大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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本日の日本株は、米次期政権やFRB幹部からのドル高けん制発言を嫌気し売られたものの、投機筋の先物買い戻しから買い安心感が広がり、3日ぶりに反発。
 英国のEU完全離脱宣言は、材料出尽くしとしてとらえられ、円は一時的に売り戻されましたが、一方で、米地区連銀の中でも有力なニューヨーク連銀総裁が、ドル高の弊害に言及。続いて、ダボ会議に出席していた次期政権の顧問がドル高リスクに警鐘を鳴らし、あさらにこれまで為替水準に言及してこなかったトランプ氏が、有力経済紙とのインタビューの中で、中国との競争の中で「ドルの水準はあまりに高すぎる…」と、ドル高をけん制する発言を行い、円は112円台まで買い上げられることになりました。
 トランプ氏が主張する国境税や財政出動による景気刺激を行うことはドル高要因になるのですが、この人には、経済的な理屈は関係ないようです。高すぎれば恫喝的なやり方で、ドル安にもっていけばいいと考えている節がありますが、無理にドル安にすれば国内物価は上昇し、金利も上昇。必然的にドル高になるのですが…。経済が無茶苦茶にならなければいいのですが。

 大統領に就任早々、複数の政策に取り組むとしていますが、就任式の席上で、TPPの脱退やNAFT(北米自由貿易協定)の見直し、イランとの核合意の見直し、中国からの輸入品への高率関税の適用などのほか、中東の安定を傷つける可能性が大きいイスラエルの米国大使館を他の宗教の聖地でもあるエルサレムに移転する計画など、まだ市場が知らない既存秩序の変更を言い出す可能性もあります。20日の大統領就任式が終われば、流れは変わるという見方もあるようですが、就任直後からバタバタといろんなことをやる…と言っていますので、まずは、これを見極めたほうが良いかもしれません。

 本日の日本株は、米国初のドル高牽制の動きを受けて円高が進行。朝方は、先物売りが入り、軟調なスタートになりました。朝方も予想したように、昨日、英メイ首相演説を目当てに売り仕掛けをしていたイベントドリブン型ヘッジファンドの動きが焦点になるとしましたが、寄り後に買い戻しとみられる動きがあり、一時、日経平均はプラス圏に浮上する場面もありました。ただ、買い戻しの一巡後は、CME日経平均先物の安値(1万8660円)を意識した先物筋の売り仕掛けが増加。裁定解消売りや円高を嫌気した外需株の売りなどが入り、前場半ばにはこの日の安値1万8650円(前日比163円安)をつける場面もありました。ただ、GLOBEX市場の米株先物がプラス圏で推移していたことから、押し目買いが入り、次第に下落幅を縮小。欧州市場が開く時間帯に入ると、先物を買い戻す動きが強まり、引けにかけ裁定買いなどから上げ幅を拡大していました。

 結局、日経平均は、80円84銭高(0.46%)高の1万8894円37銭、TOPIXは4.76ポイント高(0.32%)の1513.86ポイントと、ともに3日ぶりに反発して終わりました。出来高は、前日比1億株増の18億1826万株、売買代金は同1300億円増の2兆2282億円と、やや増加。騰落状況は、値上がり929、値下がり928と、ほぼ同数。鉄鋼、海運、石油石炭、水産農林などを上位に25業種が上昇。ゴム製品、医薬品、サービス、食料などを上位に8業種が下落。
 今日の終値での日経平均サイコロは、4勝8敗に上昇。TOPIXは6勝6敗で変わらず。日経平均RSIは、34%→37%に上昇。依然、底値ゾーンの40%割れで推移。25日線かい離率は、-2.5%→-2.0%にやや縮小。騰落レシオは101%→97%に低下。ストキャスティックス(%D)が14%台と、トランプラリー前の水準まで低下するなど、テクニカル指標は、短期的な反発があってもおかしくない水準に…。

 今日は、為替の動きがポイントでした。今回の円下落の3分の1押し水準に来ていたことや、テクニカルなポイントである13週移動平均線に届いたことから、円が売られやすくなっており、短期筋がドルを買い戻し。これが株先物買いを誘い、全体が反発したものです。また、レポートでも日経平均の下値めどとして上げていた上昇中の13週移動平均線(1万8544円)に株価が近づいていたことも先物買い戻しを誘ったのではないでしょうか。今日は、1月10日~13日売買分の裁定買い残が発表されましたが、前週から2437億円減少し、1兆6462億円まで減っています。12月末が2兆0600億円台でしたから、4200億円くらい減少した形ですが、裁定解消売りが年初来の下げに寄与したことが分かります。ただ、絶対的な残高が少ないことから、先物筋が売り仕掛けをしても破壊力はなく、深押しを警戒する必要はなさそうです。ただ、トランプ政権だけでなく、FRBもドル高には警戒していることから、幹部からのドル高けん制発言が出てくることには注意が必要。しばらく、為替は神経質な動きになりそうです。明確に底入れのシグナルが出て動いても遅くはないと思いますが…。ソフトバンクの8000円大台付近、13週線が接近してきた日立など…を逆張り方針で。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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