大仏さんの「株やぶにらみ」
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週末の米国株は、金利上昇を受けた金融株や景気敏感株への買いを受け、主力3指数とも最高値を更新して終了。NYダウは2万ドル大台に大手。
 おはようございます。 内外とも、トランプ新政権への不安が広がっています。来週11日に記者会見が予定されていますが、オバマ大統領のサヨナラ演説と同日に設定するなど、去りゆく人を称えるスポーツマンシップは微塵もないようです。会見でオバマ氏をこき下ろすようなことをすれば、さらに国民の不安心を煽ることにもなりかねません。金融危機を克服した手腕に敬意を表するか、それともこき下ろすか…11日の会見は、トランプ氏の大統領としての資質を問うものになりそう。

 6日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        1万9963ドル80セント    +64ドル51セント(0.32%)
 NASDAQ総合指数       5521.06ポイント       +33.12ポイント(0.60%)
 S&P500              2276.98ポイント       +7.98ポイント(0.35%)
 CME日経平均先物       1万9585円          +185円
 10年物国債金利        2.421%            +0.072%
 ニューヨーク原油        53.99ドル           +0.23ドル
 GOLD               1173.4ドル          -7.9ドル
 ドルインデックス         102.20            +0.80 


 週末の米国株は、朝方発表された12月雇用統計で、非農業部門の雇用者数が予想を下回ったことや失業率が上昇したことを嫌気し売りが先行。続落してスタートしました。この日発表の製造業受注や貿易赤字も予想より悪化したことも嫌気され、ニューヨークダウは寄り後まもなく、この日の安値1万9834ドル(前日比65ドル安)をつける場面も…。ただ、平均時給が7年半ぶりの伸びになったことを受け、金利が上昇。これを好感して金融関連が買われたほか、NASDAQ市場でIT関連が上昇した流れを受け、ハイテク株も上昇。次第に上げ幅を拡大し、昼過ぎにはこの日の高値1万9999ドル(同100ドル高)をつけ、いよいよ、2万ドル大台乗せか、と思われましたが、週明けのトランプ氏の記者会見を控え、益出しの売りが増加。引けにかけ強気と弱気が交錯し高値圏で膠着しましたが、結局、大台乗せを達成できないまま新年第一週の取引を終えました。主要3指数ともそろって過去最高値を更新。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1426、値下がり1584(NASDAQ市場は、1270-1534)と、ともに売りが優勢。

 NYダウは反発。採用30種は値上がり19、値下がり11。金利上昇を好感しGSが1.5%、VISAが1.4%上昇。 デイズニー(+1.5%)、ナイキ(+1.6%)、アップストアの好調が伝えられたアップルが1.1%あげるなど、指数寄与度の大きい値嵩株の上げが指数上昇に寄与。一方、ディフェンシブ系のベライゾンが1.5%、小売り株への懸念からウォルマートが1.4%下落したものの、他の銘柄の下落率が小さかったことから、指数への影響は限定的。デイズニー、GS,ユナイテッドテクノロジー、AIG、モルガンスタンレーなどの主要企業が52週来高値を更新していました。想定通り、NYダウの長期トレンドは、リーマンショック後の安値を基点にするレンジ相場の上限ラインへ向け、順調に高値を伸ばしています。内外でトランプリスクを意識する動きが強まっており、週明け11日の初の記者会見への注目度が高まります。

 米国株は、主力3指数とも最高値を更新。円は、米金利上昇や投機筋のドル買いポジション調整の一巡から、対ドルは117円付近に下落、対ユーロも123円20銭台に下落。CME日経平均先物は、米株高や円安を好感し、大証先物終値を185円上回る1万9585円で帰ってきました。レンジは1万9315円~1万9620円。出来高は、前日比1万7000枚減の4万3259枚。1月4日につけた1万9665円の更新はなりませんでした。日本株は引き続き、米金利を受けた為替と米株次第の展開。トヨタへのトランプ砲のさく裂から、トランプ・ユーフォリアは一気に冷や水を浴びせられた格好。週明け相場は外的要因に左右されない銘柄にシフトしていく公算も…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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