大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2017/05 | 06
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週末の日本株は、米株高や円安を好感し続伸したものの、景気循環株買いの一方、内需グロース株を売る仕掛け的な動きから、上げ幅を縮小して終了。
 大荒れの一週間が終わりました。米大統領選は、大番狂わせのトランプ候補(共和党)が当選。日本市場は、騰落の帰趨が決まらないまま、クリントン不利だけを織り込むという、貧乏くじを引かされる格好で大幅安を余儀なくされています。朝方は、クリントン候補優位の観測を追い風に1万7400円台に乗せてスタートしたものの、激戦区での苦戦が伝わると警戒的になり売りが増加。次々と激戦区を落とすとともにパニック的な売りが入り、株価は急落。日経平均は、一気に1万6100円台までさげるという厳しい相場になりました。この日の高値からの下落幅は1300円を超える暴落。GLOBEX市場の米国株先物も暴落に近い状態になっていましたので、米国市場のショック安を意識し、先物のヘッジ売りを出した投資家やベア型のETFを買った人も多かったはずです。

 しかし、トランプ候補勝利が決まった9日の米国市場は、一転してトランプ候補の政策を織り込む流れに変化。金融規制緩和への期待に加え、財政赤字の拡大が想定されることから、債券価格が急落。慌てた投資家が、債券を売り、銀行株など景気循環株に乗り換える動きに転換。選挙結果が分からないまま、弱気のポジションを取らされた国内投資家のなかには、多分、致命的な損失を被った人もあったのではないでしょうか。

 相場の非情さを垣間見たような気がします。まあ、霧の中に置かれただけに、恐怖心からパニック的に売ったのはわかりますが、霧の中では動かないのが遭難しないためのコツだと思われます。急落時のブログでも、5%超えの下落は売られすぎ…。米国市場の反応次第では、日本株が急騰する可能性もある…としましたが、やはり…という相場付きになりました。トランプ当選後の米国株はニューヨークダウが470ドルを超える上昇となり、昨晩は史上最高値を更新してしまいました。まあ、ブレグジットの時もそうでしたが、欧米で何かあった時に最初に開く市場は日本のケースが多く、日本市場であらかた織り込んで、欧米市場に移ると相場が落ち着いている、ということがよくあります。まあ、イベントがあるたびにいちいち市場を閉めることもできませんから、冷静に判断していくしかないということでしょう。

 ただ、9日以降の相場は、トランプ新大統領誕生のご祝儀相場的なところもあります。週が変われば、投資家の気持ちも変わる…。ニューヨークダウは週初めから917ドル上昇。市場最高値も更新。今月末にはヘッジファンドの決算も控えているし、そろそろ、ご祝儀相場もいったんはお開きになることも想定しておいた方がよさそうです。昨晩の米国市場では、銀行や景気敏感株が買われる一方、ハイテク株が売られましたが、景気循環株に流れがシフトすると、ハイテク株などグロース株は売られやすくなります。また、シリコンバレーなどのハイテク企業には、海外からの移住者が多く、研究開発などに従事していますが、新大統領の移民の制限により企業業績に影響が出るのでは…との懸念もあったようです。ただ、一部では、トランプ氏とアマゾン創業者の不仲やアップルやグーグルなどのハイテク企業がクリントン支持に回ったから、今後は経営が圧迫される…などと、作り話的なものも出ており、やはり相場が浮ついているということかもしれません。まあ、宴の後の静かなところで宝探しをやった方が得か。

 今日の日本株は、米株高や円安を受け、続伸して始まったものの、週末要因に加え、米国の流れを受け景気循環株を買う一方、新興市場や小型株など内需系グロース株を売る、リターンリバーサルの動きがあり、引けにかかけ急速に伸び悩んで終わりました。どうせアルゴリズムによる売買でしょうが、通期見通しをコンセンサスを上回る水準まで増額修正したものを売る…など、ちょっと、やりすぎみたいな動きも出ていました。結局、指数は終日右肩下がりの展開になるなか、米国の動きを受けた銀行、保険、非鉄、海運などが買われる一方、情報通信、食品、小売りなど内需系が下落。米国のTPP不参加懸念を映し、水産農林が売られるなど、また裂き状態の相場付きに…。資本金別では、大型株が+0.78%に対し、小型株は-0.89%。

 結局、日経平均は30円37銭高(0.18%)の1万7374円79銭、TOPIXは、1.93ポイント高の1378.28ポイントと、ともに小幅続伸。出来高は、前日比1.9億株増の33億9504万株、売買代金は、同2000億円増の3兆6150億円。今日は、オプションSQでしたが、これに伴う売買代金は1200億円程度。騰落状況は、値上がり
 この日の終値での日経平均サイコロは6勝6敗、TOPIXは7勝5敗で、ともに変わらず。日経平均RSIは51%→53%に上昇。25日線かい離率は、+1.5%→+1.6%と強含み横ばい。騰落レシオは118%→114%に低下。テクニカル指標は問題なし。日経平均の三本新値の陽転(陽転値1万7391円81銭)がポイントになるとしましたが、また、寸足らずで陽転できませんでした。依然、ダブル底確認のためのポイントも抜けずじまい。まあ、来週こそは…と期待しておきましょう。

 今日は、直近レポートで注目したダイフクがコンセンサスを上回り上昇。半導体関連の山一電機も大台乗せから928円高値までありました。全体の見通しや個別株など詳しくは、日曜日発信のレポートで解説します。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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