大仏さんの「株やぶにらみ」
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本日の日本株は、イベントを控えたポジション調整売りや、為替、金利の方向性が定まらず、日経平均、TOPIXとも小幅安で終了。短期資金は、個別材料株の回転商いへ…
明日のOPEC総会や週末の憲法改正を巡るイタリア国民投票など、ビッグイベントを控え、相場の方は方向感を見失ったような動きになってきました。米国の金利の上げに一服感が出たことから、ドイツや日本の長期金利もやや低下気味。トランプ大統領の登場で、政策の良いとこ取りで上げたきたものの、重要イベントを前にやや反省的な気運も出てきたようです。ただ、米国株は昨年12月の利上げを含め実質一昨年末から伸び悩む動きとなり、高値を更新するまでに約1年半を擁しています。この調整期間を見ても、高値を付ける前の相場と、高値更新後の相場を同一視してはいけないように思います。以前から書いているように、金融危機の克服が課題になった2009年に民主党のオバマ大統領が登場。金融正常化や景気の立て直しのため、財政資金を投入。FRBのQE政策による低金利や市場への潤沢な資金供給で、米経済の立て直しに成功しました。

 この間、ブッシュ共和党政権時代に「なんでもあり状態」まで規制緩和したものを、金融機関が二度と無責任なことをしないように、座敷牢に閉じ込めるための諸規制を実施。昨年7月からは、禁輸機関のリスク資産の保有やリスクをとることを大幅に制限する「ボルカールール」を実施。この基準に合わせようと、米大手銀行が一斉に海外からリスク資産を引き上げたため、新興国への懸念が高まり、昨年初めからの株価調整につながりました。企業や米国民は、経済の伸びの鈍さには不満はあるものの、昨年のFRBの利上げで、既に危機は去った…という認識が強まっていましたが、クリントン氏は、さらに金融規制を強めるとともに、富裕層からの徴税を強化するという、オバマ政権が危機の克服を前提で実施してきた政策を続けようとしていました。一方、トランプ氏は、危機は克服された…との前提に立ち、オバマ時代に改善した財政資金を積極投入。規制を緩和することで鈍い景気回復に弾みをつけようという方針を出しています。見方を変えれば、今回の大統領選は、克服すべき金融危機が続いているのか、それとも、危機は克服され、景気に弾みをつけるときにきているのかの選択だった、ということもできます。

 まあ、トランプ氏のリーダーとしての資質は、これから徐々にわかることですが、経済は金融危機が克服され新しいステップに移ったということなんでしょう。米株の強烈な立ち上がり方は、米経済が新しいステップに入ったことを歓迎する「理想買い」の段階に入ったことを示しているように思えます。数年単位の上げ相場が続くことになるのかもしれませんね。一気に立ち上がった相場は、そう簡単にはつぶれないもの…。

 本日の日本株は、長期金利は低下、円は方向感が定まらない、OPEC総会などイベントを控えていることから、見送り気分の強い展開となり、終日マイナス圏で推移しました。日経平均の終日値幅が69円(1万8258円~1万8327円)と狭いレンジの動き。トランプラリーを受けて買われた証券や保険、その他金融など主力株が見送られる一方、短期資金が鳥インフルエンザ関連やTOB関連、IPO関連など個別の材料株に集まり、ストップ高するものも出ていました。ただ、早めに寄り付き、寄り後の動きが悪いものを売って他のIPO銘柄や値動きの良いものに乗り換えるなど、やや投機的な動きが強まっていることは気になります。

 結局、日経平均は、49円85銭安(0.27%)の1万8307円04銭と続落。TOPIXは1.01ポイント安(0.07%)の1468.67ポイントと13立会日ぶりに反落しています。出来高は、前日比2.3億株減の19億5601万株、売買代金は、同460億円減の2兆3080億円。騰落状況は、値上がり824、値下がり1020と売りが優勢。
 今日の終値での日経平均サイコロは9勝3敗、TOPIXは11勝1敗と、ともに低下。日経平均RSIは69%→68%、25日線かい離率は、+4.4%→+3.9%と、かい離が縮小。騰落レシオは132%→133%。指数の上では過熱感の解消の動きになっています。明日は、トランプショック時の919円安が落ちることからRSIが急上昇します。過熱感の解消には時間が必要ですが、2013年のアベノミクス相場の立ち上がり初期と同様な現象が出ており、変な弱気はしないほうが良いのかもしれません。

 まあ、今晩の米GDP改定値など、今週の米指標で、ある程度米金利と為替の方向が読めるはずですから、新しい流れに乗れる状態を作っておくのも大事ですね。目先に走って、ちょんまげをつかんでは、元も子もありませんし…。鳥インフルエンザ関連も、こうたびたび続いては、だんだん賞味期限も短くなってきますしね。まあ、下値はあったとしても週足一目均衡表の雲上辺を固める感じでしょうか。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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