大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は、英国のEU離脱懸念の後退を受け、続伸したものの、強弱入り混じる世論調査結果を受け慎重姿勢も増加。指数は狭いレンジの動きに…
 おはようございます。
 昨日のイエレンFRB議長の議会証言は、「雇用の伸びの鈍化は一時的。雇用は拡大基調にある」と、米国経済運営への自信を示しました。一方、英国のEU離脱による市場の混乱可能性に懸念を示したほか、米経済について「低成長、低金利環境が長期間続く可能性がある…」とし、「追加利上げについては慎重に行うのが適切」とし、強気と弱気が入り混じる中立的な内容になったようです。ドル相場に関する質問や言及があったかは定かではありませんが、性急な金利引き上げ懸念が後退したことで円が買われやすい状況が残ったことは確か。昨日は、米10年債金利が1.7%台に上昇。英EU離脱懸念が高まった16日には1.5%割れ付近まで買われていたことから見ると、市場は、急速に安全資産からの離脱を進めているようです。ブックメーカーの英国のEU残留への賭け率は80%を超えており、市場の楽観が増しているようです。しかし、リスクオフで買われたはずの円が元の水準に戻らないのはおかしな動き。昨日は麻生財務相が、「やみくもな介入はしない…」」と、米財務長官に「ごめんなさい」みたいな発言をしていますが、これで投機筋を通じたバッシングの手を緩めてくれるかどうか…。ドル円相場は政治化してきた?

 21日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万7829ドル73セント     +24ドル86セント(0.14%)
 NASDAQ総合指数        4843.76ポイント        +6.55ポイント(0.14%)
 S&P500               2088.90ポイント        +5.65ポイント(0.27%)
 CME日経平均先物        1万6115円           -45円
 10年物国債金利         1.70%              +0.03%
 ニューヨーク原油         48.85ドル            -0.52ドル
 GOLD                1272.5ドル           -19.6ドル
 ドルインデックス          94.10              +0.45


 昨日の米国市場は、英国のEU離脱懸念の後退を受け欧州株が続伸した流れを受け、買いが先行。続伸してスタートしました。この日、イエレン議長の議会証言を控えていたことや、英国民投票日の接近から模様眺め気分が強まるなか、この日欧州議会で証言したドラギECB総裁が英国のEU離脱による影響を懸念。離脱に備えた対策を講じている、としたものの、市場の警戒感は解けずドルが上昇。原油価格が下落したことが嫌気され、昼前には小幅に下落する場面も…。イエレンFRB議長の議会証言は、米国経済の先行きに自信を示す内容になったものの、「低成長、低金利環境が長期間続く可能性がある…」」と指摘。利上げ懸念が後退したことを受け、景気敏感のハイテク株などが買われ、引け近くにニューヨークダウはこの日の高値1万7877ドル(前日比73ドル高)をつける場面もありました。結局、主力3指数とも続伸したものの、投票日の接近からポジションを調整する動きも強まり、引けにかけては上げ幅を縮める展開に…。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1718、値下がり1328と買いが優勢。NASDAQ市場は、値上がり1187、値下がり1599と、売りが優勢。

 NYダウは続伸。ダウ30種採用銘柄中、1%以上変動したのはマイクロソフト(+2.24%)のみ。全般的に膠着感が強く、NYダウの終日値幅は78ドルという狭いレンジの動き。ただ、この日の上げで、頭を押さえてきた日足一目均衡表の「雲」上辺を抜け出してきたほか、日足MACDも勢いよく上昇。シグナルラインに接近するなどテクニカルな状況に強気相場を暗示するものが増えてきました。NASDAQ総合指数、S&P500 については、「雲」上辺での値固めが続いているものの、25日線、50日線が頭抑えとして意識されており、一気に抵抗帯を突破できる好材料の出現が待たれるところ。

 米国株は続伸。円は、リスクオフの後退からユーロが買い戻されたことや米長期金利が下落したことを受け、対ドルは104円70銭台に、対ユーロは117円80銭台に、それぞれ下落。CME日経平均先物は、円が小幅安したにも関わらず大証先物終値比45円安の1万6115円と、下落して帰ってきました。レンジは、1万5720円~1万6255円。出来高は前日比1460枚減の4万4844枚。昨日同様、思惑的な動きがあるような動きでした。本日の日本株は、英国の投票日接近から神経質な動きになりそう。リスクオフで売りすぎた先物ポジションの買い戻しの可能性があるものの、戻り局面では、イベントを前にしたポジション調整もあり、上値は圧迫されるか…。引き続き、日計り投資家が主導する個別色の強い展開に…。今日から参院選がスタートしますが、結果によっては安倍首相の責任追及も予想され、新たな脅威になる可能性も…。昨日も書いたように、来期の業績まで展望し、市場の変動に影響されにくい企業を拾っておくことがベスト。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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