大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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本日の日本株は、米大統領選でのトランプ前線を受け、改めてトランプリスクを織り込む動きから、全面安商状となり急落して終了
 嫌われ者同士の対決になった米大統領選は、トランプ氏の勝利になりました。クリントン候補は敗亡宣言をし、トランプ大統領の誕生となります。マスコミもトランプ氏のネガティブキャンペーンを実施し、大統領当選を阻止しようとしましたが、国民は自分たちの不満を代弁してくれたトランプ氏をリーダーとして選んだようです。これで、6月23日の英国のEU離脱を問う国民投票に続く番狂わせ(?)になりました。もう決まったことですから、今更振り返っても仕方がないことですから、前向きに考えることをした方がよさそうです。それにしても、冗談めかしで、クリントン候補につき、今年は「火の三刑」という不運の星回りにあり、何をやってもうまくいかないと書きましたが、本当になるとは…。

 トランプ氏の政策については、お互いのののしりあいが続いたことから、あまり知られていませんでしたが、法人税の大幅引き下げ(15%程度)、所得税の簡素化(やや金持ち優遇)、低金利を生かした国債発行で景気刺激の財政出動、軍備の充実などを唱え、対外的には、NAFTA(北米自由協定)の見直し、メキシコ国境に柵を設置、メキシコからの輸入に35%の課税、中国からの輸入品に45%の課税を行う、WTO(関税と貿易に関する一般協定)からの離脱…など、米国の孤立化を深める恐れのある政策も並んでいます。中国への懲罰的な課税など、報復を招きかねないものもあり、実現性を疑問視されるものもあります。今回の選挙戦で、母体である共和党を敵に回しましたし、今後は、民主党、共和党を敵に回し、行政をリードしていかなくてはなりませんが、果たして、調整をうまくやるようなスタッフをそろえられるのか…。市場も、国務長官など主要な閣僚ポストの人事を見て、大統領府の力量を探ることになりますが、なにしろ変なおじさんの周りには変な人しかいないようなので、どんな人が出てくるか、違った意味で興味があります。

 今日の日本株は、朝方はクリントン候補優位の報を受け、買い先行でスタート。前場半ばには円相場が105円台まで下落。これを好感し日経平均は、前場半ばにこの日の高値1万7427円(前日比256円高)をつけていました。しかし、激戦区でクリントン候補の苦戦が伝えられると売りが優勢となり、前引け近くにはマイナスに転換。その後は、開票結果や選挙人の獲得数を見ながら先物リードで下落幅を拡大。一気に拡大したリスクオフの流れに円相場は101円台に急伸。ヘッジの先物売りなどにリードされ、2時過ぎにはこの日の安値1万6111円(前日比1060円安)をつけるという荒れ相場に…。立会時間中に選挙結果が判明しなかったことから、とにかくポジションを減らしておこうという動きが増加。反発らしい反発もないまま、日経平均は続落。TOPIXは反落して終了。全面安いとなる中、今後、独自の防衛を求められる可能性が強まったことから、東京計器、豊和工業、石川製作所など防衛関連が買われたのが目立ちました。

 結局、日経平均は919円84銭安(5.36%)の1万6251円54銭、TOPIXは62.33ポイント安(4.57%)の1301.16ポイントで終了。出来高は、前日比21.5億株増の38億1019万株、売買代金は同2.15兆円増の3兆9242億円と、急増。ろうばい的な売りも出たようです。騰落状況は、値上がり43、値下がり1934.6月のブレグイジットショック時の8%近い下落に比べると下落率は限定的。
 日経平均サイコロは6勝6敗、TOPIXは7勝5敗で変わらず。日経平均RSIは56%→34%に急低下。一気に、底値ゾーンの40%割れに入ってきました。25日線かい離率は、+0.6%→-4.9%と、売られすぎ局面入り。騰落レシオは、128%→113%に低下。短期的にはリバウンドが期待できる水準に…。

 まあ、今日の安値付近で、日経平均のPERは14倍割れ寸前。トランプリスクは、FBIのメール疑惑に関する訴追見送りで、一時、トランプリスクが後退したことを改めて織り込まされた格好。米国への影響が気になるところですが、28日にメール疑惑再捜査決定後下落したことで、織り込んでおり、下げ幅は限定的になるか…。日本の場合、立会時間中に結果が出ず、不安定な状態に置かれたことが不安感をあおり下落幅が拡大した側面もあります。今後、米国の政局は不安定な局面に置かれますが、日本の場合、安倍政権の安定感が増しており、相対比較でも投資家の評価が上がってきそう。米国での市場反応にもよりますが、トランプ新大統領の財政出動によるインフラ整備など景気刺激的な動きは長い目では、世界経済にプラス。また、財政負担増による金利上昇はドル円相場では円安要因。また、保護主義的な経済政策を推進すれば、国内的な失業者を増やす可能性もあり、実現性は難しいという見方もできます。あまり、懸念しすぎるのも考え物みたいな気がします。

 相場の落ち着きが前提になりますが、今後高まる内需刺激要請に加え、安倍首相のIT強化戦略もあり、今後はテーマ性が重視される流れも予想されます。中小型成長株を基本にした流れは変えなくてもいいような気がします。今期末の増額修正期待銘柄や来期も増益する可能性がある銘柄のいい買い場が近づいている気がします。共和党は、上下両院でも多数を占めたようですから、無茶な政策にはブレーキがかけられるでしょう。まずは、トランプ大統領誕生が決まったことを受けた欧米市場の反応を観察。日本株が売られすぎた、となれば明日は急反発することもあるかもしれませんね。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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