大仏さんの「株やぶにらみ」
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週明けの日本株は、円の下落を好感した外需株への買いや、先物買い戻しにともなう裁定買いを受け、日経平均、TOPIXとも3日ぶりに反発して終了
 ジャクソンホール・金融経済シンポジウムでのイエレンFRB議長講演については、エコノミストの間で意見が分かれているようです。同議長の講演直後は、従来の発言を踏襲したものとして、市場はハト派的な内容として受け止め株価は上昇しました。しかし、その後、フィッシャー副議長が「データ次第だが、9月利上げを排除すべきでない…」と発言。議長講演もこのこの考えと整合するものだ、と発言したことから、これまで想定していなかった9月利上げを織り込みにかかり、ニューヨークダウを100ドル以上押し下げることにつながっています。7月末の英EU離脱決定以降、世界の安定を考慮するとFRBは年内利上げをできない…との見方が強まり、為替市場ではリスクオンの動きからドルが下落。新興国市場の株式や債券、ジャンク債(投資不適格級債券)などハイリスク資産に資金が向かっていました。

 しかし、年内に最低でも一回の利上げをしておきたいFRBにとっては、先行き金利上昇から債券価格の下落のリスクがあるのに、国債入札が増加したり、高利回り資産への投資が増えるなど投機的な動きが増えることは、今後の金融政策を進めるうえで、市場の変動が大きくなるリスクをはらむため、このところ、FRB関係者からタカ派発言を増加。FRBウォッチャーとして著名な経済記者も「市場は9月利上げの可能性があることを無視している…」と警告的な記事を書き、市場の楽観的な見方に警鐘を鳴らしていました。9月利上げに関しては、今週末の非農業部門雇用者数の増加幅によって決まると思いますが、やる、やらないは別にして、市場は、11月ないしは12月会合での利上げを織り込んでいきますから、英・EU離脱騒動以降続いた流れは、否応なしに修正されることになるんでしょう。このことが、よくわかっているのか、今日の新興国市場は全滅状態になっていますね。まあ、日米の金利差拡大から、円が下落していますが、新興国の下げ幅が大きくなり、米株も下落する…ということになれば、円の持つ別の顔が表に出てくることになることは、忘れたくないですね。

 今日の日本株は、前週末、イエレン講演を懸念し、ヘッジ的な先物売りが入っていたことから、今日は、朝方から買い戻しから先も買いが先行。現物との裁定買いも入り、急伸して始まっていました。また、海外の通貨先物市場にたまり込んでいた円買い越しポジションの解消から円安が進行。1ドル=102円台に乗せたことも好感され、外需株が急伸したことも指数の押し上げに寄与していました。ただ、自動車や機械など一部を除き、寄り付き高のものが多く、追随買いが無かったことから、買い戻し一巡後は、伸び悩むものが増えていました。

 結局、日経平均は376円78銭高(2.30%)の1万6737円49銭、TOPIXは25.34ポイント高(1.97%)の1313.24ポイントと、ともに3日ぶりに反発して終了。出来高は、約7000万株増の16億1667万株、売買代金は2364億円減の1兆8027億円とともに、薄商い。ボリュームを伴っていないことから、買い戻し主体だったことが分かります。これまで値持ちがよかった小型株を売り、主力株に乗り換える動きも…。新規資金の還流が今後の課題になりそう。騰落状況は、値上がり1540、値下がり363。

 今日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは、ともに6勝6敗(50%)に上昇。日経平均RSIは、51%→52%に強含み横這い。25日線かい離率は、-1.2%→+1.1%と、再び25日線上を回復してきました。騰落レシオは、78%→86%と、底値ゾーンの80%割れから、回復。全般的なかさ上げに移行しそうな動きになってきました。ストキャスティックスなど目先指標も強気相場入りを暗示。

 まあ、今日の動きは、これまでの弱気ポジションの買い戻し相場…というところ。年内利上げ確率の上昇に加え、9月利上げの思惑も浮上。これに対し、米国の投資家がどう出てくるかが焦点になります。英EU離脱決定後の金利低下から、米投資家は、高配当の公益株や通信、食品などにポートフォリオの重点を移していましたが、ドル高、金利上昇に環境が変化すれば、当然、銘柄の入れ替えをやらねばなりません。これにともない全体がどの程度波乱するか…。波乱の度合いが大きく、金利の急上昇、ドルの上昇が進めば、新興国も無事ではすみません。当面、円安メリットと、ドル高に転換することによる世界の投資環境の変化との綱引きになることも想定して置く必要があります。まず、米国市場の動きが重要になりますが、本格的な動きが出てくるのは、直近レポートでも触れていますように、来週月曜日のレーバーデーを開けてから…。今週は、楽観と不安が入り混じる、難しい相場になりそう。CTAにつながるといわれる欧州系証券の先物売りですが、今日みたいな相場の中でも売り残を積み上げていますね。潮目の変化が日本株にどんな影響を与えるか…先高感を持って相場を見ていますが、その時のリード役を見誤っては元も子もない。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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