大仏さんの「株やぶにらみ」
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週明けの米国株は、原油価格の上げを好感して上伸したものの、日米中銀会合への警戒感から、小幅に反落して終了。NY市場、NASDAQとも、値上がり数が多く、実際は強い動きに…
 おはようございます。
 このところ、連日企業の社債発行の報道があります。しこたま金をため込んで使わないのに…なぜ、資金調達なの?と皮肉りたくもなりますが、今回の日銀会合では銀行などの批判から長期金利を高値にしながら、短期債の購入を増やすなど、これまでのQEの手法を見直す動きがあるようです。長期金利に先高観が出ていることが、資金取り込みの要因になっていますが、これ以上長期金利が低下しないとなったら、これまで金利低下を見越しペンディングしていた設備投資が動き始める可能性も出てきます。海外は、日本の長期金利を高めにする政策に対し、長期金利がつれ高する…と警戒感を強めているようですが、このところの日米欧の長期金利の上昇には、テクニカルな要因とは異なる背景があることの方に注目すべきではないでしょうか。この変化や日本への影響についてはレポート直近号で解説しています。
 
 19日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万8120ドル17セント    -3ドル63セント(0.02%)
 NASDAQ総合指数        5235.06ポイント       -9.54ポイント(0.18%)
 S&P500               2139.12ポイント       -0.04ポイント(0.00%)
 CME日経平均先物        1万6245円          -105円
 10年物国債金利         1.714%             +0.024%
 ニューヨーク原油         43.3ドル            +0.27ドル
 GOLD                1317.80ドル          +7.60ドル
 ドルインデックス         95.86              -0.17


 週明けの米国株は、リビアの石油積出港が武装勢力の攻撃を受け停止したことから原油価格が上昇。これを好感して欧州株が上昇した流れを引き継ぎ、反発してスタートしました。この日発表された住宅建設業者指数が、予想、前月水準を上回ったことを受け住宅株が買われたほか、今週開催のFOMCでは利上げが見送られるとの観測から、公益株などが買い戻され、寄り後まもなくニューヨークダウはこの日の高値1万8254ドル(前週末比131ドル高)をつけていました。ただ、日米中銀の金融政策決定会合への警戒感は強く、ポジション調整的な売りも増加。次第に上げ幅を縮小し、昼過ぎには、この日の安値1万8093ドル(同30ドル安)をつける場面も…。引けにかけては売り買いが交錯したものの、買い戻しが一巡したアップルの下げなどが影響。結局、主力3指数とも小幅に続落して終わりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2056、値下がり971(NASDAQ市場は、1691-1165)と、ともに値上がり数が大幅に上回っています。

 NYダウは続落。引き続き、昨年5月高値付近でもみ合ったゾーンが下値支持となり、下値にも行けないという膠着した動きに…。指数に大きな影響を持つ原油価格(エネルギー株)や金利動向(金融関連株)の方向が定まらないことが響いているようです。一方、先週の動きを見るとNYダウが0.21%の上昇にとどまったのに対し、NASDAQ総合指数は2.31%上げるなど上昇率に大きな格差が生じており、米国株が新たな基準で動き始めていることを感じさせます。この日も、一部の寄与度の高い銘柄の動きに左右され指数は続落したものの、騰落状況は全く異なる状態。米国株は底堅い動きを示しているといえそう。当面、NASDAQ市場リードの流れに変化はなさそう。

 米国株は小幅続落。円は、今週の日米金融会合では、ともに政策据え置きになるのでは…との観測から対ドルは101円80銭台に、対ユーロは113円80銭台にそれぞれ上昇。CME日経平均先物は、米株安、円高を嫌気し、週末の大証先物終値を105円下回る1万6245円で帰ってきました。レンジは1万6210円~1万6350円。本日の日本株は、CME先物終値にサヤ寄せして安寄りした後は膠着感を強めた動きになりそう。日米の金融イベントを前に、ドル円相場は三角持ち合いを形成。結果次第で上下に振れやすくなっており、投資家としてもポジションを作りにくくなっています。指数が膠着感を強める中、材料が出たものを個別に物色する流れに…。新四季報で、今期業績がコンセンサスを上回る水準に上方修正されたもので、来期の数字も上方修正されたものを、仕込んで目先の波乱を乗り越えるという方法も…。 
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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