大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
03 | 2017/04 | 05
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週明けの米国株は、原油価格の上げやアップル株のファンド買い増しを受けたハイテク株の上げを受け反発。主力3指数がそろって最高値を更新して終了
 おはようございます。
 先週8日、カタールのサダエネルギー相が「9月下旬にOPECの非公式会合を開催する…」と、発言して以来、原油市場で生産調整への思惑が高まっています。その後、11日にサウジアラビアのファリハエネルギー産業・鉱物・資源相が「同会合で市場安定に必要な措置について協議する…」と、発言。カタールエネルギー相の発言を追認。昨日は、ロシア・ノバクエネルギー相が「サウジなどと安定について協議している…」と述べたことから、原油価格は追い立てられるように上げ足を速めてきました。一方、ITを駆使した掘削コストの低減努力から採算が改善した米シェール業者は、掘削井の再開をはじめ、米国内の産油量は日量12万バレル増加しているといいます。7月のOPEC生産量日量3311万バレルと高水準を維持。サウジアラビアの同月生産量は1048万バレルと過去最高を記録しています。財政事情の悪化から増産せざるを得ない事情があるようですが、需給面から見たら、果たして生産調整がうまくいくのか…との疑問も出てきます。ただ、OPEC非公式会合は、まだ、一か月先の9月下旬の話。今後、ボラティりティの高まりから、投機的な動きが強まる可能性もありそうです。市場の関心は、リスクオフの金からリスクオンの原油に移ってきそうです。
 
 15日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        1万8636ドル05セント      +59ドル58セント(0.32%)
 NASDAQ総合指数      5262.02ポイント         +29.12ポイント(0.56%)
 S&P500            2190.15ポイント         +6.10ポイント(0.28%)
 CME日経平均先物      1万6870円             変わらず
 10年物国債金利        1.551%              +0.045%
 ニューヨーク原油        45.74ドル             +1.25ドル
 GOLD              1347.50ドル            +4.30ドル
 ドルインデックス         95.59               -0.12 


 週明けの米国株は、9月の非公式OPEC会合への期待感から原油価格が続伸したことを好感。エネルギー関連が買われ、NYダウは反発してスタートしました。この日は、ロシアのエネルギー相がサウジなどと価格安定について協議していることを開示。原油価格が約1か月ぶりに45ドル台を回復したことを受け、キャタピラなどエネルギー関連が上昇し、指数の上げに寄与。NYダウは寄り後まもなくこの日の高値1万8668ドル(前週末比92ドル高)をつけ、史上最高値を更新しています。前週の予想を下回る小売売上高への懸念から、ウォルマートなど消費関連が売られ上げ幅を縮める場面がもありましたが、著名投資家バフェット氏関連企業がアップル株を買い増したことが伝わると、ハイテク株全般に買いが広がり、指数を下支え。結局、NYダウとS&P500は、ともに反発。NASDAQ総合指数は、3日続伸。3指数とも最高値を更新しています。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1970、値下がり1080(NASDAQ市場は、1986-894)と、ともに買いが優勢。

 NYダウは小反発。原油価格の上昇が上げを支援しましたが、この日は、10年債金利が上昇したことを受け金融株が上げたことも指数の押し上げに寄与しています。9月下旬のOPEC非公式会合へ向け、加盟国のエネルギー担当相から生産調整をにおわすような発言が続いていることから、原油価格が堅調に推移しており、しばらくは思惑優先から指数を支えることになりそう。また、利上げ懸念の後退から、ドルインデックスが下落していることも、エネルギー価格や多国籍企業の株価を支えそう。指数は、最高値圏にあるものの、52週来高値更新銘柄数は243と、過熱感は出ていないため、当面、じり高の展開が続きそう。債券市場から株式市場への資金移動も…。

 米国株は反発。円は、前週の弱い小売売上高や3か月振りにマイナスに落ち込んだNY州製造業業況指数と、日本の予想を下回るGDPが相殺する格好で、対ドルは101円20銭台と横ばい。対ユーロは113円20銭台に小幅に軟化。CME日経平均先物は、大証先物終値と変わらずの1万6870円で帰ってきました。レンジは、1万6800円~1万6930円。出来高は、前週末比1万3000枚減の2万5421枚。本日の日本株は膠着感を強めた展開になりそう。為替に方向感がなく物色の方向性がつかめないほか、決算発表の一巡から手掛かり材料が少ないことも見送り材料に…。ただ、日銀のETF買いへの期待感から下押し懸念も少なく、当面、個別の材料株に短期資金が集中する個別色を強めた展開に…。コンセンサスを上回り、かつ、高進捗率になった企業の仕込みを続けたい。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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