大仏さんの「株やぶにらみ」
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昨日の米国株は、欧州株高を受け高寄りしたものの、SECの調査を受けたエクソン株の下落やFOMCへの警戒感から売り買いが交錯。主力3指数とも小幅な反発で終了
 おはようございます。
 昨日の欧州市場でドイツの10年国債金利が、再びマイナスに低下してきました。米国も欧州の動きにつられ1.7%を割り込んで低下しています。今日開催される日銀金融政策決定会合で長期金利を高止まりさせる動きが出れば、日本の生保や銀行が保有する日本国債の含み損をカバーするため、外債投資を活発化させるという思惑のようです。海外の投資家も日銀の動きには神経質になっているようです。ただ、彼らが思惑するように外債投資が急増すれば、為替は円安に振れていくはずなのですが…株式市場はどう反応するんでしょうか。今日は、日米の金融政策決定会合を控え、それどころではないと思われますが、来週以降、観察する項目が増えたような気がします。

 20日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        1万8129ドル96セント       +9ドル79セント(0.05%)
 NASDAQ総合指数       5241.35ポイント          +6.32ポイント(0.12%)
 S&P500              2139.76ポイント          +0.64ポイント(0.03%)
 CME日経平均先物       1万6335円             +15円
 10年物国債金利        1.692%               -0.018%
 ニューヨーク原油        43.44ドル              +0.14ドル
 GOLD               1318.0ドル             +0.2ドル
 ドルインデックス         96.01                +0.14
 

 昨日の米国株は、OPEC非公式会合での増産凍結合意の思惑から原油価格が上昇したことを好感。欧州株が上昇した流れを引き継ぎ買いが先行し反発してスタートしました。日米中銀会合を控え見送り気分が強い中、医薬品や食品、ヘルスケア関連など業績安定株に買いが向かい、ニューヨークダウは寄り後まもなくこの日の高値1万8227ドル(前日比107ドル高)をつけています。ただ、石油大手エクソンが資産の評価方法に関して証券取引委員会(SEC)の調査を受けていると伝えられたことや、住宅着工件数が3か月ぶりに前月を下回ったことが嫌気され、次第に上げ幅を縮小。引け近くに利上げに関する思惑が交錯し上げ幅を広げる場面があったものの、引けにかけては警戒的な売りが勝り、主力3指数とも小幅に反発したものの、ニューヨークダウはこの日の安値圏で終わっていました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1338、値下がり1675(NASDAQ市場は、1349-1480)と、ともに売りが優勢。

 ニューヨークダウは、3日ぶりに反発。引き続き、昨年5月高値を中心にした持ち合いゾーンを下値支持とした動きが続いています。このところ、100日線を下値支持とし、75日線を上値抵抗として意識する動きから、この間の狭いレンジの動きになっています。為替や原油などに方向感が無いことから、構成銘柄の動きが乏しくなっていることも膠着感を強める要因になっているようです。この日も、NASDAQ市場優位の展開が続いていますが、主要3指数の中で唯一25日線上を維持しており、指数の強さが目立っています。フィラデルフィア半導体株指数(SOXX)が2000年のITバブル崩壊後の最高値圏にあるなど、ITが製造業やサービス業と結びつき新たな需要を生み出すという米国の産業構造の変化を反映し始めており、しばらくはNASDAQ優位の展開が続きそう。ただ、10月にかけては一時的な需給の崩れから、米株全般で下値模索の局面が出る可能性があることは警戒しておきたい。

 米株は小反発。円は、日銀会合では検証結果や新たな政策手法への言及にとどまり変更はないとして、対ドルは101円70銭台、対ユーロは113円40銭台に、それぞれ上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を15円上回る1万6335円で帰ってきました。レンジは、1万6245円~1万6400円。出来高は、約1万3000枚増の3万4245枚。本日の日本株は、膠着感を強めた展開になりそう。日銀会合の結果はほぼ織り込み済みと思われ、関心は米FOMCに移るものと思われます。昨日のCME市場で、日銀トレードとみられる動きがあったことから、結果発表直後には波乱があるかもしれません。ただ、明日が休日になることからポジションを持ち越すことはできず、休み明けに一気に結果を織り込む流れになるか…。今日の動きについては無理して予想しても仕方がありませんので、昨晩も書きましたように、 視点を10月後半~11月の中間決算発表に移し、増額修正銘柄を地道に買っていくのが有効ではないでしょうか。       
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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