(0.58%)
 CME日経平均先物        1万5810円            -110円
 10年物国債金利          1.67%              +0.05%
 ニューヨーク原油         49.37ドル             +1.39ドル
 GOLD                1292.10ドル           -2.7ドル
 ドルインデックス          93.65               -0.28 


 週明けの米国株は、英国のEU離脱懸念が後退したことを好感し、アジア、欧州株が全面高になった流れを引き継ぎ、買いが先行。朝方から急伸して始まりました。リスクオフの後退からユーロが買い戻されドルが下落したことから原油価格が上昇。エネルギー株が買われたほか、ドル安を好感した多国籍企業の買いなどもあり、ニューヨークダウは寄り後まもなく、この日の高値1万7946ドル(前週末比271ドル高)をつける場面も…。ただ、投資家の英国民投票への警戒感は根強いものがあるほか、今晩から行われるイエレンFRB議長の議会証言動向を見たいというムードが強く、高値を追う動きは限定的に…。リスクオフの後退から債権が売られ金利が上昇したことを好感して金融株が買われたほか、ロシアの航空貨物大手からの受注思惑からボーイングが上昇。ドル安を好感したナイキやスリーエムなど多国籍企業の上げが指数を押し上げたものの、買い一巡後は、ポジション調整の売りから引けにかけ次第に上げ幅を縮小する展開になりました。リスクオフの解消から債権を売る動きが強まったものの、大手証券が英国のEU残留を決め打ちして債権を売りのはリスクが大きいと警告したことも影響したようです。結局、主力3指数とも反発して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2383、値下がり722(NASDAQ市場は、2068-758)と、買いが優勢。

 NYダウは反発。一時は大幅な反発しになったものの、25日線、50日線を越えたところから下落。テクニカルな目標達成感から売られた側面も…。日足一目均衡表の雲抜けを果たしたものの、結局、雲内に押し戻されて終わっています。S&P500 、NASDAQ総合指数も同様に25日線、50日線付近から上げ幅を縮小しており、頭の重さが目立ちます。前週末にメジャーSQを終えており、主要なファンドマネージャーらは、バカンスへ向けての準備を進めているのかもしれません。今後も、重要イベントが続くため、しばらくは頭の重い展開が続きそう。今晩の議会証言でのFRB議長の発言内容が注目されます。

 米国株は、反発。円は、リスクオフの後退から、ユーロに対しドルが買い戻され、米長期金利も上昇したものの、対ドルは103円90銭台に上昇。対ユーロは117円50銭台と小幅な下げ。CME日経平均先物は、大証先物終わり値を110円下回る1万5810円で帰ってきました。レンジは1万5655円~1万6055円。出来高は、4000枚減の4万6305枚。本日の日本株は為替に神経質な動きが続きそう。昨晩も書いたように、海外投機筋の円先高感は強く、昨日の米10年国債金利が0.05%上昇したにも関わらず、円高で反応しています。今晩のFRB議長の議会証言でのドル相場や金融政策に関する発言次第では、売り仕掛けの懸念も強まります。以前から、日本株の立ち直りには海外投機筋の動きを跳ね返すだけの国内投資家の買い圧力が必要…としてきましたが、昨日のような好環境でも出来高の増加がないところをみると、依然、様子見気分が強いようです。引き続き、業績を基本に個別株狙いで行きたいところ。この相場は、リバウンド取り…など格好つけないほうがいいかも。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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