大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は、テレビ討論でのクリントン候補優位や、予想を上回る景気指標が続いたことも好感され、主力3指数とも3日ぶりに反発して終了
 おはようございます。
 米国から1兆4000億円という巨額の和解金の支払いを迫られたドイツ銀行への懸念が高まっています。ドイツ政府が救済を否定した…とかで、経営危機説が飛び交い、CDSも急上昇しています。ただ、メルケル首相としては、総選挙を控え、正面切って救済を口にすることはできません。また、イタリアの銀行への公的資金の注入による救済に際し、欧州委の定めた方式(ペールイン=債権者や株主、預金者らに一定の責任を負わせるもの)に従うよう要求した手前、簡単に救済に応じられるものでもありません。手続きさえ踏めば、救済は可能なのですが、必要以上に危機が煽られている感じがしないでもありません。11月末に決算を控えたヘッジファンドが暗躍しているのではないか…としてきましたが、CDSの急伸でリスクオフの動きを煽っているところなど、デジャブ―を彷彿させるものがあります。幸か不幸か、リスクオフを煽っている割には、円が100円大台を割り込んでこないのには、投機筋も手を焼いているのでは…。何かが変わりつつあるのでしょうか。

 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万8228ドル30セント      +133ドル47セント(0.74%)
 NASDAQ総合指数        5305.71ポイント         +48.22ポイント(0.92%)
 S&P500               2159.93ポイント         +13.83ポイント(0.64%)
 CME日経平均先物        1万6465円            -75円
 10年物国債金利         1.558%              -0.024%
 ニューヨーク原油         44.67ドル             -1.26ドル
 GOLD                1330.70ドル           -13.4ドル
 ドルインデックス          95.46               +0.15  


 昨日の米国株は、クリントン候補優勢を好感し欧州株が上昇して始まったものの、原油安やドイツ銀行への懸念から下落した流れを受け、売りが先行。続落してスタートしました。ただ寄り付きの売り一巡後は、テレビ討論会でのクリントン候補の優勢だったことを好感。買い戻しの動きが強まったほか、この日発表されたコンファレンスボード消費者信頼感指数が前月水準、予想をともに大幅に上回ったことを好感。サービス業PMI指数、リッチモンド連銀製造業指数がともに予想を上回ったことも手がかりに、景気敏感株やハイテク株を中心に買われ、昼過ぎにかけ上げ幅を広げる展開になりました。ただ、引けにかけては原油価格の下落が足を引っ張りニューヨークダウが伸び悩んだものの、結局、主力3指数とも3日ぶりに反発して終わりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1785、値下がり1254(NASDAQ市場は、1873-977)と、ともに買いが優勢。

 NYダウは反発。終日レンジは1万8052ドル~1万8238ドル。強い景気指標やクリントン候補が討論会を優位に進めたことへの安心感から、テクノロジー株、消費財、半導体・同製造装置など景気敏感株が堅調。公益株や不動産などが売られました。ダウ採用30銘柄のうち、下落したのはディズニーの1社(-0.26%)のみ。当面、NASDAQ市場リードの展開…としましたが、この日も上昇中の25日線から反転上昇に向かい、ほぼ高値引けしています。一方、25日線、50日線、75日線と、重要な支持線を次々と下回ったニューヨークダウは、ハイテク株高にリードされ反転したものの、75日線に到達したところから、伸び悩み高値持ち合いになっていました。引き続き、ニューヨークダウは下値支持ゾーンと上値抵抗線との間でレンジ形成の動きが続きそう。

 米国株は反発。円は、ドイツ銀行への懸念からリスクオフの動きが強まったものの、予想を上回る景気指標が続いたことから、対ドルは100円40銭台と小幅安。対ユーロは112円60銭台に小幅に上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を75円下回る1万6465円で帰ってきました。レンジは、1万6155円~1万6560円。出来高は7000枚増の5万1037枚。本日の日本株は、為替、GLOBEX市場の米株先物の動きを見ながら神経質な動きになりそう。権利・配当落ち分が115円程度あるとみられ、今日一日で埋められるかどうかが焦点。昨日のCME日経平均先物のレンジ下限が切り下がっているほか、今週に入ってもCTAにつながる欧州系証券の売り手口が続いていますが、中間期末にかけ機関投資家の動きが鈍ってくることから、売り仕掛けが警戒されます。引き続き、指数売買の影響を受けにくい小型、新興市場株中心の流れに…。業績増額修正と増配を発表したディップと、その周辺株の動きに注目。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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