大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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昨日の米国株は、対米投資の増加期待を受け、トランプラリーが再燃。景気敏感株などが買われ、主要3指数とも続伸して終了。
 おはようございます。
 トランプさん、今度は経済紙とのインタビューで、「高額薬価の引き下げをやる…」とのたまいました。「おいおい、それはクリントン候補が言ってたことじゃないの」。クリントン候補が落選したことで、安ど感から買われていた、医薬品株やバイオ関連は、一斉に売られています。まさに話が違うという感じで、投資家としては裏切られた感触もあるんでしょう。オバマケアも廃止といいながら、形を変えてトランプケアとして持続する方針ですし、タカ派的な物言いもだんだんトーンダウンしてきた感じです。中国も度重なる暴言に気分を害しているようで、何か仕返ししてくるかもしれません。そのうち、銀行を座敷牢から出したら何をするかわからないから、やはり、規制を強化し牢屋に入れたままにしておくは…なんていうかも。トランプ氏の一言で、ころころ変わる相場付き…これっていい相場なのか、それとも悪い相場なのか。リスク管理だけはしておきたいですね。

 7日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万9549ドル62セント     +297ドル87セント(1.55%)
 NASDAQ総合指数        5393.76ポイント        +60.76ポイント(1.14%)
 S&P500               2241.35ポイント        +29.12ポイント(1.22%)
 CME日経平均先物        1万8630円           +130円
 10年物国債金利         2.347%             -0.047%
 ニューヨーク原油         49.77ドル            -1.16ドル
 GOLD                1177.50ドル          +7.40ドル
 ドルインデックス          100.25             -0.22 
  

 昨日の米国株は、米中の景気拡大への期待からアジア、欧州株が上昇したものの、トランプ次期大統領が高額薬価の引き下げ方針を示したことを嫌気。医薬、バイオ関連株が売られ、反落スタートになりました。手掛かり材料がないまま、寄り後も軟調な動きになりましたが、今晩開催のECB理事会で緩和策の継続が決まるとの思惑から、金利が低下。高配当株が買われだしたほか、金利低下を受けドルが下落。これを好感し多国籍企業株も堅調に推移。昼にかけ次第に上げ幅を拡大する展開に…。昼を過ぎても買い意欲は衰えず、ソフトバンクの500億ドルの投資や台湾の鴻海の米国内での工場設置など米国内への投資増期待から、再びトランプ関連株買いが加速。不動産、金融、住宅など幅広く買われ上げ幅を拡大。ニューヨークダウは、引け近くにこの日の高値1万9558ドル(前日比306ドル高)をつける場面もありました。結局、主力3指数とも続伸。ニューヨークダウと、S&P500は史上最高値を更新。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2313、値下がり721(NASDAQ市場は、1850-1027)。

 ニューヨークダウは3日続伸。採用30種は、値上がり27、値下がり3。トランプ氏の高額薬価引き下げ方針を受け、ファイザーやメルクなど薬品株が下落。一方、ナイキの3%超えの上げを筆頭に、住宅関連のホームデポ、3M(投資判断上げ)や多国籍企業が上昇。2%超え上げた銘柄が12に達し、指数の押し上げに寄与。特に、上げを後押しする材料はなかったものの、このところ一段高のポイントになるとしてきたレンジ上限の抵抗線を抜いたところから一気に上げを加速しています。レポートでも2009年の金融危機時の底からの長期右肩上がりバンドの上限を目指している…としてきましたが、当面のポイントを上回ってきたことで、ややスピード感を速めた動きになるか…。ただ、52週来高値更新銘柄数が、ニューヨーク市場、NASDAQ市場とも400銘柄を超えてきており、買われすぎ感が強まっていることには注意したい。

 米国株は、続伸。円は、米金利低下を受け対ドルは113円80銭台に小幅上昇。対ユーロは122円30銭台に小幅に下落。CME日経平均先物は、米株高を好感し、大証先物終値比130円高の1万8630円で帰ってきました。レンジは1万8415円~1万8670円。出来高は、約1万8000枚減の4万9332枚。本日の日本株は、CME日経平均先物にサヤ寄せして始まった後は、今晩のECB理事会への警戒感から頭の重い動きになりそう。米債券市場で金利の上げすぎ感が出て、円が下げ渋っていることもあり、為替の動き次第では神経質な動きも…。引き続きトランプ関連の、金融、証券のほか、上げ足を速めてきたSOXX(フィラデルフィア半導体株指数)の動きを受けた半導体関連に注目したい。短期筋が仕掛ける底値圏にある出遅れ株の循環買いも…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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