大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週明けの米国株は、英国のEU離脱懸念が尾を引き、欧州と関係が深い金融株や自動車、空運などが売られ、主力3指数とも大幅続落して終了…割高株の多いNASDAQ市場の先行きに懸念
 おはようございます。
 週明けも英国のEU離脱の帰趨は不透明なままの状態が続いています。国内の体制が整わない英国は、離脱交渉の着手を先延ばしする姿勢ですが、他の加盟国への影響を気にするEUは、正式な離脱宣言と交渉開始を急かしています。英国内で、EU残存へ向けての国民運動が高まっていることも、先行きの不透明感を高めています。レポートでも触れましたが、今の市場にとっては不透明な状態が長引くのが最大の悪材料。欧州にかんする悪材料は常に時間がかかることで、市場の混迷を深めてきましたが、今回も同じ構図になるのでは…。いつも、「会議は踊る」状態に陥る欧州本土の加盟国が、珍しく、結論を急ぐようにせっついているのも珍しい動きですね。とにかく、市場にとっては、結論は早ければ早いほど「良い」ということですが…。それにしても、一時の感情に流されて出した結論で、こんな大騒動になるなんて。歴史は、こんなはずみで作られていくという側面もあるんですね。
 
 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万7140ドル24セント       -260ドル51セント(1.50%)
 NASDAQ総合指数        4594.44ポイント          -113.54ポイント(2.41%)
 S&P500               2000.54ポイント          -36.87ポイント(1.81%)
 CME日経平均先物        1万5160円             -200円
 10年物国債金利         1.46%                -0.12%
 ニューヨーク原油         46.33ドル              -1.31ドル
 GOLD                1324.90ドル            +2.3ドル
 ドルインデックス          96.37                +0.45


 週明けの米国株は、英EU離脱に関する先行き不透明感から欧州株が大幅続落した流れを受け、続落してスタートしました。欧州での業務展開が困難になるとの見通しから、金融関連が売られたほか、関税コストの上昇を懸念した自動車や同部品株にも嫌気売りが増加。ドル高や景気の先行き懸念から原油価格が下落したこともエネルギー株の売りにつながり、安寄り後も売りが継続。寄り後まもなく、この日の安値1万7063ドル(前週末比337ドル安)をつける場面も…。ただ、2日間で1000ドル近く下落したことやテクニカルな節目に近づいたことから、高配当株や業績安定の公益事業株を中心に押し目買いが入ったほか、主力株の押し目拾いの動きも散見され、引けにかけては底堅い動きが続きました。結局、主力3指数とも大幅続落して終わりましたが、景気の先行きへの不透明感が強まったことから、割高株が多いNASDAQ市場への売り圧迫が強まり、NASDAQ総合指数の下落率の大きさが目立ちました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり598、値下がり2535(NASDAQ市場は、429-2467)。VIX指数は、1.91ポイント下げ、23.85ポイントに低下。

 NYダウは、大幅続落。75日線など中期の下値支持線を切り、昨日は200日線をわずかに下回る水準まで下落。先安懸念が強まっています。昨日の終値水準は、26週、52週各移動平均線が控えるゾーンですが、いずれも方向は下向き。ただ、週足一目均衡表の「雲」上辺に近づいてきたことから、下げ止まるかどうかが注目されるところ。S&P500も同様のパターンですが、すでに一目衡表の「雲」内に入っています。NASDAQ銘柄の影響もあり、下値支持ゾーンを維持できるかが焦点に。NASDAQ総合指数は、すべての下値支持ゾーンをした抜け、昨年8月安値、今年2月安値と下値が切り下がっているほか、高値も切り下がっており、下落トレンド入りが濃厚。先行き懸念が強まってきました。ドル高が進んでおり、多国籍企業が多い、NYダウへの影響が懸念されます。

 米国株は続落。円は、スイスフランと並び安全通貨として買われているものの、両通貨とも介入懸念が高まっており、対ドルは101円90銭台と小幅高にとどまりました。先行き懸念が強い対ユーロは112円30銭台に上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を200円下回る1万5160円で帰ってきました。レンジは、1万4975円~1万5380円。出来高は、前週末比8万枚減の7万3600枚と半減。本日の日本株は、警戒感の強い展開になりそう。米財務長官が再び市場介入をけん制する発言を行っており、投機筋の仕掛け的な動きが懸念されます。ただ、依然、日銀の臨時会合への期待が強く、下値は堅そう。欧州情勢の見通しが定まるまでは、外需株<内需株の動きにならざるを得ないか。特に、補正予算を当初予想から倍増する圧力が強まっており、財投関連への注目度が高まりそう。欧米株はまだ2月安値までの下値余地を残しているものの、日本株は先行して売られており、下値は乏しくなっているのでは…。引き続き、為替やGLOBEX市場の米株状況など外部材料にらみの展開。相場観を確定して動かないほうが無難?
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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