大仏さんの「株やぶにらみ」
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04 | 2017/05 | 06
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本日の日本株は、日銀ETF買い一服の隙をついた、投機筋の売り仕掛けに、全面安。日経平均、TOPIXとも続落して終了
 レポート直近号で、ドルインデックスの動きが注目される…としましたが、週明けから主要通貨に対し弱含み、95.59ポイントまで低下してきました。7月中旬の高値97.57ポイントから見たら、2ポイントの低下になります。95ポイント付近には下値支持線がありますが、果たしてこのゾーンで反転上昇するのか…。大きな分岐点に近づいてきました。日米の物価上昇率格差から日本の実質金利が高止まりしていることが、円買い要因になっているほか、米大統領選を控え、産業界の支持を取り付けるにはドル安にする必要があることなどから、ドル売りのニーズが高まっています。

 日銀金融政策でのマイナス金利の深堀見送りから、海外投機筋は、再び、円の買い持ちポジションを増やしています。シカゴIMM通貨先物市場(8月3日~9日売買分)では、1週間で買い持ち分が1万枚以上増加。8万6700枚を超えてきました。日銀会合前と比べると1万2000枚の増加。市場での円買い圧力が再び高まっていました。以前から書いているように、彼らの円買いの裏には、株先物を売り動きがセットでありますが、先週末発表の投資主体別売買動向(先物、1日~5日売買分)を見ると、先物を3000億円近く売っており、売り仕掛けのタイミングを計っていた、という見方もできます。盆休みも終わり、市場関係者も戻ってくるし、日銀のETF買いも盆明けになることもあり、今日が一番いいタイミングだったのかもしれませんね。

 市場の日銀ETF買いへの依存度が高くなっており、昨日に続き、今日も買い入れをしなかったら、市場が弱気に傾きやすくなる…とでも読んだのでしょうか。まさか、日銀のETF担当者が盆休みをとっていることを知っていた、なんてことはないでしょうけど…。結局、前場の弱い地合いを見て、昼休み中に売り仕掛け(株先物売り・円買い)をやったら、案の定、日銀のETF買いが入らずじまい。市場参加者も少ないため、押し目買いを入れる投資家もなく、裁定解消売りや円高を嫌気した外需株の売りで、押しが深くなってしまった、というところでしょうか。やはり、急ぐべきは物価の上昇力を強め、実質金利を下げることのような気がします。

 昨年、物価が上昇するいいチャンスがあったんですが、マスコミのバッシングを受け、日銀や政府が腰折れになってしまったことでチャンスをつぶしてしまいました。まあ、思い切って、甘っちょろい経営を続けているような銀行のことなんか、ほっといて、マイナス金利を拡大し、円高に歯止めをかけるべきだと思いますが…。政府や日銀が、少しでも経済の金回りを良くしようと努力しているのに、肝心な銀行や企業がお金を貯め込むばかりで、一向に、世間にお金がいきわたっていきません。最後は、日銀付利を撤廃し、企業の余剰資金に課税するくらいのところまでいかないと、日本の金回りはよくならないのかもしれませんね。企業の接待費への課税を軽減し、お金を使わせようと優遇しても、相変わらず接待費は減る一方。企業が縮み志向に走っているあいだは、この景気はなかなか立ち直るのは難しいような気がします。

 …ということで、投機筋の売り仕掛けの動きもあり、今日の日経平均は、273円05銭安(1.62%)の1万6596円51銭、TOPIXは18.16ポイント安(1.38%)の1298.47ポイントと、ともに続落。出来高は、前週末比3.7億株増の16億1458万株、売買代金は、同4086億円増加の1兆9787億円と、低水準ながら大幅に増加。騰落状況は、値上がり217、値下がり1672と、売りが優勢でした。業種別で値上がりしたのは、原油価格の上げを受けた石油・石炭の1業種のみ。不動産、保険、証券、建設など内需系が下落上位に…。金利引き下げを催促しているような動きでした。
 
 今日の終値での日経平均サイコロは6勝6敗、TOPIXは5勝7敗で、ともに変わらず。日経平均RSIは55%→54%に低下。25日線かい離率は、+2.5%→+0.5%にプラスかい離が縮小。騰落レシオは107%で横ばい。昨日も書きましたように、ストキャスティックスやRCIなど目先の指標が、買われすぎを暗示していたことから、今日の動きも意外性のあるものではありません。引き続き、為替次第の展開ですが、投機筋としては、強引にでも円の対ドル相場の100円割れを実現し、日本株の売り崩しを図りたいはず…。今日の先物売り越し上位に、CTAにつながるところが入っているのはちょっと気になります。とりあえず、13週と26週移動平均線を下値めどと見ておけばいいでしょう。

 今日は、ネット人材紹介のエン・ジャパンが高値を更新してきました。前週号から見ると400円近い値幅になります。この欄でも書いてきたように、求人は紙媒体からネットへとシフト。また、一時雇用の採用が難航していることから、常用雇用に切り替えた求人が増加。ネットによる正社員募集に強い同社に注目しました。また、朝も、高進捗率とコンセンサスを上回る業績を出した企業に注目と書きましたが、同社の第1四半期経常利益の会社計画に対する進捗率は30.6%、前期の26.5%を上回ったうえ、コンセンサスの14億円を大きく上回る17.38億円を達成。この数字を見て、アナリストがコンセンサスを引き上げる、という好条件になりました。まあ、想定通りの経過をたどっています。投機筋の仕掛けがあっても前段で書いたような条件を満足する企業は株価の回復も早いはず…。まあ、明日の相場は、今晩の海外為替市場の動き次第ということでしょうが、まあ、弱気するのは少し早いような気がします。
 レポート直近号で、ソフトバンクは7000円付近はいったん降り…としましたが、今日は、大台接近後裁定解消売りでやられたみたいですね。また、次の買い場を探せばいいでしょう。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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