大仏さんの「株やぶにらみ」
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04 | 2017/05 | 06
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本日の日本株は欧米株安や円高を嫌気したほか、景気対策への失望感などから先物筋の売り攻勢が強まり、大幅続落して終了
 先週末の日銀金融政策決定会合は、海外投機筋に絶好の日本株売りの口実を与えてしまったようです。マイナス金利の深堀を思惑して国債を先回り買いしていたものの、肩透かしを食って、債券をぶん投げし、国債金利が急騰。一時はゼロ金利に近づく場面も…。これを受け、このところマイナス金利でも債券を買っていた金融機関の含み損への懸念が浮上。銀行株が激しく売られていました。また、米国の投資家が、マイナス金利でも日本国債を買う基本を支えていた高いドル調達金利が、今回の企業などのドル資金調達枠の倍増措置で、低下。彼らが日本国債への投資意欲をそぐことになるだけではなく、日本国債を売却する原因になるかもしれない…との思惑も生まれています。特に、9月会合までに行われる政策の点検により、国債の買い取りが減少するのではないか…との思惑も投機筋は抱いたようです。これまで、高いドル調達金利を背景にマイナス金利の国債を買っても、もっと高い値段で日銀が買い取ってくれましたから、海外投機筋にとっては、安全牌で儲けられる商品でした。日銀が買い取ってくれないとなると、これまで買った分も市場で売られ、国債価格はもっと下落。金利が上がることで、対ドルでの円高が進むことになるので、日本株は売りだ…というのが、海外投機筋が円買いたストーリーでしょう。

 まさか、彼らが言う通りにはならないでしょうが、来週12日には、昨日の波乱のもとになった10年国債に続く、30年債の入札があります。今後、米国の景気指標が悪化し、金利が下がってくると、ますます円高の思惑を強めてしまうことになります。日銀としては、早急に9月会合へ向けての点検の内容をディスクローズし、かつ、国債の買い取り政策に関し、増額することがあっても減額や廃止することがないことを、明確にし、投機筋が描くストーリーを崩す必要があると思うのですが…。ちょっとややこしいことになってきました。このところ、売り持ち高を10分の1くらいに減らしていた、欧州系証券(CTAの機関店)がまとまった先物売りを出してきたのも気持ちが悪いところです。

 まあ、今日の日本株は、欧米株安やCMEでの日本株売り仕掛けを受け、売り先行でスタート。一時、債券の持ち直しを受け、下落幅を縮める場面があったものの、昨日麻生財務相が述べた40年債増発により、超長期債の需給が悪化するとの思惑で、30年債が下落すると、前段で書いたようなストーリーから、先物市場に断続的な売りが増加。先物売りとセットになった円買いから円高になると後場から下落幅を拡大。裁定解消売りなどから2時前には、この日の安値1万6056円(前日比335円安)をつける場面もありました。一部、予想を上回る決算で買われたものやこの日材料が出たもの以外は売られ、業種別もすべてが下落するという状態。ひけにかけてやや買い戻されたものの、日経平均、TOPIXとも大幅続落して終わりました。

 日経平均は308円34銭安(1.88%)の1万6083円11銭、TOPIXは28.22ポイント安(2.17%)の1271.98ポイントで終了。出来高は、2.66億株増の22億4069万株、売買代金は3778億円増の2兆4585億円と、ともに増加。騰落状況は、値上がり167、値下がり1757と全面安商状。
 今日の終値での日経平均サイコロは5勝7敗(41%)に低下。TOPIXも4勝8敗(33%)に低下。日経平均RSIは57%→46%に低下。底値ゾーンの40%割れに接近。25日線かい離率は、+1.7%→-0.4%と、下値めどとされた25日線を割り込んできました。騰落レシオは111%→103%に低下。相場は急速に弱含んできました。

 昨日の日足MACDの売りシグナルに続き、今日は、三本新値の陰線2本目が入ってきました。また、これまで何とか踏ん張ってきた日足一目均衡表の「雲」上辺を下回り抵抗帯の中に入ってしまいました。なんだか、だらだらとした下げ方ですね。裁定買い残がたくさんあれば、解消売りで指数が急落。ビビった投資家が投げて底が入る…というパターンになりますが、買い残の絶対額が少ないことや、日銀のETF買いが下値を支えてくれるという期待感があり、調整が長引いてしまっているようです。まあ、夏休みも近いし、無理なポジションは作りたくないと、大手の投資家も見送りを決め込んでおり、すっかり先物筋の思惑通りの展開になっているようです。昨年の8月と同じですね。

 レポートでは、もともと、昨日紹介した、4銘柄以外はやらず、業績重視でやってきましたが、今日は一時やられていたヤマハが好業績とコンセンサスの引き上げで生き返ってきましたし、今期と並び来期の業績にもきたいしている日本ユニシスも今日は好決算を背景に年初来高値に迫ってきました。まあ、このところ書いていますように、業績発表で待ち伏せ買いしたものについては、想定通り飛び出せばいったんは益出し。8月調整相場で、また、同じ銘柄をねらうか、次の業績好転銘柄を仕込むかを考えればいいと思います。明日も2社発表になりますが、はたしてどんな数字がでてくるか…。指数についてはレポート直近号のチャートに示した一つ目の壁が破られましたので、次は、2番目の壁を志向することになりそうです。まだ、確固とした計算ができませんが、15885円にポイントがありますが、どんなものでしょうね。背後霊が憑いた指数を気にしても仕方がありませんが、あまり、無茶だけはせんといてほしいのですが…。言っときますけど、長期に関しては全く弱気をしていませんので、勘違いされないように。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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