大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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本日の日本株は、米株高を受け、反発して終わったものの、商いは急減。投資家の気迷い感はマックスに接近。
 来週の連休谷間の日米金融ビッグイベント(日銀金融政策決定会合、FOMC)を控え、手詰まり感が強まってきました。朝も書きましたように米国株は何とか大台割れを回避(ザラバでは大台割れ)しましたが、ファンダメンタルな要因に基づくというよりも、昨年5月高値付近でもみ合ったときに形成したテーブルが下値支持ゾーンとして意識されたことが大きかったのではないでしょうか。昨日は、FRB内でハト派と目されるブレイナード理事が、「物価や雇用にゆるみが残っている状態では、利上げを急ぐべきではない」と持論を展開しましたが、先週から今週にかけてのFRBメンバーの発言は、来週開催されるFOMCにあたり、連銀関係者はそれぞれ発言したような考えをもって望むという意思表明をしたもの…。ブレイナード氏の発言が市場反発の要因になった、と見るのは早計ではないでしょうか。実際、発言があっても10年債金利は小幅に低下しただけでした。株式市場の出来高も減少していましたし、買われた銘柄を見ると、ヘルスケアや食品、高配当のP&Gなどこのところ売り込まれてきたものが主でしたから、買い戻しだった、と見ることができそうです。

 ドイツの10年債金利も先週末から連続してプラス金利を続けていますから、米利上げ以上に、日、欧州の金融政策の方を気にしているような気がします。以前から、ITバブル崩壊後の立ち直り相場についてレポートでも書いてきましたが、2004年6月にFRBが利上げに踏み切り、以後17回にわたって利上げを続けましたが、株価は下落していません。日本の量的緩和が続いていたことが、流動性の供給を続けていたことが要因でした。これが変調したのは2006年4月になって日銀が、ゼロ金利政策を廃止、以後、量的緩和も停止し、流動性供給の道が立たれましたが、その後、米国の住宅販売が頭打ちになり、やがて、住宅価格が下落に転換。証券化バブル崩壊へと突き進んでいきました。今回、市場が神経質になっているのは、もし、日銀やECBがQEをやめるか縮小するようなことがあったら…ということを懸念しているんでしょう。常識的に考えて、いまだに物価がマイナス圏から抜け出せない日本が、QEを縮小することなどあり得ないのですが、ほぼ同時に、日、欧の中銀が「QEの検証」をしたことに、市場は警戒感を強めているようです。まあ、国債買い取り枠について、長期から、短期債の買取りにシフトするか、他の資産にシフトすることになると思いますが、果たしてどんな結果になるか…。

 まあ、不安と期待が入り混じったような展開で、主力投資家は動けなくなっていますが、個人というより短期投資家は元気みたいですね。その日その日に材料が出たものを、日計り、夜ばかりで売買。波乗り相場を続けています。昨日も書きましたが、先週まで先物の売り残を積み上げていた欧州系証券は、SQ通過後、一気に1万枚以上売り玉を減らしています。日銀のETF買が続き、ボラティが低下していては売り仕掛けをしてもうまくいかない、ということで、ポジションを減らしたと言うことでしょうか。まあ、今週はいっぱいは、方向感のない展開が続きそうですが、週末にかけては、飛び石連休の谷間に日米金融会合がありますので、ポジション調整やらなんやらで、荒れ模様になるかもしれませんね。

 今日の日本株も、為替やGLOBEX市場の米国株の動きを見ながら神経質な動きを続け、米カビ高を受け反発はしたものの、方向感のない展開。結局、日経平均は56円12銭高(0.34%)の1万6729円04銭と反発したものの、TOPIX30など主力株への売りが続いたことからTOPIXは、0.11ポイント安(0.01%)の1322.99ポイントと5日続落して終わっています。出来高は前日比約2億株減の14億2370万株、売買代金は約1250億円減の1兆6666億円と、ともに閑散商いになってきました。騰落状況は、値上がり940、値下がり862と、買いが優勢。

 今日の終値での日経平均サイコロは、7勝5敗に上昇。TOPIXは6勝6敗で変わらず。日経平均RSIは55%→54%に弱含み。25日線かい離率は、-0.5%→-0.2%に縮小したものの、25日線が下落に転じてきており、下方圧力が強まることが懸念されます。騰落レシオは105%→102%に低下。指数、物色動向とも、モメンタムは低下傾向。当面、直近レポートで想定したラインへの調整も想定しておく必要がありそう。海外市場では、原油価格が1ドル以上下落。米国株は、100ドル以上の下落。日経平均も1万6500円台に入っていますが、米国市場が始まってどうなるか…。まあ、日米ともテクニカルな下値の壁は厚いですから、よほどの府神田メンタルの悪化が無ければ、レンジ相場を形成する動きになるか…。

 個別は、立体地図関連で注目したIT関連企業が、今日で6日続伸。8月最終号で注目したビッグデータ、ITインフラ構築関連株も、今日は4ケタに乗せて終わってきました。WDBホールディングス、TDCソフトウエアエンジニアリング、六甲バター、扶桑化学工業など、小物も結構な相場になりました。まあ、何とか隙間をかいくぐりながら利益を重ね、次の流れに備えられればいいでしょう。何とか、米国株には踏ん張ってもらいたいですね。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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