大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は、トランプケア法案の採決期待から上昇したものの、終盤に採決見送りが決まって失望売りが増加。主力3指数とも小幅に下落して終了。
 おはようございます。 昨日は、月一の用事で街中を走り回っていましたが、途中で引っかかって時間を食い、書き込みができませんでした。ご容赦!

 市場が注目したトランプケア法案は、共和党保守強硬派「フリーダム・コーカス」所属議員の反対で、採決が見送りになりました。事前に予想されたことで意外性はありませんが、反対姿勢を示したことで、選挙民への言い訳も立ち、何とか採決の方に向かうのではないでしょうか。日本株は、為替の圧迫を受けていますが、昨日行われたイエレンFRB議長の教育に関する講演では金融政策に振れることはなかったようです。ただ、カシュガリ・ミネアポリス連銀総裁が、「金利引き上げに先行し、FRBのバランスシート縮小計画の詳細を作るべき…」と発言。ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁も「景気状況や政策動向によっては、年内3回、もしくは4回の利上げが適当…」と、いずれも一段の引き締めに言及しています。前回FOMC後の会見で、イエレン議長も「バランスシートの再投資をいずれ見直す方針を検討した…」と述べており、トランプケア法案が採択されれば、再度、金利が反転上昇に向かう可能性もあります。潮目の変化は案外御近いのかも…。

 23日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         2万656ドル58セント      -4ドル72セント(0.02%)
 NASDAQ総合指数        5817.69ポイント        -3.95ポイント(0.07%)
 S&P500               2346.96ポイント         -2.49ポイント(0.11%)
 CME日経平均先物       1万8900円            -30円
 10年物国債金利         2.423%             +0.015%
 ニューヨーク原油         47.70ドル            -0.34ドル
 GOLD                1245.00ドル          -4.7ドル
 ドルインデックス          99.74  +0.01 
 

昨日の米国株は、トランプケア法案の成立期待から買いが先行。この日発表された新築住宅販売件数(2月)が前月水準、予想をともに上回ったことを受け金利が上昇したことを好感。金融株が買い直されたことも指数の押し上げ寄与。ニューヨークダウは、昼過ぎにこの日の高値2万757ドル高(前日比94ドル高)をつけていました。ただ、共和党内で保守派との調整が難航していると伝わると、次第に上げ幅を縮小。この日の採決が見送られると、ヘルスケア関連株が主導して売られ、結局、ニューヨークダウは6日続落。NASDAQ総合指数、S&P500は小幅に反落して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1937、値下がり1034(NASDAQ市場は、1809-1014)と、ともに買いが優勢。VIX指数(恐怖指数)は、0.31ポイント上げ13.2ポイントに上昇。市場の先行き懸念が高まっています。

 ニューヨークダウは続落。採用30種は、値上がり11、値下がり19。前日、業績が予想を下回ったとして急落したナイキが2.69%高、堅調な住宅関連指標を受けデュポンが1.74%高し、指数を下支え。金利上昇を受けGSが0.36%、VISAが0.38%上げたことも指数に貢献。一方、トランプケア法案の採決見送りを受け、ユナイテッドヘルスが1.0%、軟調な原油価格を受けシェブロンが0.98%下落したものの、全般は上げ、下げとも小幅な値動きでした。予算案確定のための大前提になるトランプケア法案成立のための、党内調整で難航。トランプ政権の政策遂行能力への懸念から市場の悲観的な見方が強まり、プット・コールレシオの上昇、ジャンク債利回りの上昇など市場の悲観論な見方が高まっています。一方、指数は悲観に傾いているものの、ニューヨーク市場、NASDAQ市場とも、騰落状況は買いが優位となっており、押し目買い意欲は健在のようです。トランプケアに関しても、法案に反対している保守強硬派のリーダーが、昨日の採決見送り後に、法案成立を公約しており、早ければ24日中にも下院に提出される公算も…。市場全般が弱気に傾きすぎているところもあり、過大な弱気は禁物か…。

 米国株は小幅に下落。円は、米金利が反発したものの、政策リスク回避の安全資産買いから対ドルは110円90銭台に、対ユーロも119円60銭台に、それぞれ上昇。CME日経平均先物は大証先物終値を30円下回る1万8900円で帰ってきました。レンジは1万8815円~1万9000円と小動き。出来高は、前日比3000枚減の4万9980枚。本日の日本株は、米トランプケア法案の動向睨みで膠着した展開になりそう。米長期金利の低下に歯止めがかかりそうな動きが出ており、円上昇にも一服感が出るか…。ドル円相場は下値の壁を切っており、111円50銭台は戻りの壁になる…としましたが、想定通りこのゾーンで買い直されてきました。4月に米財務省の半期為替報告書の提出を控えており、日本の金融当局としても対策が打てないjことから、当面はこのゾーン付近でのもみあいになるか…。為替の動きと関係なしに、今期業績の増額修正と来期も増益が期待できる銘柄を逆張り方針で…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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