大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2017/07 | 08
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週末の米国株は、予想を上回る雇用統計結果を好感。景気敏感株中心に買われ主力3指数とも続伸して終了。
 おはようございます。
 米2月雇用統計結果は、事前予想通り非農業部門就業者数(+23.5万人)がエコノミスト予想(+19万人)を上回りました。注目の平均時給も、年率の伸び率は+2.8%と前月の2.5%台から伸びを回復しています。過去分については、1月分は上方修正、12月分は下方修正されたものの、トータルで9000人上方修正され、懸念されていた過去分の大幅下方修正はありませんでした。ただ、平均時給の前月比伸び率が+0.2%と予想の0.3%を下回ったことが嫌気され、利上げが加速するという懸念が後退。長期金利が低下した、ということですが、事前に強い数字が出ることが想定され債券売りのポジションが作られており、この買い戻しが金利低下につながったとみたほうがよさそうです。来週は、大きなイベントが控えており、軽々しい予想はできませんが、今週は、レポートでも想定したように、潮目の変化があったとみていいのではないでしょうか。

 10日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万0902ドル98セント    +44ドル49セント(0.21%)
 NASDAQ総合指数       5861.73ポイント       +22.92ポイント(0.39%)
 S&P500              2372.60ポイント       +7.73ポイント(0.33%)
 CME日経平均先物       1万9445円          -25円
 10年物国債金利        2.578%            -0.032%
 ニューヨーク原油        48.49ドル           -0.79ドル
 GOLD               1201.40ドル         -1.80ドル
 ドルインデックス         101.39            -0.64  


 週末の米国株は、朝方発表された2月雇用統計で非農業部門就業者数が予想を上回ったことを好感。景気の先行き期待が強まり買いが先行。続伸してスタートしました。重工やいインフラ関連など景気敏感株が買われ、ニューヨークダウは寄り後まもなくこの日の高値2万0940ドル(前日比82ドル高)をつけています。ただ、前月比で見た平均受給の伸びが予想を下回ったことや、イベント通過によるポジション調整の買い戻しから金利が低下したことを受け銀行株が下落。米国内での稼働リグ数の増加を受け原油価格が続落したことも嫌気され、昼にかけ右肩下がりの展開に…。昼過ぎには、この日の安値2万0827ドル(同31ドル安)とマイナス圏に沈む場面もありました。週明けにトランプ政権による予算教書の発表を控え、減税期待から買い直す動きが強まり、再度、プラス圏に浮上。NYダウとS&P500は続伸。NASDAQ総合指数は、3日続伸の終わり。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2001、値下がり979(NASDAQ市場は、1649-1182)と、ともに買いが優勢。

 NYダウは続伸。採用30種は、値上がり23、値下がり7。景気敏感のGEが2.1%、同キャタピラが1.0%、それぞれ上昇。医療保険制度改革期待のユナイテッドヘルス・グループが1.17%上昇。雇用増のメリットを受ける保険のトラベラーズが0.76%、VISAが0.7%、それぞれ上昇。指数の上げをリードしました。一方、金利低下を嫌気し、GSが0.72%、JPモルガンが0.32%それぞれ下落。ボーイングが1%下落。いずれも指数寄与度の大きい銘柄でしたが、上昇銘柄が多かったことからプラス圏を維持できたようです。週間では5週ぶりの下落。先週から急速にに高まった3月FOMCでの利上げ懸念を織り込んだ格好。レポートでも米国株に高値警戒感が強まることを指摘しましたが、想定通りの展開。ポイントは、来週のFOMCで示される参加者の金利見通し。3回利上げの可能性なら想定通りですが、4回利上げの可能性がある金利見通しが示されると、想定外で株価が調整する可能性も…。また、FOMC前の13日に予定されている予算教書の発表も、材料出尽くしを懸念する必要がありそう。先高方向に変化はありませんが、一時的に、踊り場を形成する可能性も…。

 米国株は続伸、。円は、ECBのQE終了前の利上げ報道によるユーロ高や米金利低下を受け、対ドルは114円70銭台に小幅に上昇。対ユーロは122円50銭台に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を25円下回る1万9445円で帰ってきました。レンジは、1万9300円~1万9530円。週明けの日本株は、13日の予算教書提出(予定)、14日・15日のFOMC、15日・16日の日銀金融政策決定会合、15日のオランダ総選挙…とビッグイベントが山積しており、気迷い感の強い展開になりそう。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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