大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は、金融情勢の先行き不透明感から、主力株への見送りが続いたものの、成長株への見直し買いが幅広く進み、高安まちまちで終了
 おはようございます。
 昨日発表されたJOLTS(求人件数)で、求人数が2000年12月に統計を取り始めて以来の最高に増加しています。一方、採用率は3.6%と前月から横ばい。企業が求める人材がなかなか見つからないという雇用のミスマッチが起きています。ベージュブックは、テクノロジー専門家、エンジニア、一部建設労働者の確保がむつかしくなっており、この分野の賃金が急上昇している、としています。日本でも、同様に雇用のミスマッチから、建設現場の現場監督の有資格者、大型トラック運転手の採用がむつかしくなっているほか、IT関連技術者、コンピュータへのデータ打ち込みなど派遣時給が上昇しており、米国と同様な動きがあるようです。相変わらず飲食業や販売店の求人も高いようですが、時給の上昇ピッチは専門的な能力を求められる職種には及ばないようです。個人それぞれが自分のスキルアップを図らないと、いつまでも低賃金の新興国労働者と競合する低賃金労働に身を置くことにもなりかねません。本物が求められる時代になったのでしょうか…。

 7日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万8526ドル14セント      -11ドル98セント(0.06%)
 NASDAQ総合指数        5283.93ポイント         +8.02ポイント(0.15%)
 S&P500               2186.16ポイント         -0.32%(0.01%)
 CME日経平均先物        1万6970円            -20円
 10年物国債金利         1.542%              +0.006%
 ニューヨーク原油         45.50ドル             +0.67ドル
 GOLD                1349.20ドル           -4.80ドル
 ドルインデックス          94.97               +0.11  


 昨日の米国株は、ECBの追加緩和期待から欧州株が全面高になったものの、金利の先行きを巡る不透明感やこの日地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表を控え小幅に売りが先行。ニューヨークダウは、反落スタートになりました。この日も地区連銀総裁から9月利上げを含めたタカ派の意見が続いたほか、著名エコノミストからも市場の楽観を戒める発言があったほか、有機食品販売会社のさえない決算を受け、ウォルマートなど食品小売りにも売りが波及。昼にかけ下落幅を拡大し、この日の安値1万8474ドル(前日比64ドル安)をつける場面も…。ただ、新たな決済機能を付加したアップルの新製品発表が好感され、同社株が上昇。原油価格が続伸したことも好感され次第に下落幅を縮小。ホームデポなど小売株の下落が足を引っ張ったNYダウとS&P500は下落分を埋めきれず反落したものの、バイオやIT関連株の幅広い上げが支えとなったNASDAQ総合指数は、4日続伸。連日の史上最高値更新でした。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1877、値下がり1146(NASDASQ市場は、1733-1140)と、ともに買いが優勢。

 NYダウは小反落。金融政策の先行き不透明を映し、膠着した動きが続いています。今月末にOPEC非公式会合を控え原油価格が小動きになっていること、FOMCを控え銀行株が動きを止めていることが、NYダウ、S&P500の膠着につながっているようです。ただ、米産業構造の変化を映し、NASDAq7月以降、小型株で構成するラッセル2000が大型株を上回る上昇率になっているように、市場はグロース株志向を強めており、NASDAQ市場株やニューヨーク市場の小型株に買いが回っているようです。このところNASDAQ総合指数のMACDが急ピッチでシグナルラインに接近。週内にも買いシグナルを発信しそうな勢いになっており、当面、グロース株優位の展開が続きそう。

 米国株は高安まちまち。円は、FRB関係者のタカ派発言が続いたことや、強い雇用関連指標を受け長期金利が小幅に上昇したこともあり、対ドルは101円70銭台に小幅に下落。対ユーロはECBの追加緩和期待もあり114円30銭台に上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を20円下回る1万6970円で帰ってきました。レンジは1万6885円~1万7025円。本日の日本株は、指数は膠着感を強めるものの、個別の材料株を中心ににぎわうことになりそう。アイホン向けに「ポケモンGO」や「スーパーマリオ」の配信が決まったことで米国市場で任天堂が急伸しており、ゲーム関連が人気化へ。また、新型アイホンが非接触型ICカード方式の決済方式(フェリカ)を採用したことから、ソニーをはじめとする関連株も人気化しそう。双方にかかわるソニーの動きを注視。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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