大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2017/05 | 06
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昨日の米国株は、主力企業のさえない決算や原油価格の下落を嫌気。高値警戒感が強まり、NYダウは10日ぶりに反落。NASDAQ総合指数、S&P500 も反落して終了
 おはようございます。昨晩は、久しぶりにきついダンピング症状が出て、寝込んでしまいましたので、休載しました。ご容赦!

 昨日の日本株は反発しましたが、指数は、終日上げ幅を縮める展開に…。ドル・円相場が日足一目均衡表の「雲」に接近。前回はこの水準から跳ね返されており、警戒感が強まったことが、先物筋の手じまい(株先物売り・円買い)につながったのかもしれません。日本市場の終了後、英国BBC放送が、黒田日銀総裁のインタビューを放送。同総裁がヘリコプターマネーに関し「必要性も、可能性もない」と発言。このところの円安、株高がヘリコプターマネーへの期待感から上げていたところも多かっただけに、海外市場で円相場は急騰。日経平均先物も、一時は350円下げるなど、大荒れの展開に…。のちに、同インタビューが6月中旬に収録されたものであることを報じていますが、なぜ今頃流したのか疑問符が付きます。もし、投機筋がこの放送があることを知って、先物を売っていた、としたら、大問題。4月の日銀会合を前に、ブルームバーグがマイナス金利による日銀貸し出しを報じ、円安、株高が進んだものの、結局のところ「誤報」で、その後株価が急落。報道姿勢が問われました。インタビュー後、英国のEU離脱など大きな変化が起きており、放送する前に日銀に確認するなど慎重な報道が必要だったように思われますが、実際にはどうだったのでしょうか。
 昨日発表された11日~15日売買分の裁定取引にともなう裁定買い残は、前週比2069億円増の7841億円と、やはり、裁定買い残を積み増す動きが強まってきました。この裏には、海外投機筋が先物買いを増やしたことがあります。おそらく、イベントに向けてポジションを積み上げていく、イベントドリブン型の投機筋の動きが活発になっているんでしょう。日銀としては、変な緩和期待を市場にもってもらいたくない…ということで、期待感を冷やすための発言だったかもしれませんが、来週の会合で何もしなかったら、また、投機筋が暴れる姿を見ることになるかもしれません。

 21日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        1万8517ドル23セント       -77ドル80セント(0.42%)
 NASDASQ総合指数      5073.90ポイント          -16.03ポイント(0.31%)
 S&P500               2165.17ポイント         -7.85ポイント(0.36%)
 CME日経平均先物       1万6560円             -250円
 10年物国債金利         1.558%              -0.027%
 ニューヨーク原油         44.75ドル             -1.00ドル
 GOLD                1331.20ドル            +11.70ドル
 ドルインデックス         96.89                -0.25    


 昨日の米国株は、ECBが金融政策を据え置いたことから欧州株が高安まちまちとなるなか、ガソリン在庫の増加などを嫌気しエネルギー株が売られたことを受け、売りが先行。反落スタートになりました。前日引け後に発表されたインテルやAMEXの決算が予想を下回って下落すると、前日までNYダウが9連騰するなど高値警戒感が強まっていたことから、次第に売りが優勢となり、下落幅を拡大。昼過ぎに、この日の安値1万8469ドル(前日比126ドル安)をつける場面も…。ただ、中古住宅販売が予想を上回ったことや、フィラデルフィア連銀製造業景況指数で製造業の底入れ感が確認されたことなどを好感。引けにかけては、やや買い戻されたものの、結局、NYダウは10日ぶりに反落。NASDAQ総合指数、S&P500は反落して終了。公益株が買われたほか、GMやイーベイなど好決算銘柄が買われる一方、決算が予想を下回った空運が売られるなど、決算内容に敏感な動きが続いてます。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1287、値下がり1751(NASDAQ市場は、1058-1769)と、売りが優勢。

 NYダウは10日ぶりに反落。この日は終日マイナス圏で推移していました。日足サイコロは、まだ10勝2敗(81%)と警戒ゾーンの75%を超えて推移。短期的な調整が必要になっています。この日は、株安や原油安を嫌気し、ややリスクオフの動きが強まり、債券市場に資金が流れたことも、さえない動きにつながったようです。新高値を更新していたことから、いずれ下値調べの動きが出てくることは以前から想定していましたので、この調整は歓迎。当面、昨年5月高値の1万8300ドル付近での値固めの動きに移るか…。

 米国株は反落。円は、英BBC放送が流した一か月前のヘリコプターマネーに関する黒田日銀総裁発言を受け急伸。対ドルは一時105円40銭台まで急伸したあと、105円80銭台、対ユーロは116円60銭台にともに上昇。CME日経平均先物は、円の急伸を嫌気し、大証先物終値を250円下回る1万6560円で帰ってきました。レンジは、1万6460円~1万6925円。出来高は、前日比約2万4000枚増の7万1247枚。本日の日本株は、下値を探る展開に…。引き続き、海外先物筋次第の展開になりそうで、為替、GLOBEX市場の米株先物睨みの展開になりそう。週明けに明日からG20財務相・中銀総裁会合を控えているほか、週明けには、FOMC、日銀会合を控えており、投機筋としても無理な仕掛けはしにくいところ。BBC放送が、反響の大きさに、収録が6月中旬(17日?)に行われたものであることを公表。市場も落ち着きを取り戻し、円は106円台を回復。CME日経平均先物も1万6600円台に入るなど、落ち着きを取りも度しています。週末にともなうポジション調整の売りなどが懸念されますが、当面、日足一目均衡表の雲上辺、26週移動平均線などが下値を支持しそう。決算発表が本格化してくることから、好決算物に注目。このところ減益ながら、コンセンサスが引き上げられている東京製鉄…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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