大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週明けの日本株は、米国株の急落や先進国金融市場の変化を懸念した売りに、大幅安して終了
 レポートでは、9月5日の「レーバーデー」明け以降は、荒れ相場になる可能性が強い…と予想してきました。10月から米国は財政新年度入りしますが、その前にファンド勢がポートフォリオの入れ替えをすることから、需給関係が悪化することを要因として見てきました。ただ、ここにきて、FRBの利上げについて楽観的に見ている市場と、次の景気後退期に備え、とりあえず体力のあるうちに、利上げを実施。景気刺激のための利下げ余地を残しておきたいというFRBの思惑の溝を受ける動きに出てきました。これまでは、複数の地区連銀総裁がタカ派の発言を言っても市場は「オオカミ少年」みたいな反応でしたが、先週末、FRB内でハト派の最右翼とされるボストン連銀総裁が、「早期に利上げしないと、景気が過熱する…」と発言したことから、市場は、FRB内部で利上げへ向けてのコンセンサスが整った、とみて、慌てて利上げを織り込みにかかったようです。売られた銘柄を見ると、これまで、「利上げはない」との前提で買ってきた、公益株や食品、通信など高配当利回り株が売りの主体になっていたことを見てもわかります。

 また、先週末は、欧州でも大きな動きがありました。ドイツ10年国債が7月中旬以来、2か月ぶりにプラス金利に戻ってきたことです。8日に開かれたECB理事会は、市場の予想に反し政策据え置きを決めましたが、終了後の会見でドラギECB総裁は「QEプログラムの検証を、委員会に指示した…」と、発言。市場は、新しい供給策を模索し、国債の買取りを減額するか、やめるのでは…との観測を強め、国債の売却に走り、金利が急伸したようです。日本でも、日銀の黒田総裁が、これまでの政策の総括を、事務方に指示しており、期せずしてマイナス金利を採用した日銀とECBが歩調を合わせたように、これまでのQE政策を検証することに、市場が政策変更の兆しを感じたのかも知れません。日、欧とも、マイナス金利の採用で銀行の経営状況に悪影響を与えていることから、このままでは国内での資金循環に支障も出かねないことから、ある程度、長期金利の上昇を容認する方向にスイッチ。銀行の収益を回復させる方向に切り替えるのかもしれません。まあ、日、欧とも景気の底打ち感が出ていることから、若干の長期金利の上昇は問題ないと、したのでしょうか。まあ、この流れを読めば、これから買われる銘柄の方向性もわかりますが…。

 地区連銀総裁のタカ派発言が続いたにも関わらず、先週末になって急に下落したところをみると、ドイツ10年債のマイナス金利解消の影響の方が大きいと思いますが…。今日の日本株は、先週末の米株急落を嫌気。CME日経平均先物終値(1万6650円)にさや寄せする先物売りが先行。裁定解消売りや原油安を嫌気した資源株の売りなどから、日経平均は急反落してスタート。TOPIX30 など主力株などにまとまった売り物が出たほか、先物売りも断続的に出され、終日下げる展開に…。後場寄り後、間もなく日経平均はこの日の安値1万6601円(前週末比364円安)をつけていました。引けにかけては先物の買い戻しや押し目買いも入り、1万6600円割れは回避されたものの、海外の動きを見たいというムードから手控えられ、下落幅の縮小も限定的なものに…。

 結局、日経平均は、292円84銭安(1.73%)の1万6672円92銭と反落、TOPIXjは20.76ポイント安(1.54%)の1323.10ポイントと、4日続落して終了。出来高は、前週末比1.5億株減の16億1784万株、売買代金は3750億円減の1兆7913億円。騰落状況は、値上がり282、値下がり1599と、売りが圧倒的に優勢。VI指数は、3.671ポイント上げ24.07ポイントに急伸。市場変動率は一気に高まってきました。
 今日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは、ともに6勝6敗で変わらず。日経平均RSIは64%→55%に低下。25日線かい離率は、+1.3%→-0.5%と、25日線を割り込んできました。騰落レシオは109%→105%に低下。指数は弱含んでいますが、今日、日経平均三本新値は陰転、日足MACDもシグナルラインを下回り売りシグナルを出してきました。せっかく入り込んだ、週足一目均衡表の「雲」からもはじき出されてしまいました。

 まあ、以前から想定してきた動きですから、違和感はありませんが、今日、GLOBEX市場のNYダウ先物が1万8000ドルの大台を割り込んだところから下落幅が加速しており、市場が、米国株を気にしていることは確か…。米利上げ懸念は、円安要因ですから、日本株も高をくくっているところがありますが、米国株が崩れ、新興国も大幅安…となってくると、リスクオフの円買いが頭をもたげてきて、株の足を引っ張ることにもなります。日本の投資家にとっては、日米の最重要の金融イベントは来週の飛び石連休の谷間にあることから、手の施しようがないのが実情。今週は、米国株の動きを見ながら、リスク回避の動きが強まることになりそう。当面は、材料が出た株を個別に手掛ける「落穂ひろい」みたいな展開に…。今週以降の対処の仕方は、重要です。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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