大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
03 | 2017/04 | 05
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週明けの日本株は、主力株への押し目買いが後半に入ったことや、円安気味に推移した為替を好感。日経平均は6日続伸して終了
 英国のEU離脱選択から一週間以上が経過しました。震源地の英国に続き、米国、新興国のブラジル、インドネシアなども離脱ショック前の株価を回復。香港のハンセン指数も、今日、ショック前の水準を回復してきました。いまだに半値戻し近辺をうろうろしている欧州や日本株とは別次元の動きをしています。これまで、強制を嫌う英国が調整役になって、ドイツやフランスの押しつけがましい態度をけん制してきましたが、英国が抜けるとどうしても強制的な動きが目立ってきます。イタリアの銀行への財務健全化要請がECBから出されたようですが、イタリアは独自で対処すると、要請を受諾しなかったようです。今後、ドイツの官僚的な締め付けが厳しくなればなるほど、加盟国内の離脱派が力をもってくることになるんでしょう。株価の回復が、遅いとこから見ても、市場はEUのほうを心配しているように見えます。

 日本も同様。もともと円は、英国のEU離脱ショックに対するリスクオフとして買われ、106円台から、瞬間99円08銭まで上昇しました。しかし、英国の離脱交渉の開始が最速でも、9月以降となったほか、EU側も28日の首脳会合で英国が離脱宣言をするまでは、下交渉を含め、一切の交渉に応じない…としたことから、リスクが先延ばしになり、リスクオフで売られた市場は急速に回復しています。しかし、円は市場がリスクオンに戻ったにも関わらず、半値戻しの水準にとどまっています。EU離脱にともなう混乱を最小限にとどめるにはドル安が必要ですし、このところ中国人民元の下落ピッチが速まっていることも懸念要因となり、円にはしばらくはこの辺の水準でいてもらおうということでしょうか。大統領選をやっている折から、今、ドル高になるのも困る…という理由もあります。このあたりの米政府の意向を斟酌してか、投機筋は円の買い持ち高を積み上げています。投機筋と一体になって攻められたら、日本政府としてもつらいですね。何しろ、100円を割り込んだ時にも、ルー財務長官から「秩序だった動きだ…」と介入をけん制する発言がありましたので、投機筋も安心買いしているところもあるようです。

 まあ、親分から睨みをきかされたら、子分としては逆らえないというところですね。意向に逆らって介入でもしようものなら、指詰めろなんて言われかねません。このところ、麻生さんもおとなしいようです。また、このところ日本の物価の下落が目立ってきました。米国の場合は、金利が低下しながら、物価は上げており、実質金利は低下。一方の日本は、マイナス金利に加え、物価が下落。実質金利は上昇気味。これでは、日米の金利差から見ても、円安にはなりにくくなります。本来なら、マイナス金利幅を拡大するか、財政投入で需要を刺激。物価を引き上げる方向に動かなければならないのですが、マイナス金利は、大手都銀の反乱でふたをされ、財政出動に関しては、財源の問題から二の足を踏んでいる状態。これは、下手をするとデフレ時代に逆戻りするぞ…という見通しを投機筋がもったのかもしれません。まあ、寝技を使ってでも円高を何とかしないと、日本株(主力株)が浮上する芽は無いですね…。ただ、自民党としては、年内に衆議院解散を行いたいとの観測もあり、その時のために切り札としてとってある…とする向きもありますが、そんなことをすれば、景気との関係では時期遅れになってしまうかも…。

 まあ、今日の相場も、そんな動きを反映した動きでした。週末のCME日経平均先物が大証終値を下回って帰ってきていましたので、朝方は売りが先行。一時は130円安する場面もありました。ただ、持ち高調整から円を売る動きがでると、TOPIX100型銘柄に買いが入り、これが先物買いを呼び、裁定買いから上げ幅を拡大。昼過ぎには1万5800円台を回復する場面も…。大型株指数の上げが小型株指数の上げを大幅に上回ったほか、ユニクロやKDDIなど指数寄与度の高い銘柄が指数を押し上げた、という側面もあります。
物色対象も食品や紙パルプ、情報通信などディフェンシブ系が上位にきており、先行きを期待して買おうという雰囲気でもないようです。まあ、今晩の米国市場は、独立記念日の代替え休日で休みになりますので、明日の午前中くらいは、今日みたいな相場になりそうですが、再び、為替やGLOBEX市場の米国株をみながらの神経質な動きに戻りそう。

 結局、日経平均は93円32銭高(0.6%)の1万5775円80銭と、6日続伸。TOPIXは7.53ポイント高(0.6%)の1261.97ポイントと、続伸。出来高は、前週末比1.56億株減の15億7950万株、売買代金は約2000億円減の1兆6021億円と閑散商いに…。騰落状況は、かさ上げ的な動きが強まり値上がり1117、値下がり715と買いが勝りました。
 今日の終値での日経平均サイコロは10勝2敗(81%)に上昇。黄色信号が点灯。TOPIXは8勝4敗(66%)に上昇。日経平均RSIは45%→48%に上昇。25日線かい離率は-2.9%→-2.0%に縮小。そろそろ25日線を意識する動きも…。騰落レシオは96%→93%に低下。テクニカル指標的には問題がありませんが、日経平均サイコロの過熱は警戒したい。以前から、裁定買い残が枯渇しており、裁定業者や先物筋が買い残を積み上げる動きが出るかも…としましたが、もしかして、この動きが始まっている…?

 レポートでも書きましたが、当面は日本株が劇的に変わる要素はなく、引き続き、業績やテーマ性に主眼を置いた、個別物色の流れになりそう。継続追跡銘柄を追いかける方針でいいと思います。今日も福井コンピューターが高値を更新していました。6月12日号では、週足と日足から相場に迫り、あらたに、AI関連の材料も出てきた…として、注目しましたが、あとから外資が乗っかってきて、大した相場に発展しました。アウトソーシングやミロク情報サービス並みの展開も期待。また、業績や事業性に着目して追跡してきた豆蔵ホールディングスも、今日は4ケタ大台に乗せてきました。また、先週号で、不透明材料のヘッジとして注目した2銘柄とETFも続伸しています。まあ、前段でも書きましたように、大口資金を扱うファンドなどがまともに考えたら、主力株は買えない…。でも、彼らの大きな資金が入ってこれない小型株市場には、きらきら光る銘柄がたくさんあります。方向を間違えないようにしないと…ね。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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