大仏さんの「株やぶにらみ」
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週末の米国株は、ドル高を嫌気した多国籍企業への売りと、金利上昇を好感したトランプ関連株の買いが交錯。主力3指数とも小反落して終了。NASDAQ総合指数は、ザラバの史上最高値を更新。
 おはようございます。

 18日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万8867ドル93セント      -35ドル89セント(0.19%)
 NASDAQ総合指数        5321.51ポイント         -12.46ポイント(0.23%)
 S&P500               2181.90ポイント         -5.22ポイント(0.24%)
 CME日経平均先物        1万8025円            +55円
 10年物国債金利          2.357%              +0.053%
 ニューヨーク原油         45.69ドル             +0.27ドル
 GOLD                1208.70ドル            -8.20ドル
 ドルインデックス          101.34               +0.39
 

 週末の米国株は、資源価格の下落や12月の憲法改正を巡るイタリア国民投票への不透明感から欧州株が下落した流れを受け、軟調にスタート。月末のOPEC総会での生産調整への期待感から原油価格が上昇したことを受けエネルギー株が買われ、寄り後にニューヨークダウはこの日の高値1万8915ドル(前日比12ドル高)をつける場面もありました。ただ、トランプラリーに一巡感があるほか、この日もFRB関係者から利上げに関するタカ派発言が続いたことも嫌気され、昼にかけ下げ幅を拡大。この日の安値1万8853ドル(同46ドル安)をつけていました。引けにかけ、長期金利の上昇を受けGSやトラベラーズなど一部金融株が買い戻され、下落幅を縮小したものの、週末のポジション調整の売りに、主力3指数とも反落して終了。この日NASDAQ総合指数は、ザラバで史上最高値を更新しています。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1428、値下がり1592と、売りがやや優勢。NASDAQ市場は、値上がり1533、値下がり1292と買いが優勢。

 ニューヨークダウは、反落。採用30銘柄は、値上がり11、値下がり19。この日は、個別株オプションなどの清算日で、同一業種間で方向感が異なる動きが目立ちました。突出して売買されたものはないものの、ドルの上昇を嫌気し、ナイキやP&G、ウォルマートなど多国籍展開する企業の動きがさえませんでした。全般に小動きで、ニューヨークダウの終日値幅は62ドルの狭いレンジの動き。この日は、トランプ氏の移民政策を嫌気し売られていたハイテク株に見直し買いが入り、NASDAQ総合指数は、史上最高値を更新しています。週間の上昇率を見てもNYダウの0.1%に対し、1.6%の上昇。投資家がドル高が多国籍企業にもたらす悪影響を懸念し、資金をシフトした動きが読めます。ただ、上げが先行したNYダウは、今週、週足MACDが買いシグナルを出すなど、中期的な強気相場に入っており、週明けは、再度、金融などトランプ関連が買い直される可能性も…。

 米国株は小反落。円は、米長期金利の一段高や欧州の政局懸念からユーロが売られたことを受け、対ドルは110円90銭台に、対ユーロは117円40銭台に、それぞれ下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を55円上回る1万8025円で帰ってきました。レンジは1万7920円~1万8125円。出来高は、前日比1300枚増の5万4020枚。このところ、米CME日経平均先物が高く帰ってきて、それに国内が追随する動きが続いています。以前から書いているように、トレンドフォロー型など海外投機筋の介入が思惑されますが、円安による企業収益の拡大期待など、海外のまともな投資家も日本株を見直さざるをえない動きが出始めており、週明けもこの傾向が続けば追随買いが入る可能性も…。ただ、直近レポートでも予想しましたように、ドル円相場は大きな壁に接近しており、いったんは、小休止する場面も…。アベノミクスに沸いた2013年初頭相場のようなパターンが出るかどうか。投機筋の取り組み次第。
詳しくは、明日のレポートで、注目株を含め分析、考察してみます。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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