大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2017/05 | 06
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昨日の米国株は、原油価格の下落や企業業績の内容が明暗を分け、主力3指数は高安まちまちで終了。
 おはようございます。
 このところ発表される米国の景気指標は、前月水準や予想を上回るものが増えてきました。昨日発表された6月の新築住宅販売件数は8年4か月振りという高水準。相変わらず、物価関連指標は弱含んだままですが、一つ間違えると上げに拍車がかかりかねない状況もあるようです。FRBとしては、金融調節の幅を広げるためにも、再度利上げをしておきたいところ…。市場は、利上げはあっても年内一回…と高をくくっていますが、FRBウォッチャとして著名なウォールストリートジャーナルの記者は、このような市場の甘い見通しに警鐘を鳴らしています。今晩のFOMCに関しては無風を予想する関係者も多いようですが、もし、9月会合での利上げへ向け地ならし的な表現が入ったら…。市場は、日銀の金融緩和への過度な期待感が相場を波乱させると警戒していますが、今晩のFOMCだって、昨年末以来の利上げへ向けての地ならしの表現が入れば、動揺は避けられません。まあ、市場への配慮がありますので過激な表現はしないとは思いますが、9月利上げの可能性は織り込んでいないだけに、心配されます。 

 26日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        1万8473ドル75セント      -19ドル31セント(0.10)
 NASDAQ総合指数       5110.05ポイント         +12.42ポイント(0.24%)
 S&P500              2169.18ポイント         +0.70ポイント(0.03%)
 CME日経平均先物       1万6385円            +45円
 10年物国債金利        1.568%               -0.08%
 ニューヨーク原油        42.92ドル             -0.21ドル
 GOLD               1320.80ドル           +1.30ドル
 ドルインデックス         97.16               -0.10 


 昨日の米国株は、好調な企業業績を映し欧州主要市場が続伸したものの、この日も原油価格が軟調に推移。エネルギー株が売られたことで続落スタートになりました。新築住宅販売件数や消費関連指標が予想を上回ったことから、寄り後に、一時、前日比でプラス圏を回復する場面があったものの、月間の既存店売り上げが予想を下回ったマクドナルドや、利益が予想を上回ったものの契約件数が予想に届かなかったベライゾンが売られたことが指数の足を引っ張り、昼にかけ下落幅を拡大。ニューヨークダウは、この日の安値1万8387ドル(前日比106ドル安)をつける場面もありました。午後は、今晩のFOMC結果を見たいという動きから、小動きの展開が続きましたが、キャタピラが予想を上回る利益を計上し買われるなど、多国籍企業に押し目買いが入り、引けにかけ下げ幅を縮小する展開に…。結局、エネルギー株の下げが重石になって下げ分を埋め切れなかったNYダウは続落したものの、テクノロジー株などの堅調な動きから、NASDAQ総合指数、S&P500は反発しています。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1851、値下がり1184(NASDAQ市場は、1754-1087)と、ともに買いが優勢。

 NYダウは小幅に続落。原油価格の下落が足を引っ張り一時1万8387ドル安値を付け、昨年5月高値1万8351ドルに接近する場面もあり、下値めどに接近したとして押し目買いが入り、値を戻したようです。ここまでの上げをリードしてきた原油価格が調整含みに推移していることが指数の頭を重くしていますが、昨日は、安値42ドル36セントをつけ、今年3月18日の戻り高値42.49ドルの頭をたたいており、いったんは底入れ感が出てくるところ…。また、直近、レポートでも昨年来ボックス圏の動きを続けてきたドルインデックスに関し、短期的な相場の屈折点に接近しているとしましたが、やはり、この辺で足踏みをはじめました。これ以上のドル高は、米企業に逆風になることから、FOMCで何らかのドル高牽制的な発言も出てくるかもしれません。原油価格がもたつけば、次は、ドル安から多国籍企業が上げをリードするパターンになるか…。NASDAQ総合指数は、昨年7月の市場最高値を起点に、下落のレンジを形成していましたが、先週から、このレンジを抜け出してきました。当面、NASDAQ総合指数が全体をリードし、高値挑戦する格好になりそう。

 米国株は高安まちまち。円は、期待外れの景気刺激策への失望から買われたものの、日銀緩和への思惑から買い戻しの動きも入り、対ドルは104円60銭、対ユーロは114円90銭台と、ともに上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を45円上回る1万6385円で帰ってきました。レンジは、1万6235円~1万6585円。出来高は約1万5000枚増の4万4929枚。本日の日本株も、景気への政府の対応や急速に高まってきた日銀の緩和への思惑から、神経質な動きが続きそう。日銀会合の結果発表後に相場が大きく変動する懸念が高まっており、ポジション調整やワンチャンスにかける投機筋の動きなどから不安定な動きも…。当面、現状維持で様子見。一部、成長株に対し、アナリストが強気の予想を出しているものがありますが、昨日発表のエムスリーは、大幅増益にも関わらず、アナリストコンセンサスを下回っており、今日の株価の反応が注目されます。アナリストが極端な弱気予想を提示し、会社計画を下回っているような銘柄のほうが、短期的には面白いかもしれませんね。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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