大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2017/07 | 08
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週末の日本株は、英国のEU離脱選択ショックから、先物への売り仕掛け、円急騰を嫌気した主力株の売りなどから全面安となり、日経平均、TOPIXとも7%を超える急落で終了
 本日の日経平均は、1286円33銭安(7.92%)の1万4592円02銭、TOPIXは94.23ポイント安(7.26%)の1204.48ポイントと、ともに急反落。出来高は、前日比約20億株増の36億2328万株、売買代金は、同1兆7680億円増の3兆3383万株。ともに前日比で倍増以上の増え方。騰落状況は、値上がり6、値下がり1954と、全面安の展開。下落幅は、ITバブル崩壊時、2000年4月17日の1426円以来の下落幅だといいます。下落率も東日本大震災時の11%以来の下落率。もちろん、下げの要因は、想定外の英国国民投票でのEU離脱派の勝利…。国民投票言い出しっぺのキャメロン首相は、責任を取って辞任することになりました。EUからの離脱を国民が求めたことから、2年間の猶予期間中の離脱交渉が始まりますが、英国内ではスコットランド独立派から独立への機運が出ているほか、イタリアでは右翼政党が、EUからの離脱を問う国民投票をやるべきだ、と声が上がるなど、英国だけでなく、EUの結束を脅かすような動きも始まっています。

 このところの世論調査から、英国のEU残留の可能性が強まっていましたで、市場は「楽観」に傾いていたようです。投票日の出口調査でも、残留支持が上回っていたほか、投票の締め切り後、離脱派英国独立党の関係者が敗北を認めるような発言をしたことも、強気を支持。今日は朝から先物の買い戻しや円売りの動きが強まり、日経平均は前日比150円高する場面もありました。しかし、開票結果が発表され、終始、離脱派の得票率が上回る状態が続くと、一転して円買い・株先物売りの売り仕掛けが入りだしたほか、英ポンドやユーロが急落してくると、リスク回避の円買いが強まり、さらにこの動きが先物売りを誘ったほか、裁定解消売り、円高を嫌気した外需株売りと、売りの範囲が拡大。昼にかけ、離脱派の勝利が確実になってくると、海外市場の動きを懸念した売りが急速に拡大。海外市場の反応が読めないほか、週末控えであることも、投資家の現金化の動きをあおり、売りは全銘柄に波及。一時は、東証1部で上げているものは2銘柄というありさま…。おそらく、海外市場の下落に備え、代替え的に日本株を売っておこうという海外投資家の動きもあったのでしょう。日本市場の空いている間に開票作業が進むのは、気持ちが悪い…と書きましたが、まさに、楽観の裏返しとなり、日本市場が、離脱ショックを一気に引き受ける、という最悪の事態になりました。

 今日の朝も、離脱ならショック安、残留でも材料出尽くしで売られる懸念もある…としましたが、残念ながら、ショック安のほうに振れてしまいました。まあ、英国民が自ら選んだ道ですから、何も言えませんが、「EUの押しつけがましい動きがいやだ…」、「移民が就職機会を奪っている…」など、不満が離脱支持の原因。離脱後の経済運営をどうするのかなど、離脱派には具体的な政策はありません。「EUや米国と、個別に交渉をやり直せば良い」と、安易な考えを持っているようですが、これ以上の加盟国の離脱を防ぎたいEUや欧州の地政学の安定を図りたい米国が、緩やかな条件での交渉に応じるとも限らず、英国が孤立化していく可能性も…。また、英国を拠点にして欧州市場を開拓してきた、海外からの進出企業は、拠点の見直しを図らねばならず、雇用の機会増を求めて、離脱を支持したものの、海外進出企業が大挙、大陸に移動。職を失う国民が増加するリスクも高まってきました。これから、思いがけないデメリットなどが、次々と、出てくる可能性もあり、離脱派ないから反省の動きが出てくるかもしれません。

 次期政権がどうなるかわかりませんが、EUの意向にもよりますが、再投票という、事態も出てくるかもしれません。このところ、計算づくよりも感情に左右されて政治的な判断をする動きが強まっており、国対国のレベルでも、選択を間違えるような状況が出てくるのではないか…と、懸念しています。まあ、今回の離脱騒動に関しては、結構時間をかけて織り込んできていますので、短期的な調整が終われば、あとは、EUの問題として、いつものようにグダグダともめながら、時間をかけて消化していくことになるんでしょう。まさか、一気にEUの解体まで行くことはないものと思います。

 現在、取引されている欧州市場はイタリア株が10%近く下落するなど、主力国の株価は全滅。米国株は先物が一時、700ドルを超える下落になっていましたが、今は、450ドル安くらいに下落幅を縮小。一時、100円を割り込んだ円も103円台に戻してきています。市場がスパイラルに下落する可能性が出てきたことから、週開けにも、協調介入の動きが出る可能性があることや、日本でも、日銀の臨時会合が行われ、追加緩和策が出される可能性。円が、再び100円割れになるようなら、市場介入の動きも懸念されることから、投機筋にとっても、日本株をさらに売り込むにはリスクが大きいはず。為替、日経平均先物とも海外市場から戻してくるのでは…。

 まあ、今日は買い物が引っ込んでしまうなか、売り物ばかりが出され、真空地帯を下げた銘柄がほとんど…。内容的に問題のないものは、いいかも場になるものも出てきそうです。全体の動きなど、詳しいことは、日曜日のレポートで考察してみます。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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