大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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3連休明けの米国株は、弱い景気指標を受け、一時、反落したものの、エネルギー株や高配当株の見直し買いを受け、主力3指数とも続伸。
 おはようございます。
 米景気への関心が高まる中、昨日、ISM非製造業景況指数(8月)が発表されました。51.4と判断の分かれ目になる50以上を維持したものの、2012年2月以来の水準に落ち込みました。すべての項目が前月比で低下したものの、特に新規受注(60.3→51.4)、在庫(54.0→48.0)、新規輸出受注(55.5→46.5)、事業活動(59.3→51.8)の落ち込みがきつかったようです。非製造業がGDPに占める比率は大きく、市場は景気の先行きに警戒感を強め、10年債金利は発表前に1.62%付近にありましたが、発表後には1.532%に急低下。ドルが一斉に売られることになりました。一日発表のISM製造業景況指数が50を割り込んでも、債券市場はそれほど大きく反応しませんでしたが、今回は、GDPの70%以上を占めている非製造業だけに、市場は深刻にとらえているようです。ただ、業種別にみると、製造業では6業種の拡大に対し、11業種が縮小。一方、非製造業では7業種の落ち込みに対し、金融、保険、ヘルスケア、情報など11業種が拡大。縮小業種は7月の3業種から増加しているものの、主力業種は堅調に推移しており、それほど警戒したものでもないのかもしれません。ただ、金価格が急伸していることを見ても、安全資産としての円を見直す動きになりかねないことが心配です。

 6日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       1万8538ドル12セント    +46ドル16セント(0.25%)
 NASDAQ総合指数      5275.91ポイント       +26.01ポイント(0.50%)
 S&P500             2186.48ポイント       +6.50ポイント(0.30%)
 CME日経平均先物      1万6945円          -135円
 10年物国債金利       1.534%            -0.072%
 ニューヨーク原油       44.83ドル           +0.39ドル
 GOLD              1354.4ドル          +27.7ドル
 ドルインデックス       94.85              -0.92
  

 三連休明けの米国株は、波乱含みの始まりになりました。朝方は、利上げ懸念の後退を受け買いが先行。複数のM&A案件があったことも支えとなり、ニューヨークダウは、寄り後まもなく、この日の高値1万8551ドル(前週末比60ドル高)をつけていました。ただ、寄り後に発表されたISM非製造業景況指数(8月)が、同製造業景況指数と同様、前月水準、予想をともに下回り6年ぶり低水準に落ち込んだことを嫌気。重工や素材など景気敏感株が売られたほか、長期金利の低下を嫌気して銀行株が売られたことも指数の足を引っ張り、昼頃にはこの日の安値1万8450ドル(同41ドル安)をつける場面も…。売り一巡後は、原油在庫減少予想からエネルギー株が持ち直したほか、金利低下を受けた高配当株の見直しから公益株や通信株などが買われ、次第に上げ幅を広げ、結局、主力3指数とも前週から続伸して終了。ハイテク株が買われたこともあり、NASDAQ総合指数は過去最高値を更新しています。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1794、値下がり1246(NASDAQ市場は、1560-1361)と、ともに買いが優勢。 

 NYダウは、3日続伸。一か月半にわたり、1万8500ドルを挟んだもみ合いが続いています。原油価格の動き、金利の方向感が定まらず、エネルギー株や金融株の動きが膠着感を強めていることが影響しているようです。このところ、25日線に頭を押さえる動きが続いましたが、この日、久しぶりに25日線を上回ってきており、先高期待がもたれます。ドルの下落が支援する原油価格の動きが焦点に…。AIや自動運転、IOTなどIT技術を駆使し産業構造が変化し始めたことを受け、半導体、電子部品などの受注が拡大していることから、NASDAQ市場の堅調が持続。昨日は他の指数に先駆け、NASDAQ総合指数が過去最高値を更新してきました。引き続き、NASDAQ市場リードの展開が続き、日本市場にも影響を及ぼしてきそう。

 三連休明けの米国株は続伸。円は、米長期金利の下落を受けて買われ、対ドルは102円付近に急伸(一時、101円94銭)。対ユーロも114円80銭台に上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を135円下回る1万6945円で帰ってきました。レンジは、1万6900円~1万7160円。出来高は、ロールオーバーの動きもあり、前週末比3万枚増の8万6325枚に増加。本日の日本株は、為替の動きや先物筋の動きを見ながらの神経質な動きになりそう。日銀ETF買いへの期待感があり、大きく売り崩すような仕掛け的な動きは入りにくいと思われますが、週末のメジャーSQを意識した動きもあり、CMEレンジ下限を意識した動きもありそう。アップル新製品の発表を今晩に控えており、アップル関連の動きも注目。ただ、以前から書いているように、昨日から市場に復帰してきた大手ファンドの動きに、注目したい。年後半高に向けての最後の仕込み場が接近か…。昨日も書いたように、今期の業績増額修正余地があり、来期も増益期待のある銘柄の逆張り方針の買いに変化は無し。              
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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